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RUTS  作者: 三品大
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四十六話 一月十五日

   一月十五日


 楠木の頭の中は一度様々な思いがごちゃ混ぜになり、限界を突破して弾けて止まった。薄ぼんやりとした意識を何とか保ちながら、彼女は街を歩いていた。

 もう何も考えることができなかった。悪い想像はたくさんした。いや、悪い想像しかしなかった。楠木は電車の切符を買うことすらスムーズにできない。どうにか街へ繰り出しても、心は一向に変化がない。気が晴れることも、何か解決策が見つかることもなかった。

 いつも行っている服屋の店先で立ち止まるが、中へ入ることはしない。入ってもどうにもならないとわかっていたからだ。自動販売機で暖かい紅茶を買い、ベンチに座った。しかしいつまでたってもその栓は開けなかった。人差し指に少し力を込めることさえ、無意味に思えてきたのだ。

 行き交う人々を眺める。美しい人、醜い人。凄く醜い人、普通の人、凄く美しい人。

いったいこの中の何人が幸せなのだろう。悩みもなく、自分の軸も収入も安定していて、愛する人に愛される人間がどれほどいるだろう。歪みのない道をただ歩くだけで、幸せというものは手に入るのだろうか。この中には、そういう幸運な人がいるのだろうか。

歪みだらけだ。

楠木の歩く道は他の人と違い、醜く歪んで、障害物がたくさんある。今まではその障害をものともせず、まるで普通の道を歩いているかのような顔をして生きてきた。だがそれももう限界だ。

芝蔵という最大の障害が、楠木の行く手を阻んでいる。

醜い、醜い障害。それは大きくて、広くて、とても越えられそうにない。どうして自分はこんな道を選んでしまったのだろう。

幼い頃、父を嫌悪して育ったことが原因なのだろうか。母が捨てられ、死んでしまったことで、自分の道は暗くすさんだものになってしまったというのだろうか。

もう、たくさんだ。どうして自分だけがこんな目に遭わなければいけないんだ。

楠木は頭を抱えた。栓を開けていない缶の紅茶が道路に転がった。

助けて欲しい。誰か、助けて。

楠木はほとんど声にならない悲鳴を上げた。誰にも聞こえない苦しみと悲しみは、とても虚しく街の喧騒にかき消された。

ふと、地面に影が留まっているのに気がついた。歩き去ることのないその影は、転がっている缶を拾って、楠木に差し出した。

助けに来てくれた。誰かが、私を助けに――

だがその思いは一瞬にして砕かれた。そこには、芝蔵塔子がいた。

楠木は電気が走ったようにその場から立ち上がった。ひしゃげたような芝蔵の顔を恐怖に駆られながら見つめる。

「はい、優ちゃん。偶然だね」

 偶然なわけがない。こいつは、つけていたんだ。

 楠木は足に力を込めて走り出した。通行人が迷惑そうな顔をするが、お構いなしに走り続ける。角という角を曲がって、逃げ惑った。二度とあの顔は見たくなかった。

 楠木は息をぜーぜーと切らしながら、立ち止まって後ろを見た。芝蔵が追ってくる様子はない。ほっと肩を撫で下ろすと、再び歩き始めた。

 だが一瞬、妙な気配がした。後ろを振り返る。そこには普通の市民達と、黒っぽい乗用車があっただけだった。芝蔵の姿はない。なんだろうと思いまた歩き出した。もう帰ろう。駅はどっちだろう。楠木は辺りを見回した。駅から遠くまで来てしまったようだ。街中を通るとまた芝蔵と鉢合わせる可能性があったから、仕方なく遠回りをすることにした。

 だがまた、気配を感じた。後ろを見てみる。また数人の市民と、黒っぽい乗用車があった。気のせいだと思い、また前を向いたところで、楠木は気がついた。

 どうしてまだ黒い車がいるんだ?

 歩いて離れれば、そこにあったものは遠くに、小さく見えるようになるはずだ。これは口に出していうのも憚られるくらい、あたりまえのことだ。しかしどうだろう。あの黒い車は、先ほど見たのと同じ車種で、同じ色で、同じ距離を保ったまま停車している。

 楠木の心臓は無理やり鳴らされたように動揺し、彼女は立ち尽くした。しばらくして落ち着いてくると、考えた。

 芝蔵だ。芝蔵は車まで用意していたのだ。

 楠木はまた走り出した。そして、走りながら振り返ってみる。例の黒い車は慌てたように急発進していた。やはりそうだ。

 楠木は車が通れないような細い路地を選んで走っていった。多少駅への進路がずれても、構わなかった。歩く人々はおかしな人間を見る目つきで楠木を見ていた。

 大通りに抜け、また路地へ入っていく。後ろを見るが、あの車はない。だが安心はしなかった。寒さをまったく感じないぐらいに汗だくになりながら、楠木はノン・ストップで走り続けた。駅が近くなってきても、足を緩めなかった。疲れは感じなかった。脳内麻薬が出続けているせいだろう。

 ようやく駅に着き、急いで切符を買った。改札を潜って、ホームまで行く。丁度来た電車に飛び乗ると、やっと楠木は安堵した。ここまでくれば、あいつも追ってこないだろう。拭いても拭いても流れ出てくる汗をわずらわしく感じながら、楠木は空いている席に座った。息がいつまで経っても整わない。普段使わない力を使ったからだろうか。全身から力が抜け出たようだった。

 霞む意識の中で、楠木は向かいの席の後ろのガラスを何気なく見やった。

 そこに映ったものに、また衝撃を受ける。

 彼女の隣の隣の席に芝蔵が座っているではないか!

 楠木は泣き出したくなりながらそれを我慢し、立ち上がってふらふらする足を懸命に動かしながら、車両を移動した。この電車の中では逃げられないが、できるだけ離れたかった。

 電車が駅に到着すると、駅名も見ずに楠木は電車から飛び出した。急いで、駅から出ようと階段を駆け上がった。下を見ると、芝蔵が追ってきていた。

 駅を出ると、まったく知らない風景が広がっていたが、どこでもよかった。あの芝蔵がいないところならどこでもいい。

 楠木は無我夢中で走った。意識が朦朧としてきても、止まろうとしなかった。

 子供の頃の悪夢の再現だ。毎日のように芝蔵に追いまわされるあの恐怖が、いま現実として楠木に迫っている。

 辺りは暗くなってきていた。そしてどんどん人気がなくなっていった。

 だだっ広い河川敷が見えてきたところで、ようやく楠木は足を止めた。地面が地震でも起きているのかというぐらいに揺れているように感じた。足の感覚はなかった。寒さからか、指先の感覚もない。

 河川敷に入ると、風が体に吹きつけた感じた。もう動けない。

 足音が聞こえた。そちらの方を見ると、芝蔵がこちらに向かって走ってきていた。

「優ちゃん」

 芝蔵はまったく息切れもなく、余裕の表情で笑っていた。

「優ちゃんって呼ばないでって…言ってるでしょ…」

 がはは、と芝蔵は大きく笑った。「私、走るの得意なんだ。柔道部だったし」

「あんたの特技なんて…訊いてない」

 芝蔵は楠木に一歩近付いた

「来ないでよ!」

 楠木は身構えた。握り込んでいたハンドバッグのファスナーを開ける。

「優ちゃんを好きになれるのは、私しかいないんだってば」

 その芝蔵の言葉は呪いのように黒い響きを含んでいた。楠木は総毛立った。

「来ないでって言ってるでしょ!」

 楠木は、ハンドバッグの中からナイフを探り当てると、それを取り出し、芝蔵の方向に突き出した。芝蔵は不適な笑みを浮かべている。

「そんなもので私をどうするっていうの?ねえ?」

 芝蔵はまだ近付いてくる。

「私に勝てるわけ、ないでしょ!」

 そう言って芝蔵は一気に楠木に向かって駆け出した。楠木は疲れで足を動かすことができず、ただナイフの鋭利な切っ先を芝蔵に向けることしかできなかった。

 芝蔵は楠木の腕を掴むと、そのまま河川敷の芝生の上に押し倒した。楠木は激しく抵抗する。足が芝蔵のみぞおちに当たり、手を握る力が弱まったのを見ると、楠木は急いで起き上がり、芝蔵の後ろに回った。

「やったわね」

 芝蔵は猛烈な勢いで楠木に突進した。その拍子に楠木はナイフを取り落としてしまう。

芝蔵はそれ目がけて手を差し出すが、楠木はそれを見て芝蔵の顔面に拳をぶつけた。鈍い音と共に、芝蔵は顔を両手で覆う。その隙間から、血がぽたぽたと滴った。

 楠木は急いでナイフを取り上げると、また芝蔵に向かって構えた。彼女を殴った右手がじんじんと痛んだ。

「血…血を出すなんて…許せない」

 余裕を窺わせた芝蔵の表情は一変して、憤怒のものに変わった。その形相の恐ろしさたるや、筆舌に尽くしがたいほどに、恐怖を煽るものだった。

 楠木は全身をぶるぶると震わせた。ナイフを持つ手も心もとない。

「ああああああああ!」

 芝蔵は絶叫しながら、楠木に踊りかかった。その様子は狂った肉食獣を思わせた。

 殺される――

 楠木がそう思った途端、手が勝手に動いた。

襲い掛かる芝蔵の右腕に、ナイフの刃が滑り込む。そして鮮血がほとばしった。

「あっ!」

 楠木は思わず声を上げていた。

芝蔵はうつろな目で傷口を見た。その表情は信じられないものを見たように、驚きに満ちていた。傷口からは血が滴り落ちている。

「本当に…刺すなんて」芝蔵は言った。

 楠木は肉を切った感触に吐き気を覚えた。胃の中のものが喉まで上がってくるのがわかった。口の中が酸っぱくなる。

「こ、このおおおおおおお」

 楠木は逃げ出した。もう動かないと思っていた足も、芝蔵の般若の面のような顔を見て走る力を取り戻したようだった。

「待ちなさいよおおおお!」

 楠木は残った力を振り絞って走った。

 しかしどこへ行けばいい?この女は楠木の家を知っている。

 どこにいけば…。



 浅利は九藤が住むマンションの前で長い間立ち尽くしていた。浅利はサークルに起こっている幾多の異変に立ち向かう決心をしたはずだった。だが九藤に会うと、それは揺らいでしまう。彼を美しいと思う感情が強くなりすぎて、他のことが考えられなくなる。このようなことは初めての経験だった。

 九藤とはもう会わない方がいいのだろうか。そうすれば、自分を見失わずに済む。しかし、彼は今浅利なしではいられなくなっている。九藤に会いにいかなければ、彼は見捨てられたと悲観するかもしれない。

 もう後戻りはできないと浅利は悟った。もう、皆止まらない。決して明るくはない方向に、全員がどんどん突き進んでいってしまっている。

 浅利はインターフォンを押した。仕方がない。九藤の破滅の美を受け止めなければならない。応答がないので、またインターフォンを押した。しばらく経っても返事はない。

 浅利は、あらかじめ教えられていた暗証番号を端末に入力して、マンション内に入った。何度となく使っているエレベーターに乗り、九藤の部屋がある階まで行った。

 部屋の前までくると、一応もう一度インターフォンを押した。やはり反応はない。浅利はハンドバッグの中から部屋の合鍵を取り出した。

 九藤は普段にも増して、塞ぎこんでしまっているのだろう。インターフォンに応答することもできないぐらいに、彼の精神は疲弊し、傷ついている。

 鍵穴に鍵を差込み、ドアを開けた。靴を脱いで部屋に上がる。中は静かだった。いつもそうだが、今日はその虚無感が増しているような気がした。疑問に思いながら、浅利は居間まで歩いていった。いつもなら、九藤はベッドで横になっているはずだ。

 しかし、そこに彼の姿はなかった。

 部屋中見渡しても、九藤はいない。トイレかな、と思い、浅利は椅子に座った。

 しばらく経っても九藤が姿を見せないと、浅利は何か焦りのようなものを感じた。今の彼が外出するということは考えにくい。なら彼はどこにいるのだ?

 浅利は立ち上がり、廊下に出た。隣の小さな部屋に入ってみた。そこにはダンボールや本棚が置いてあったが、九藤はいなかった。

 トイレのドアを見てみたが、鍵はかかっていない。一応ノックして、返事をないのを確認すると中を覗いてみた。そこにもいない。

 残すはバスルームだけだった。シャワーでも浴びているのだろうか。浅利は脱衣室に入った。すると、浴室の擦りガラスにぼんやりと、人の影が透けて見えているのがわかった。そういえば、昨日浅利は風呂に入っているか、と彼に訊いた。その後九藤はショックを受けたような顔をしていたことを思い出した。だから、風呂に入っているのだろう。

 だが浅利は妙なことに気付いた。脱衣室には、九藤が脱いだはずの服が見当たらないのだ。それに、浴室の中からは水が流れたり跳ねたりする音がいっさい聞こえてこない。

 浅利はおかしいと思い、浴室の中に呼びかけてみた。

「浅利だけど。九藤?いるの?」

 返事はなかった。ますますおかしいと思った。何かあったのではないか、と思い、ドアに手をかける。「開けるよ?」

 浴室に入ると、九藤が青白い顔をしながら、手首から血を流して倒れていた。

「九藤…」

 彼は目を瞑り、うつになってから一番安心したような、安らぎに満ちた顔で、ぐったりと浴槽にもたれかかっている。顔色は真っ青で、唇は紫色だった。

 浅利は愕然とした。ついにこの時が来てしまった。

彼は自ら命を絶つ決断をしたのだ。劣等感、絶望感、罪悪感。それらの感情が増大された状況から逃げ出すには、死しかなかったのだろう。

 浅利はしゃがみ込み、九藤を肩を揺すった。

 すると、反応があった。

 九藤は小さく呻くと、ゆっくりと目を開けた。そして口を力なく動かし、言った。

「浅利…か。来てくれると…思ってた」

 手首から流れ出る血液は、どんどんその量を増していった。

「このまま…死なせてくれ」

 九藤はまた目を閉じた。「ミイラの…話、頼んだよ」

 死ぬ。九藤が死ぬ。彼の悲しい人生が今終わろうとしている。それは浅利に恍惚感をもたらした。死は美しい。失われることは、形あるものの美徳だ。懸命に生きたからこそ、その死が美しく飾られる。九藤の人生のストーリーが完結するのだ。

 でも、それでいいのだろうか。浅利は九藤を見た。彼はもう話すことはなく、意識を混濁させているようだ。

今救急車を呼べば、彼は助かるかもしれない。このままでは、確実に死ぬ。

彼をこのまま死なせていいのだろうか?

 その疑問はそれ自体が疑問に思えた。浅利は九藤が死ぬことを切望していたはずではなかったのか。浅利の頭の中はこんがらがった。

 九藤がいなくなってもいいのか?あの女っぽい顔で遠慮がちに微笑む九藤の姿はもう見れなくなる。ミイラになったとしても、彼の人格まで保存されるわけではない。

 どうする?助けるか、死なせるか。

 どうすればいいのだ。



 マンションの前は騒然となっていた。電話で指示された応急処置を施された右手首を保護されながら、九藤は救急車に運び込まれた。浅利はその様子をじっと見ていた。

 どうして、助けたのだろう。

 九藤がいなくなると思ったら、助けずにはいられなくなった。いなくなることはとても感動的なはずなのに。今まで浅利に訪れなかった大きな感動が、やっと味わえると思ったのに。

「ご家族の方ですか?」

 救急隊員が浅利に尋ねた。浅利は首を横に振った。

「お知り合いの方ですか。乗っていかれますか?」

 浅利はまた、頭を振った。救急隊員は「そうですか」と言って、後ろから救急車に乗り込んだ。そしてドアがばたん、と閉められる。

 救急車はサイレンを鳴らしてゆっくりと発車した。野次馬が道の端に避けて、救急車はどんどん遠ざかっていった。

 周りにいた近所の住人達も、それを見て散り散りに去っていった。それでも浅利はしばらくそこに立っていた。

 自分はどうして救急車に乗っていくと言わなかったのだろう。彼の側についていてあげられるのは自分だけなのに。しかし浅利はこれ以上九藤と一緒にいることにためらいを感じていた。その理由はわからない。だが今まで感じたことのないような戸惑いがあることは確かだ。自分が自分でなくなるような感覚。これはなんだろう。

 ふと、浅利は背後に視線を感じた。

 後ろを振り返ると、そこには楠木が息を切らしながら帽立ちしていた。

「楠木?どうしてここに?」

 楠木は、髪は乱れ、表情は疲労の色が濃く、肩は激しく上下していた。悲しげな様子で浅利を見ている。よく見ると、彼女のコートに赤いしみがついているのがわかった。

「それ、血?どこか怪我しているの?」

 楠木は何も言わない。明らかに様子がおかしい。いったい彼女に何が起こったのだろう。そう思っていると、楠木は踵を返し、疲れを感じさせながらも素早く走り去っていってしまった。浅利はまた、胸騒ぎを覚えた。



 楠木は公園のベンチに座り、うつむいて泣いていた。夜の闇も、それに対する月明かりに照らされた滑り台やジャングルジムも彼女の目には入らなかった。後から後から涙が出てきた。視界と頭の中はぼやけ、自分の絶体絶命の危機に、唯一助けを求めようとした浅利が、九藤と一緒にいたことが、世界の終わりのように悲しく感じた。

 ――あなたを愛せるのは、私だけ。

 芝蔵の言葉が蘇る。そうなのか?浅利は自分を愛してくれないのだろうか。誰にも愛されず、必要とされずにこれから生きていかなければならないのだろうか。

「優ちゃん」

 楠木は顔を上げた。芝蔵が、ベンチの前に立っていた。顔は、笑っている。楠木はもう体が少しも動かないことを悟った。どうにでもすればいい。芝蔵を睨みつけた。

「見てたよ」

 芝蔵は世にも不気味に口をひん曲げて笑った。

「あれ、浅利さんだよね?」

 それを聞いて、楠木は蒼白になった。この人間はどこまで…。

「優ちゃんは、浅利さんが好きなんだね。愛してるんだ。そうでしょ?」

 楠木は答えなかった。声が出なかった。沈黙を肯定と取ったのか、芝蔵は嬉しそうにぐふぐふと笑った。否定しなければならないと楠木は強く思ったが、もう遅かった。

 満足げな様子で、芝蔵はそこから去っていった。その後ろに楠木は力なく言った。

「浅利ちゃんに手を出したら…」

 それ以上は、喉がからからに渇いていたために言えなかった。

 楠木は、また泣き始めた。


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