緊急事態
朝帰りになり、昼近くまで寝た。
起きるとお茶会と夜のダンスパーティーが一緒になった招待状が届いていた。
行ってみると、そこにいたのは貴婦人方。
お茶と共に戦役での活躍を話す。
「そこで足がツルッと滑ったのです。
気がつくと、あれ?敵将討っちゃった?の状況でして。」
どうやら面白可笑しく話せたようだ。
「それで、それで?戦場でのロマンスはどうなんですの?8人を相手にベッドでの戦いのお話しは本当ですの?」
「あら、はしたない。そのお話しはワタクシとベッドの上で、ね。」
なんだろう、アブナイ雰囲気だ。
「私達のお話しかしら。」
あの8人の女貴族が現れた。
「今日はそれを体験して頂きたくて、この会を開いたのですよ。皆様、御覚悟は宜しくて?」
はい、乱れました。夕方になっても皆様元気です。
「凄いわぁ。もう離れたくないわね。」
「あぁ、こんなお茶会なら毎日したいわ。」
「毎日してたら御腹がでちゃうわ。妊娠して。」
賑やかだ。
さらに扉が開いてドレス姿の令嬢が続々と入ってくる。「お母様?」「えっ?」
顔を赤くして行為を見ている。
「今夜はホールとベッドで踊るダンスパーティーにようこそ。ダンスのお相手は『英雄オルファン』よ。
初めての人は優しくしてもらいなさい。
親子でも、姉妹でも一緒にダンスしましょう。」
「オルファン様は明後日の昼に王都を発つわ。
明後日の朝までオルファン様のスケジュールを押さえました。」
「これは英雄との夢よ。夢なら楽しみなさい。」
はい、俺が楽しみました。新しい貴婦人、令嬢も次々にやってくる。オルファンはヤッテいく。朝日が登ってもそれは変わらない。
さっきまで抱いていたのは63歳の伯爵夫人。見た目は50歳くらいか。とても貪欲で8回はねだられた。
今上に股がって腰をを振っているのは9歳の公爵家令嬢。昨日までは男を知らなかった。だが、今ではこの有り様だ。
会場を出るまで食事はまったくできなかった。
上は68歳の先代公爵夫人。先々代の王様の妹らしい。
下は6歳の伯爵家令嬢。オマセな才女だ。
そして10歳から13歳の婚約者持ち、14歳から16歳の嫁入り前の令嬢は最後に悪夢のイベントが待っていた。貴婦人方の悪ノリ。お互いに妊娠確率上昇薬を飲んでの「種付け」。1人に2回ずつ放出。
昨夜の薬も残っているはずだから、貴婦人方も妊娠しただろうし、「種付け」した令嬢達はほぼ妊娠したかも。
「あはは。排卵香をあれだけ炊いたんだもの。何人が妊娠したかしら。」
「あら、貴女も炊いたの?私も炊いたのよ。」
「それなら種付けイベントをした娘は確実に妊娠したわね。悪い事をしたかしら。」
「ラムダ先代公爵夫人なんて『脱法都市視察団』を企画していたわよ。参加希望者は明日の朝出発よ。
妊娠確率上昇薬と排卵香を手配していたわね。」
「それなら、ここに来れなかった方にも声を掛けないと。」
女の欲望は止まらない。
朝帰りをして昼からパレードで王都を出る。
王都を出て3日、侍達と合流した。馬を何頭も乗り潰して駆け付けてくれたのだ。林の中で皆の苦労を労う。その時に閃いた。
4回の覚醒を終えて具現化しようと思っているカードはあるのだ。具現化して大丈夫かな?と思うカードもあるけど。たが、常に誰かが側にいるため具現化のチャンスがなかった。今がそのチャンスだ。
服部正重に見張らせたが尾行等は確認できない。さらに織田信実と永池筑後も見張りに付く。
まずは具現化して大丈夫か悩んだ人を。
C「針生盛幸」
「蘆名家臣。蘆名盛滋の息子。家老として蘆名家を支えた。」
図柄は平服姿のオッサンである。書物を広げてうたた寝をしている姿であるが。
C「肝付兼亮」
「大隅の大名肝付氏の第18代当主。肝付兼続の三男。家督相続後に戦で大敗し、有力家臣に相次いで離反された。最後は母や家臣達に追放された。」
鎧姿で胡座を書いて座りこんだ図柄だ。結構勇ましい。廻りに「敗北」「離反」と書いた紙が無数になければ。
C「蘆名氏方」
「陸奥の大名蘆名盛舜の庶長子。母の身分が低かったため、家臣に養育された。後に謀叛を企てるが数日で鎮圧され自害した。」
白拍子に囲まれて鎧姿で舞をまっている図柄だ。色白の目鼻のくっきりした美男子である。
「具現化」
今回はまだまだ具現化できる。
待望のRもあるし、初めての女性の具現化もある。
他にも武人以外の具現化も楽しみだ。
「お待ちを!!誰かが来ます!!」
服部正重の声で具現化を中断する。
現れたのは負傷した兵士。
「王都にてバラン公爵が謀叛!オルファン様にお付けした兵士と騎士を至急返して戴きたいとの事!!」




