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第22話 オムレツ特訓


「そうそう、いいですよ。しっかり混ぜてくださいね。」



前は何も決められなかったリリア様が、今は自分の意思で卵を混ぜている。私は、胸が熱くなった。



フライパンを熱して、卵を流し込む。



湯気をあげるフライパンに、リリア様が恐る恐る、卵を入れていく。


「最初は、アンナがお手本を見せますね。」


ササッとフライパンの中の卵を混ぜ、オムレツの形に仕上げた。


「アンちゃん、どこで覚えたんだ!?オレの弟子にならないかっ」


私の手際に、料理長が驚いた。



フフンッ、主婦歴約25年、当然ですよ!!


心のなかで得意になりつつ、


「お断りですーーー!」と言った。



「……オムレツ、将来有望とはいえ、リリア様には、ちょーっと難しいかもなあ。」


料理長が考えている。


「…リリア、お母さんに、おむれつ食べてほしい…」


大きな目を潤ませながら、リリア様が料理長を見上げて言った。



ズキューンと、料理長に矢が刺さる音が聞こえた(気がした。)



「よーく言った、リリア様!!」

「おじちゃんが、責任もってできるようにしてやるよっ!!!」


それから1週間、リリア様の特訓は続いた。


ーーーそれから毎日、侍女達には、色々な形のオムレツが食事に出されることになった。

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