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戦闘奴隷①

すがすがしい朝だ。

すぐに創造神神殿に向かい金貨4000枚を寄付をする。感謝の祈りもしっかりと捧げた。

神官や司祭が挨拶をしたいと言ってきたが逃げた。

面倒はごめんです。

その足で魔神崇拝の占い師を訪ねて金貨4800枚を寄付する。すぐに部屋に戻ってパソコンをチェック。

残金が40万Gと48万Mになっている。

早く次のセールがこないだろうか。


夜になってから気付く。

あれ?スキルガチャ専用パック。

忘れていた!!

戦争や葬式で買った事をすっかり忘れていた。

中に入っていたのはUCチケットが2枚、Rチケットが2枚、SRチケットが1枚。


今まで引いたRは3枚、SRは0枚。今までの時間は何だったんだ。涙が流れた。



現在オルファンは2つの屋敷を借りている。広大な敷地を持つ貸別荘には女性達だけ。およそ350人。

1年契約で借りた屋敷には男達だけ。オルファンと侍8人、戦闘奴隷10人、性奴隷5人の24人。

戦闘奴隷の10人はドワーフが3人、狼の獣人、象の獣人、カラスの獣人、有翼人、ハーフエルフ、そしてケンタウルスだ。


ドワーフの3人は背は低いが筋肉が凄い。装備で身を固めて敵の攻撃など気にせず突撃をするそうだ。

戦闘要員として高い人気を誇っている。

でも自分のドワーフのイメージは「鉱物掘り大好き」「鍛冶と酒をこよなく愛する」なんだけど。

話をするとこの世界でもそうでした。

特に酒は1人で3樽はいけるとか。

戦闘奴隷に酒を与える主人なんて聞いたこともないみたいですがね。


獣人は体の半分が獣といった感じだ。半分が人間なので物を持てるし、武器も使える。

顔はどの獣かの特徴がよく出ている。

種族を間違えるのはタブーだという。

誇り高き狼。巨大な体躯の象。空を飛ぶ賢きカラス。見映えも実力もあり貴族の需要が高いそうだ。

この3人も手柄によって、奴隷としては異例となる王の謁見をしたそうだ。普通なら手柄じたいが主のものになり、奴隷が王の前に呼ばれる事はない。



有翼人は人と変わらない。翼があって空を飛べるだけだ。ただ本人達は「地上に降りた天使の末裔」を称している。天使の末裔なのに種族として風魔法以外の適性が低いのは触れてはいけない話題らしい。

まぁ、翼が天使というより猛禽類だもんね。

だが、見た目は精悍であるため護衛につける貴族は多いそうだ。

他者との協調性に問題があり、街中で奴隷以外で見かける事は少ない。

この奴隷も「神話の○○が末裔にして英雄△△の妹の夫、その弟の血を受け継ぐ将軍□□を叔父にもつ武人※※の妹を、『いつか嫁に迎えると心に誓った』期待の新星とは我の事だ。」

・・・。

それ、もう英雄とか無関係じゃねぇ?



ハーフエルフ。

エルフでも人間でもない存在。エルフの美しさを持ち、エルフには及ばないが長い寿命と魔力が長所となる。だが、スラリとした体格のため腕力はあまりない、精霊との親和性を失い精霊魔法が使えないといった欠点もある。

彼は190歳。200歳から300歳が寿命と言われるハーフエルフなら人間で考えれば老齢か。それでも見た目は30代くらいだが。彼はその生のほとんどを奴隷として生き、貴族に8代に渡って仕えた。

その知識、知謀、教養を教わりたい。


ケンタウルスは上半身が人、下半身が馬だ。

森の賢者と呼ばれるほど見識がある。

速さとスタミナを持ち、槍と弓の扱いに優れる。

薬草や魔物の知識があり、ケンタウルスが1人いれば森での生存確率は大きく上がる。

ただし、発情期となる春先は使い物にならない。

男のケンタウルスは女のケンタウルスや雌馬に襲い掛かり繁殖行為をする。

女のケンタウルスは男のケンタウルスか人間の男性に襲い掛かり繁殖行為をする。

ちなみに産まれてくるのは母体となった種族となる。つまり、女のケンタウルスは必ずケンタウルスを産むのだ。また、男のケンタウルスと雌馬の間に産まれた馬は名馬となるそうだ。

このとき、何故か男のケンタウルスは人間の女性には襲い掛からず、女のケンタウルスは雄馬には襲い掛からない。

「発情期のケンタウルスは使い物にならない。」

戦場では有名らしい。そしてケンタウルスが奴隷として捕まるのも必ず発情期の時だ。

なんだろう。賢者と呼ぶ気がしない。



戦闘奴隷達との会話でこの世界での物価が少しわかった。この世界で金を持つのは王族、貴族、大商人だ。その彼らが欲しがる物は高い。

庶民が飲む酒はコップ1杯銅貨3枚。貴族用の酒はガラスのグラス1杯金貨5枚くらい。

その格差は1万倍以上。


奴隷もそうだ。金持ちが欲しがるような奴隷はオークションでしか売られない。値段も跳ね上がり金貨100枚以上になる。

対して普通の奴隷は大都市なら奴隷商人の店で、小さな都市や街は広場での奴隷市で売られる。見映えがいいものや労働力になる者は金貨1枚以上になる。人気は15歳から18歳。だが、幼い子供などは数人まとめて金貨1枚。見映えも悪く教養のない30代後半の農民の女などは銀貨50枚しないという。銀貨50枚。約50万円。安すぎる。

だが銀貨50枚を出せない庶民も多い。

若い女奴隷を銀貨120枚で買うために、自分の姉と妹、30代の妻と幼い息子を銀貨120枚で売った農民の笑い話もあるぐらいだ。なんだそれ、笑えねぇ。


売れ残った奴隷は安くなる。40代の女性を売れ残るまで待って、銀貨5枚から10枚で買って妾にするのが庶民の現実的な夢だという。

売れ残った40代男性が銅貨1枚で売られるのを見た事もあるそうだ。聞いてて悲しい。



さて、ここまで9人だ。1人は機人。迷い人だった。

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