↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無敵のフルフェイス  作者: みけな
第一章 無敵のコンビ〜仲間編〜
33/150

33話 持ってきた物は最強?

雨が降るって言って、降らない。駅まで歩く事が多い今日この頃(*'ω'*)


ブックマーク、感想、読んでくれた皆様!

いつもありがとうございます(*'ω'*)

 次の日、僕達は装備を揃える為に町へと出た。


「あまり外を歩いている人が居ないんだね。」

「前いた町に比べるとそうね。それに今は早い時間帯だし。」

「時間帯によって変わるの?」

「そうね。朝方からお昼過ぎ迄は、大体の人は生産の時間よね。夕方になれば、仕事終わりで飲みに行く人が大半だから。この時間が少ないのはしょうがないと思うわ。」


 住んでいた事があるだけあって詳しいエストレア。そして今日は、昨日と比べてとても質素な服を着ている。キラキラ宝石類がなくても、通る人が振り返るくらい。喋らずにいれば綺麗な人には見えるのかな。


「何かしら?」

「エストレアってもしかして綺麗な人なの?」

「それを本人に確認するのはどうかと思うけど。」

「エストは綺麗ですよ〜レブルの方がもっと綺麗だけど。」


 セローが空気を読まない爆弾を投下して来る。その比べたりするとエストレアも……。


「私もそう思うわ。赤い長い髪。引き締まった身体付き。戦士としての心意気。」

「どうしたエストレア。やたらとレブルを褒めちぎるじゃねぇーか。」

「別に褒めちぎっては……。」

「怒ったレブルは怖いからな〜仲良くしておく為に褒めているんじゃ?」

「ちょっとゾンさん!そんな言い方したら、変に誤解されるで……大丈夫かしら?」


 そう言えばさっきからレブルが静かだ。僕の後ろに隠れるようには着いて来てはいるんだけど。


「レブル?」

「…………。」

「おーい、レブル。」

「は、はひ!」


 びっくりして舌を噛む。ものすごく痛そうである。


「朝から少しおかしいが、調子でも悪いのか?」

「ひょんなここは、なひ。」

「いや、アマン。おかしいのは昨日の風呂以降だ。きっと風呂で何かあったな……。」

「お風呂……!!」


 昨日の事は2人には説明してある。お互い見られたことも、もちろん話している。2人はしててレブルをからかう。後で怒られても知らないよ〜


「シノブさん……はぅ……。」

「恥じらう姿も可愛らしいわ。」

「おいおい。エストレアが目覚めたか?」

「昨日のレブルは可愛かったし。しょうがないの。」

「昨日あの後何があったんだか……。」


 昨日までギスギスしていた感じもなく、仲良し女子3人になっている。


「うんうん。女子には女子の関係があるって事だな。」

「仲良くなる事はいい事だ。怖がるエストレアも面白かったけどな。」

「ゾンさん。面白がらないで下さい!怖いんだから!あ。」

「……。」


 振り返ってレブルの顔を伺うエストレア。その恐怖に歪む顔が面白いのか、ゾンが笑いを堪えている。


「ん〜?どうしたの?エスト。」

「な、なんでもない。」

「今のレブルはダメダメだ〜」


 安堵の息を吐くエストレアに、ニヤニヤ顔のゾン。それに気がついたエストレアがゾンに突っかかる。


「それより当てがあるって言ってたが。」

「うん。この場所に行ってみようかと。」

「手紙をくれたおじいさんの子供のとこだっけ?」

「知り合いもいないし。どうせ買うなら信用できる人がいいと思ってね。防具って命に関わるから、しっかりしたものは欲しいじゃない?」

「そりゃ、違いねぇーけど。だったらもっと早く用意するべきだよな。」


 本当であれば僕もそう思う。しかし武器がダメだと結果的に狩りの効率が下がる。するとお金も堪らず、泊まる費用もなくなる。食べれなくなればいよいよやばい訳だ。


「その点は僕もレブルも、始めに武器を新調したからね。防具よりは武器で狩りの効率上げた方がいいかと。」

「でもシノブは武器ないよな?」

「……初戦で粉々になったけどさ。」

「壊したの私の剣だけじゃないのね。」

「壊したって言い方良くないよ〜。僕はただ全力で剣を振っただけなんだから。」

「剣が折れるのは分かるけど。砕けるって聞いた事ないわよ。」


 そこは僕も聞いた事ないから大丈夫。結局誰にも見せてないから、武器やに行ったら見せてみよう。


 ♦︎


 少し歩いて教えて貰ったお店の前に着いた。


「し、閉まっている……。」

「あの老夫婦も急用があって来ていたしな。何かあったのかもしれないな。」

「そっか。それじゃしょうがないか。」


 店の扉には休業中の紙が張り出されていた。しょうがないから引き返そうとした時、声をかけられた。


「あら?貴方は、もしかしてシノブさん?」

「え?はい。そうですが。」

「やっぱりそうね!その節は母がお世話になりました。」

「あの夫婦の娘さん?」

「ええ。せっかく来て頂いたんですし、どうぞ入って下さい。」


 老夫婦の娘さんに出会い、お店に入れて貰った。


「あなた。お客様よ。母達を送って下さった冒険者のシノブさんよ。」

「これはこれは。その節はお世話になりました。あ、ほら、椅子に座ってなさい。」

「お客様差し置いて座れないわ。」

「いえいえ!お気になさらず。その……赤ちゃんの為に。」

「そう?ありがとう。」


 その娘さんのお腹は大きかった。話を聞くと臨月との事で、老夫婦は急いで帰って来た訳は、こういう事らしい。


「あらあら、シノブさん!あの節はどうもありがとうございました。」

「いえ、無事に着けて良かったですね。お孫さん楽しみですね。」

「えぇ。主人共々、楽しみでしょうがありません。」

「すいません。今は武器を作っていなくて。店にあるものしかないんですが、ゆっくり見ていって下さい。」

「それでは少し見させてもらいますね。」


 女性陣は妊婦さんと話をしている。防具を見に来た訳だけど、今日くらいはいいか。特に戦闘しに行く予定も無いし。


「ん〜どんなのが良いか分からないな。」

「よろしければ、お選びをお手伝いしますよ。」

「良いですか?今まで装備って買った事なくて。」

「防具と言ってもたくさんありますからね。単純に物理攻撃を防ぐ鎧系ですとか、魔導師様なら魔力が上がったり、補助したりの軽装が多いですよ。」


 鎧系と言われ前に見たのと同じ様な、真っ黒の鎧がここの壁にも飾ってあった。魔力を上げる服に関しては、今着ている物と変わらないくらいの普通の服だった。


「今装備されている物はどうされます?」

「これはそのままが良いんですけど。服は特に何も無いから変えても良いかと。」


 ヘルメットはアイさんと話す為に必須。服に関しては動きやすければなんでも良い。


「許可さえ頂ければ、鑑定してみますか?」

「そんな事出来るんですか?良いのかなアイさん。」

『別に見られて困る事はありません。見れればですが。』

「良いみたいです。脱ぎます?」

「あ、そのままで大丈夫です。では……。」


 旦那さんがじっと僕の事を見る。鑑定って何かのスキルか魔法なのかな?どんな結果が出るのか、少しだけ楽しみである。


「え?そんな……これは。」

「どうでした?」

「シノブさん。申し訳ありません。この服以上の装備はここにはありません。兜に関しては鑑定不可でした。」

「それってどういう事ですか?」

「今まで見た事ないですが。国宝級のアーティファクトに引けを取らないかと。」


 国宝級?……人間界から持ってきたこれが?もしかして、僕はずっとこの格好なんだろうか……。


「簡単に言うと、シノブはこのままで良いって事だな。」

「そうなります。お力なれず申し訳ありません。」

「僕は別に良いよ。彼女らと、この2人に装備を見てもらって良い?」

「俺らもか?」

「うん。この前みたいに移動中に、戦闘する事だってあるかもだし。」

「そうか。」


 皆んなで装備を選んでいると……。


 ―ズゥゥゥン!


「なんか揺れた?」


 外に出てみると遠くの方で煙が上がっている。これは何かあったな。店に声をかけて僕らは現場に向かう。



忍「僕はずっとこのままなのか?」

アマン「いいんじゃないか?もう違和感ないぞ。」

ゾン「今更普通の格好しても、しょうがなくないか?」

レブル「私はかっこいいと思うから、そのままで良いけど。」

セロー「師匠はその格好で良いです!」

エストレア「慣れって怖いわね。」

忍「皆んなが言うならこのままで良いか。」


アイさん『ふふふ。計画通り……。』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。