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出迎え

現在馬車に揺られてゴトゴトとしている。

のどかだ。非常にのどかだ。

何事もなければ街道に魔物が出るなどあまりないそうだ。

通り過ぎる村では、女性達が井戸端で上半身裸で体を拭いている。性欲で駆け出したりはしない。ムラッとするくらいだ。聖者の腕輪よありがとう。

風呂は金持ちの物のため、庶民は水浴びをするか体を拭くかだけだ。

街になると物陰か部屋で体を拭くが、田舎だとこんなものらしい。


マリアン達の解説で知る世界観である。

今回の旅のためにガイドブックも買った。載っているのはわずか30個の村や街だが。

こんな物を買うのは金持ちだけのため、金貨40枚もした。地図は軍事機密のためついていない。


書いてあるのは村や街、都市の名前。そしてその詳細である。酒場のメニューから宿の裏メニューまで。さらにはその村独特の風習や祭りについても書いてある。

夜遊びについても、「酒場の裏の馬小屋で女を買える」とか、その村での夜這いのマナー、さらには「合言葉で夜を共にできる女性」の紹介までしている。美人局(つつもたせ)の情報も書いてある。


ここまで3つの村と1つの街に滞在してガイドブックの通りであった。酒場のメニューもそうだし、夜明けに村人総出で狩りをする風習もそうだった。

2つの村で夜這いを成功させ、1つの村では女村長と朝まで体で語り合った。街では秘密の娼館でサッキュバスを抱いた。本気で命の危険を感じた一夜だった。ガイドブックには「30分コースで」とあったのを1夜にしたもんなぁ。


「御主人様、今夜も出掛けられるのですか?」

今夜はこの村の秘密の婦人会に交ざる予定だ。

すでに話はついている。


・・・・。

激しかった。情熱的だった。6人と聞いていたけど18人いた。6人が乙女から「女」になった。

朝日が眩し・・。

婦人会の昼食会も急遽決まった。ご婦人方は忙しいため、若い方々との会食に。昨夜の6人もその姉妹もおいしく頂きました。

また夜の打合せも激しかった。その夜もさらに3人が乙女から「女」に。今夜は30人はいるかな?


娯楽がない村では外からの人間自体が娯楽らしい。

「あんた、この村の乙女をみんな食っちまったねぇ。」

「あんたが乙女って歳かい?」

「あら、私の娘はまだだよ。まだ10歳だからね。あっ、貴方が抱いてるのが私の娘だよ。いつの間に忍びこんだんだい?」

「アタシなんて旦那を亡くして2年振りだよ。アタシがあんたの子を産んでやろうかい?」

「お母さん、もう1回したい。」

「待ってな、先にアタシがするんだ。」

こんな有り様である。聖者の腕輪を外して丁度いいくらいだ。


追加で明日の昼食会も決まる。

こんな事でもしていないと、今回の旅は辛い。

創造神神殿に寄付をしすぎたせいで、神殿から目をつけられたようだ。

あと2つの村を過ぎた所にある修道院。そこで大司祭と会う事になっている。

一方的な呼び出しであった。内容はお礼となっているが、断る事ができないようになっている。

随行者は女性3人まで。


バレないと思って見張っている神殿連中への当て付けでもある。連中にマリアン達の裸は見せたくないからね。


昼食会を楽しんでから村を出る。

次の村ではどうしよう。ガイドブックでは「金稼ぎのために村長夫人が部屋を訪れます。宿の303号室に泊まり、黄金のミルクを注文しましょう。金額によって期間が変わります。現地妻としてもどうぞ。」派手に遊ぶか。俗物として伝われば厄介事を断りやすいからね。


オルファン達が去って4日後、この村を山賊が襲った。しかし、村の被害は0。40人はいた山賊は全滅した。何故か9体のシャドーナイトが現れて山賊を殲滅したのだ。その調査のために兵が派遣された。そのため、帰りはオルファンはこの村を通過するだけであった。


次の村では1夜だけ滞在して、夕方に出発した。

やり過ぎて夫人が壊れかけたからね。

およそ15時間。ぶっ通しだった。

聖者の腕輪を外していたし。


最後に泊まる村では神殿側が出迎えを用意していた。タイムアウトですね。

そこから半日、約束の修道院に着いてしまった。

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