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貴族の世界

今回連れている男性の戦闘奴隷は人間族が1人もいない。これも大貴族としての見栄なんだろうか。それとも単純に戦闘力?

詳しく聞きたいが、現在オルファンは本陣待機である。主な仕事は貴族の相手。

朝から会食、昼はパーティー、夜は酒宴。

どうやらパーティー三昧の貴族にも二種類いる。

本当に贅沢が好きでパーティーや酒宴をしている者。貴族としての見栄と財と権力の誇示のためにパーティーをしている者。

プライベートな天幕に入ればなんとなくわかるようにはなった。まぁ、招かれた時の調度品や酒、侍らせる女の数、側近の様子から誰でも推測できるんだろうけど。


最近はアインス男爵ともまともに話せていない。

アインス男爵も本陣待機だが、会食、パーティー、酒宴。全てオルファンだけが呼ばれる。

だからと言ってギクシャクするかと思ったら、彼はご機嫌であった。

恩賞の金貨50枚目当てに、次々と同じ様な貧乏貴族から縁談が申し込まれていた。

「これでやっと妹達の婚約が決まりそうだよ。」

最も多いのは男爵本人のはずだが妹優先のようだ。

ちなみに借金の申し込みも多数きているそうだ。



オルファンは1月経たずにグッタリとしていた。

朝から晩まで貴族との付き合いなのだ。

さらにこの世界にも「英雄色を好む」という言葉があった。つまり貴族の中では、女好き=英雄の素質がある、となっているらしい。


そうなるとどうなるか。

貴族の指示での色仕掛け、接待が待っている。


胸を強調したメイドが前屈みになるなんてまだ優しい。スカートから見えるお尻がいいとも思っていました。


食事に招かれて席に着いたら裸の女性が入ってくる。食事として裸の女性が運ばれてくる。

「今日は好きなだけ食べていってくれ。

なんなら持ち帰って食べるかね。ハッハッハッハッ。」

笑えねぇよ。


「オルファン君は甘いものは好きかね。私はよく熟したものが好物でね。それも野のものに限るよ。」

昔は山とかで遊んだなぁ。

「野いちごや枇杷は若い瑞々しいのが好きですね。それに、よく花の蜜で喉を潤しました。熟したもの ならムベや熟柿がたまりません。」

「おぉ、そうかね。君はどちらもいけるのか。準備しておいて良かったよ。」

入ってきたのは農家の女性か。取れ立ての野菜か果物かな?貴族の元には40過ぎの女性が5人。

オルファンの元には40過ぎが5人、10歳以下が5人、

10歳半ばが5人。果物や野菜はない?

「遠慮なく食べたまえ。私もこの野の者の蜜が堪らなく好きでね。君もわかっているねぇ。」

何のギャグだよ、それは!!


直接的なものになると与えられた天幕に裸の女性がいる事も多い。警備の兵も貴族からの贈り物である以上拒めないようだ。


「皆さま方のお心遣い、大変有り難く思います。ただ私としましては戦が終わるまでは油断せず、皆さまのお役にたてるよう、頑張る所存です。」


かどが立たないように断るが、結局『持ち帰る』事は拒否出来なかった。100人超えたね、これは。


断りきれないのは貴族本人からの誘いだ。

この世界では力がある者が偉い。力は権力であったり、腕力であったり、財産であったりする。

だから一夫多妻もあり、一妻多夫もある。

そんな中での女当主からの誘いだ。

「不貞をして御主人を怒らせるわけには。」

と、断ろうとしたら爆笑された。

まぁ、他の男を押し退けて当主になるくらいだから女傑なんだろう。この戦争が終わったら屋敷を訪れる事を約束させられた。

あぁ、これで約束した女貴族は8人。戦地にきた女貴族全員だ。


ちなみにベッドで女貴族達に襲われているのは毎日だ。酒宴が終わるのが日付が変わる頃、そしてその1時間以内には襲撃がある。そして朝日が昇る頃に戻っていく。

俺の睡眠時間を返せ!!

最近は女貴族の相手をする事により、怪しい集まりには呼ばれなくなったのは救いか。

「やはりオルファンは英雄だな。儂ならあのうちの1人でも相手をしきらんよ。それを8人まとめてだからな。いや、さすがは英雄だ。」

すでに知らない者はいないようです。


今夜は女貴族3人、その侍女5人を相手にしている。

頭の中に声が響く。

「おめでとうございます。この世界で初めて妊娠させました。『子孫繁栄』を解放いたします。」


子孫繁栄:

(創造神付与)妊娠確率があがる。産まれてくる子供の素質判定が有利になる。精力が増す。相手の愛情が増す。妊娠した相手に「運上昇(小)」を付与。

創造神「産めよ、増やせよ、大地に満ちよ。」


(魔神付与)妊娠確率があがる。本来子供ができない相手でも妊娠が可能となる。自分と相手の性欲が増す。相手の非支配欲、従順度が増す。妊娠した相手に「愛欲の呪い(対象限定)」「愛欲の守り」を付与。

魔神「産めよ、増やせよ、全てを支配せよ。」



愛欲の呪い(対象限定):

オルファンに対して非常に激しい愛欲を抱く。交わるたびに呪いは強化される。


愛欲の守り:

対象を影から守るシャドーナイトを配属する。

シャドーナイトの強さは愛欲の呪いの強さに比例する。


創造神は優秀な子孫を沢山残せって?パートナーとの愛を育めって?

魔神は全てを自分のものにしろって事か?



お願い。早く戦争になって。

開放して。

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