第二十五話 イルマの家族救出作戦
--翌朝。
二人はベッドから出ると、クラウディアは入浴するために浴場へ。ゲオルグは身だしなみを整えて朝食のため、ラウンジへ向かう。
--ラウンジ。
ゲオルグたちは、朝食のためラウンジに集まる。
ゲオルグと悪友二人に続いて、朝の入浴を済ませたクラウディアを含む女の子たちが揃い、全員が揃って朝食をとる。
ゲオルグは朝食を食べ終えると 班の仲間たちに昨夜、閃いた名案『イルマの家族救出作戦』を話す。
クラウディアは、ゲオルグの話を聞き終えると開口一番、問い質す。
「ゲオルグ! そんなことして大丈夫なの!?」
悪友二人もビビリ気味に口を開く。
「それ、ヤバいんじゃね?」
「ああ」
ゲオルグは、自信満々に答える。
「大丈夫だって! オレが責任を取るから!」
「でも……」
クラウディアは困惑する。
ゾフィーは、意外にも乗り気であり、目を輝かせ興奮気味にゲオルグに告げる。
「ゲオルグ様! やりましょう! このゾフィー・ゲキックス、お供致します!」
「そう来なくちゃな!」
ゲオルグは、ゾフィーの賛同を喜ぶ。
ゾフィーは、姉ソフィアがトラキア戦線で武勲を挙げて帝国騎士ライヒスリッター十字章・クロスを授与されていた。
ゾフィーにとって『イルマの家族救出作戦』は、ゲオルグの元で武勲を立てて、姉ソフィアに近づく、またとない好機であった。
エミリアたちもゾフィーに続いて口を開く。
「私もゲオルグ様についていきます」
「私もです」
「お供致します」
班の仲間たちの反応を見たクラウディアは、諦め気味に告げる。
「まったく。……私も行くから。……でも、どうなっても、知らないわよ!」
ゲオルグは笑顔で答える。
「オレに任せろって! ……じゃあ、朝飯を食べ終わったら、全員、戦闘装備で甲板に集合な!」
こうして、『イルマの家族救出作戦』は実施されることとなった。




