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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第二章】結婚したい。
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第五十三話 やっと知ることが出来た。的なお話

食堂に行くと既にリィナさんがいた。

キリッとしていて酔っぱらいでもなければ二日酔いのグロッキーでもないいつものリィナさんだ。

一緒に朝食を食べながら今日の予定を聞く。


「今日は……今日こそは勉強会をしようと思う。」

「分かりました。それで場所はどこにします?」

「そうだな…君達の部屋を使っていいか?」

「いいですけど、ちょっと片付けしたいんで三十分ほど待ってくれませんか?」

「ああ、こちらも準備するものがあるし構わないぞ。」

「ありがとうございます。」



さて、リィナさんが来るまで三十分も無いしさっさと片付けないとな。

荷物なんかはストレージに仕舞えばいいんだけど、掃除もしとかないと。


「セフィア。悪いんだけど紙とペンを買って来てくれない?聞いた事をメモっときたいんだ。」

「うん、分かった。リリンはどうする?」

「お願い。」

「うん、了解。」


セフィアに買いに行って貰ってる間に掃除を終わらそう。

そう思ってルリエちゃんに掃除道具を借りようと声をかけると「お客様であるお兄さん達に掃除をさせるわけにはいかないですよ。」

と言って掃除をしてくれる。

とはいえ、申し訳ないので手伝うと、リリンが凄く活躍している。

ぶっちゃけルリエちゃんの1.5倍は働いている。

え、俺はどうだって。

……ルリエちゃんの0.4倍です。



セフィアが紙とペンを買って来てくれたがリィナさんは来ない。

そしてどういうわけかルリエちゃんも居る。

そうして待つこと三十分。

リィナさんがやっと来た。

アベルさんと金髪青年もやって来た。

なして?


「アベルはアイテムボックス持ちでな、道具の説明などに便利だから連れて来た。」

「便利だからって…。まあ、そんな感じらしい。で、こいつは俺の弟でクルトって言うんだが、一応こいつも冒険者でな、丁度いいと思って連れてきた。」


遭遇すること四回目で、まさかの本人ではなく別の人から名前を聞くとは。


「お久し、ぶりです。初めて名前聞いたけど。」

「なんだ、お前ら知り合いか?」

「セフィア達がもっさ…じゃなくてモテないおっさん'sに絡まれてた時に助けに来たそうです。まあ、あっさりやられてたけど。」

「マジでか。こりゃあ、明日から鍛え直さないとな。」

「ちょっ、待ってくれよ、兄貴。」

「問答無用。」

「うわぁー。」

「えーっと、そろそろ始めませんか?」

「そうだな。」



発狂しかけたクルト君が落ち着いてから授業が始まった。

何故かまだルリエちゃんがいるが。


そして授業の内容だが、とりあえずということでDランクまでの魔物についての説明や特徴、弱点に攻撃の仕方などを教えてくれたり、魔法道具の使い方なんかを教えてくれた。


途中に昼食を挟んだ後、本命のDランク以降に出てくる護衛依頼の心得や注意点、その時に知っていて役に立つ、食べられる野草や、薬草と毒草についてを教えてくれた。

この時にルリエちゃんが一生懸命聞いていた。

一言一句逃さないと言わんばかり。

確かにこの内容なら知っておいて損はない。



「うわ、もうこんな時間か。そんじゃ俺らはそろそろ帰らせてもらうわ。」

「今日はありがとうございました。」

「おう。」


そう言ってアベルさんはクルトを連れて帰っていった。


授業のあとは四人で夕食を食べる。

そしてリィナさんと部屋で別れたあと、昨日、一昨日と出来なかった分を埋めるかのように18禁なことを多めにした後、川の字で寝た。

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