第三十八話〜召喚された男〜
前回のエール
「感動の再開」
ゆっくり読んでいってね
「ひゃあああぁぁぁぁ助けてぇぇぇぇぇ」
僕は丈草 伊吹。たしか数時間前までは××高校から下校してたと思うんだけど…足元に魔法陣?が出てきたら…
「ゴアアアァァァァァァ」
「なんでドラゴンとかいるのぉぉぉぉ〜」
幸い足は早いほうだったけど…それだけでこんなにも追いつかれないものなの!?どうでもいい…今はまだ助かってる…誰かに助けを…
「わっ」
僕は地面のくぼみの中に落ちてってしまう…
「いててて…あ、あのドラゴンは…」
「ゴァ?ガァ…」
ゴアとガアだけで十分なほどに感情を表せれるドラゴンだな…とりあえず誰かにいろいろと情報をもらわなきゃ…
「ふんふふ〜ん♪」
…元気のいい鼻歌が聞こえる…
「わう!」
「お〜ベスはそっちに行きたいのか!」
声の主はどんどん近づいてくる…よかった普通の人…だ?
犬の首が3つになってる時点で普通じゃないんだけど…
「誰?」
10歳ほどの身長を持ち、赤い髪の少女はそう聞いてきた
「あ、ああ僕は丈草 伊吹。伊吹って呼んで」
「イブキかぁ…私はエール、エール・マーキュリーよ。それにしてもイブキ、珍しい服着てるわね〜」
珍しいのか?いやそもそも名前が日本じゃない…魔法陣といいこの服が珍しいといい…
「ここは日本じゃ…」
「ニホン…?」
異世界かぁぁぁぁぁぁ!!!
「は…はは…異世界に来ちまった…」
「えぇ!?大丈夫伊吹!?」
全然大丈夫じゃない…
「とりあえず…凹んでてもしょうがないでしょ!こっち来て!」
そう言ってエールと名乗る少女は僕の手をとる…僕は立ち上が…
「ゴアアアアァァァァァァァ!!!」
でた!表現多彩なドラゴン!
「あんたね…魔実が高くなった原因は…」
逃げなきゃ!
「エール!逃げよう!」
「いやよ!ここでこいつを討伐する!」
何を言ってるんだ!?ドラゴンを倒す!?僕より幼いこの子が!?
「何言ってるんだ!?早く逃げよ…」
言い切る前にドラゴンが突進してきた
「ベス!下がってて!」
あ…そういえば3つ首の犬いたなぁ…
「わう!」
ベスという犬は元気よく返事をして後ろに下がる…
「グレイシャ=シールド!!!」
厨二病かな?そう思った時なにやら透明で薄い何かが僕らを覆う…そして覆い尽くした後、ドラゴンが突撃する…僕は目を瞑ってしまった…だが何かぶつかった音と「ゴァ?」という鳴き声だけだ…ほんと表現多彩なドラゴンスゲーな。目を瞑ってても状況がよく飲み込める…僕は目を開ける…やはり透明な何かがドラゴンの突進を妨害していた
「ゴアアァァァァァァ!!!」
ドラゴンはそう叫ぶと口から火の玉を放つ
「ちょろい」
しかし、その攻撃ではびくともしてなかった…
「それじゃ次はこっちの番よ!」
エールはそう言うと空を飛び…空を飛んだ!?いいなぁ…じゃなくてエールを中心になにやら氷の槍が一…十…百ほどありそうな数出現しドラゴンに向かって放たれる。速さと硬さの関係か豆腐…とまではいかないがドラゴンの体に突き刺さっていく…「ゴアアァァァァ…」
ドラゴンは力のこもってない叫びを上げ、絶命した…
「ふぅ…んー!!!」
エールは伸びをしている…何この少女TUEEEE!!!エールはドラゴンの死骸をなにやらしまう仕草をし、ドラゴンだったものが消える…
「さ!証拠もしまったし街に行こう!」
僕…殺されたりしないよね…?
召喚された男の子…一人称俺の方が良かったかな?まあそれはぼちぼち考えていきましょ




