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猫とフェレットの箱庭〜箱庭スキルと暖かい料理で無双します!〜  作者: 荒ぶるうどん
第一章種を蒔こう

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9/9

第9話腹ぺこ蛇さんとさくふわトースト

れ、レシピがうろ覚え過ぎる…orz

小人たちが自身の家を建てている時であった。大きな腹が鳴る音が箱庭の外から聞こえてきたのだ。


<誰ー?>

<外ー。>

<猫呼んでくるー。>


小人たちは気になり猫に報告しに行ったのだ。猫はそれはお腹がすいた時に出る腹の音だと分かったのだ。グーグー腹の音が小人たちが住む予定地の近くから聞こえるという事は…


『お腹空いてる誰かがいるってこと?』

『お腹空くのはだめだな!』

『うーん…そうだ。卵と油あるから…』

<猫ー、畑から何か黄色い作物出てきたー。>

『え?』


ふと畑を覗き込むと黄金色に輝く小麦が生えていたのだ。小麦と言えば小麦粉、つまり…


『パンが作れる。』

『ぱん?』

<ぱん?>

『よし小人さんたちの出番だよ!』

<<<<わーい!>>>>


小人たちと猫とフェレットがせっせと小麦を収穫、古びた小屋だった綺麗な小屋の中にある加工品であればなんでも作れる機械に小人たちが小麦が入った袋をセット、小麦粉へと加工していく。


<こむぎこ?>

<小麦粉。>

<こむぎー。>

<ぱんたのしみー。>

『猫ー、なんか瓶が置いてたー。』

『こ、これは酵母?!なんでここに…ってあ。パンを作るには酵母が必要だった…でもなんで?まあいいか。』


酵母菌とは柔らかいパンを作るのに必須なアイテムのこと。この異世界においては理解不能なアイテムであり…そして革命であった。猫とフェレットと小人たちは何も知らないまま小麦粉を運んでいく。


<せっせと、せっせと。>

<作り置きのレンガ使うー。>

<薪窯作るー。>

<パンパン、パン作りー。>

<<<<パン釜出来たよー!>>>>


小人たちの手際の良さによりレンガ造りの薪窯が完成したのだ。ちなみにだがこの時代ではレンガ造りの薪窯はレア中のレアだ。


『ありがとう小人さんたち。』

『小人ありがとうー!』

<<<えへへ。>>>

<パン作る?>

『うん。』


パン作りならぬ食パン作りが開始されたのだ。酵母を使いパンを発酵、何度も発酵した後こねる。こねた後は食パンの入れる金属製の形の中へ。


『なんであるの。』

『食パンー!』

<楽しいみー。>

『…まあいいか。』


ちなみに食パンの必要な道具と食材を用意したのは神様である。ハラハラしながら見ていたためである。さて場面は外にいる森の主である。


「しゅるる…」


森の主である蛇は腹ぺこであった。美味しい食べ物を食べたいと思うのは生物ならではの本能であろう。生肉だけだから飽きてきたのだ。肉食な筈の蛇は焼いた肉の味を覚えてしまったのだ。あの焼いた肉食べてみたいなと思っているといい匂いがしてきたのだ。


「しゅる?」


何もないはずの場所から匂いがするのは不思議だと思いながら辺りを見渡す蛇。するとどうだろう何もない場所から誰か出てきたではないか。


「シャー!」

『あ、どうも。』

『だーれ?』

『蛇さんだよ。』

『蛇さん!』

「しゅ、しゅる…」


思わず困惑してしまう森の主の前に何か置かれた。それは現代においては当たり前の食事…トーストであった。


「しゅる?」

『お腹空いてるんですよね。』

「しゅる?!」

『腹ペこ蛇さん!』

「しゅ…しゅる…」


ちょっと照れる森の主は思わずトーストを見る。箱庭の中にある猫とフェレットが住む家の中にあるトースターで焼いただけのもの。だというのにこんなにもいい匂いがするものなのかと。


「パクっ。」


森の主は腹ぺこであった、そしてグルメでもあった。ふわふわでサクサクのトーストに舌鼓をしていた。柔らかでその上ほんのり甘い。程よい焼き加減のトースト。


「しゅ、しゅる…」


もう無くなってしまったのかとションボリしているとおかわりが置いてあったのだ。猫がおかわり居るのかと思って事前に置いておいたのだ。


『おかわり入りますか?』

「しゅる!」


こうして森の主ならぬ蛇は猫とフェレットから貰ったトーストを気に入り、自身の鱗を渡したのだ。これを持っていれば無事この森を通り抜けられると言う意味で。


『なんだろコレ。』

『綺麗だなー。』

「しゅる。」

『大切にします。』


その日から良き隣人として蛇と交流していくことになるのだった。一から作ったパンは他にもあるのだ。お惣菜パン、デザートパンなどなど。


『ソーセージパンとか作れたらなぁ…』

『なーにそれ。』

『お肉が詰まったパン。』

『食べてみたいな。』

『作り方思い出せたら一緒に作ろうね。』

『おう!』


一方その頃神様は…インターネットでソーセージの作り方を調べていたのだった。羊の腸を使って肉を詰めるのがソーセージである。


『あれ、なんか羊の腸と腸に詰めそうな道具ある。』

『なんだこれ。』

『ソーセージの作り方もある…あ、神様。』

『かみさますげー!』

『後で作ったソーセージお供えしようね。』

『おう!』


初めての転生者の動物ためソワソワしながら見守っている神様宛にお供え物が来た時は神様は泣いて喜びこれからも協力しようと考えるようになったとかなんとか。


『レパートリー増えたね。』

『ソーセージまだー?』

『まだだってば。』

『ぶー。』

食パンにバターを塗ってサクサクした食パンの上にジャムを塗るのも好きですし、焼く前にトマトソースを塗ってその上にハムとチーズとバジルソースを乗せたピザトーストも大好きです。

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