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5話 四神達の力

変更点:四神達の神器化の設定をなくしました。



「ぬかせ、ギガライトニング」


エンシェントメタルスライムがそう言うと、俺たちの左右に魔法陣が出現し、そこから電撃が向かってきた。

しかし、それはクロのはった結界に阻まれる。


「馬鹿な!わしの魔法をランク1の結界魔法で防ぐなんてありえん!」


クロのスキルに結界魔法というのはない。

そのかわりユニークスキルに【玄武】というのがある。



【玄武】

日本の方角を司る神の眷属に与えられるスキルのひとつ。

[ランク1] 大地魔法と結界魔法をスキルレベル最大で使える。



ついでに【朱雀】【白虎】【青竜】のスキルはこうだ。



【朱雀】

日本の方角を司る神の眷属に与えられるスキルのひとつ。

[ランク1] 火炎魔法と治癒魔法をスキルレベル最大で使える。



【白虎】

日本の方角を司る神の眷属に与えられるスキルのひとつ。

[ランク1] 風魔法と雷魔法をスキルレベル最大で使える。



【青竜】

日本の方角を司る神の眷属に与えられるスキルのひとつ。

[ランク1] 水魔法と氷魔法をスキルレベル最大で使える。



となっていた。

それぞれ[ランク1]だと魔法が二つ、スキルレベル最大で使えるようになるようだ。

俺は四神達に、


「あれに勝てそうか?」


と聞くと、四神達は力強く頷いてくれる。

すると、セイとシロがエンシェントメタルスライムの前に出る。


「なんじゃ?二匹だけでいいのか?」


「そうだな、何故か負ける気がしないんだよな」


俺は何故か四神達が負けるとは思えなかった。

何故かというとステータスを見たときにエンシェントメタルスライムのHPとMPは四神達より低かったからだ。

懸念があるとしたら相手が<ランク7>でスキルをどんなものを持っているのか分からないことだ。

どうやら、相手の方がステータスが低くてもランク差が大きいと完全に神眼で鑑定できないのでスキル欄が『?』で分からない。

そう俺が分析していると、シロがエンシェントメタルスライムに前足の爪で切りかかる。


「ふん!避けるまでも……。ぎゃぁー」


こちらを侮ってか、それとも自身のボディーに絶対の自信があるのか避けなかったエンシェントメタルスライムはシロの爪によって体の一部が削られていた。

そして、セイもいつの間にかエンシェントメタルスライムの右側に移動しており横から竜爪を使って切りかかる。


「くっ、見えておるわ!」


セイの攻撃をエンシェントメタルスライムはぎりぎりで避ける。

そして、セイの爪撃は空振りに終わったのだが空ぶった先の草原の地面が目に見える範囲で抉れている。

何を言っているか分からないだろうが、俺も今見ている光景に正直驚いている。


「うわっ、これはもう少し手加減しないと環境破壊になってしまうな……」


「………、はっ。ばかな! わっちの鑑定でもそこまでステータスは高くなかったはずじゃ。

っ、まさか偽造スキルか!!」


エンシェントメタルスライムはやっと俺たちの危険性を理解したようだ。

すると、エンシェントメタルスライムは逃げ出した。

うん、逃げた。

もう、草原のはるか先にいる。


「たぶんそれが一番の選択だな。シロ頼めるか?セイ、シュイ、クロも行くぞ!」


____________________________________                                   


(何なのだあの小僧は。あれは駄目だ。

わっちの鑑定スキルを無効化する偽造スキルなどランクがわっちより上か、もしくは何か特別なエクストラスキルを持っとるのか……。

どちらにせよ、あの攻撃、わしより強いのは間違いない。

だが、わっちがここまで進化できたのは圧倒的強者には手を出さなかったからじゃ。

それに速さだけは自身がある。ここまで来れば大丈夫じゃろう)


エンシェントメタルスライムはさっきの場所からだいぶ離れたからもう大丈夫

だと思って移動するのをやめる。


「逃げるのはもう終わりか?」


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