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無敵のフルフェイス  作者: みけな
第一章 無敵のコンビ〜仲間編〜
32/150

32話 神風!!

ベターな事はやる!


ブックマーク、感想、読んでくれた皆様!

ありがとうございます(*'ω'*)

 お風呂を用意して貰い、早速男性陣が先に入る。


「あぁ〜しみるわ〜」

「そんな若いのにおっさん発言するなよ。」

「お風呂に入れたんだよ?それくらい良いじゃないか。」

「旅してると風呂付いているところはあんまりないからな。たまの風呂はいいもんだ。」

「ゾンは分かってるね〜」

「いやまぁ有り難いけどな。」

「ほほ。そう言って頂けると。ところで貴方はシノブ様ですか?」

「あーずっと顔隠してるからな。見るのは初めてか。」


 そんな僕の素顔が珍しいかね?ジロジロと見られている。


「そんなに見て……まさか!?僕はノーマルだからね!」

「ほほ。何を仰いますか。私には妻がいるのですぞ。」

「メカニーさんか。」

「ええ。厳しい人ではありますが、愛するのは生涯で妻一人です。」

「おーカッコいい。」

「じゃ、なんでシノブ見てたんだ?」

「いえ、私の拳を砕いた方なので。もっとガチガチの筋肉をお持ちなのかと。」


 いや、ガチガチの筋肉を持っていても、拳を砕いたりは出来んだろう。


「あれは魔力で身体強化しただけですよ。それに対して、本気で殴るから……。」

「魔力強化にも限度があるでしょう。まるで鉄を殴った感覚でしたぞ。」

「シノブは限度を超えているからな。」

「常人の感覚でいたら身が持たないかもな。」

「2人とも酷くない?」

「それにお若いのにあの強さ。シノブ様はお幾つなんですか?」

「僕は16だよ。」

「なんと!お嬢様と同じでしたか。凄くしっかりされていますな。」


 なんか凄い驚かれた。僕は別にしっかりしてないと思うけど。エストレアが落ち着き無いというか……言わないでおこう。


「お嬢様は落ち着きがなく。少しはシノブ様のように落ち着いて欲しいのですが。」


 言っちゃうんだそれ。


「あ、お嬢様には内緒でお願いします。」

「あーうん。なんか怒りそうだよね。」

「いやはや。その通りで御座います。」


 ―ザバァ!


「俺はもう上がるぞ。」

「俺も上がる。たまには良いが、長湯は疲れちまう。」

「私も先に上がります。長湯は血圧が上がりますからな。」

「僕はまだ入ってるよ〜もう少ししたら上がるけど。」

「そうか。のぼせんなよ。」


 アマン達が先に上がり、僕1人でお風呂を独占。


「泳いじゃおうかな。」


 無駄に広い浴槽で少しだけ泳いでみる。


 ―バシャバシャ。


「これが広いお風呂の醍醐味だよな。」


 浴槽に浮き天井を見る。露天風呂なら星が見れたかな……。


 しばらくぼーっと浮いていると声がした。


「あれ?何もないわね。」

「上がったんだよ。危ない危ない。」

「いないなら入っちゃいましょう。」


 この声はレブル達か…………。


「うぇ!?僕の服置いてあるから入ってこないよな?」


 いや待て、会話で何もないって言ってたな。もしかして、僕の服をアマン達が持って行ったのかもしれない。


「どうする?アイさん……うわ!ヘルメットが無い!これはピンチだ!」


 ……隠れる所はない。入口は一ヶ所……これは詰んだか?いや、扉を開ける前に声をかけて待って貰えば!


 急いで湯船を出て扉の向こう側にいる皆んなに声をかけて……。


 ―ガラガラ。


「あ。」

「え?シノブさん?」

「あ。師匠!もう上がりますか?」

「え?誰?」


 レブルは大きい目が更に大きく見開かれる。そしてセローさん、前を隠しなさい同時な過ぎるでしょう。


「僕だよ。忍です。」

「素顔そんななのね。思ってたより若い……体つきも普通よね。」


 そんな、まじまじと見るないで欲しい。


「と、ごめんなさい!居るとは思わなくて!」

「こっちこそ。ゆっくり入りすぎたかな。今出るね。」


 レブルは後ろを向いて僕を見ないようにする。だがそれが逆効果。前を隠しているから必然的に後ろがガラ空きだよ!


「師匠せっかくだし、お背中お流ししますよ!」

「セローちゃんは動じないわね。もう少し恥じらうと良いと思うわ。」

「そう言うエストレアも堂々としているよね。」

「私は隠す所は隠していますし。彼女の様な失態はしませんわ。」

「皆んなそんな見ないの!シノブさんが着替えられないでしょう!」


 エストレア……レブルに気がついているなら教えてあげて!そして今はすぐにでも着替えに行きたいが、皆んなが入口の前にいて出れない。間を抜けて出るのもあれだしな〜


「そう言えば貴方兜はどうしたの?」

「やっぱり無い?アマンが持っていったのかも。」

「脱衣所には無かったから、上がったものと思ったわ。」

「僕の荷物があれば、皆んなが入って来ることは無かったはずなのに。」


 1番右の真ん中に確かに置いていたはずだけど…………おや?ある。


「あれ?さっきまで無かったのに。」

「やや?突然現れた様に見えますね。師匠の魔法ですか?」

「分からないな。とりあえず被って聞いてみよう。」

「その濡れたままの髪で被るの?せめて拭きなさいよ。」


 そうだった。ついついいつもの感じで被ろうとしてしまった。今の僕はお風呂上がりでびしょびしょである。


「ブロウ!」


 ―ビューゥゥン!


「きゃ!」

「おぉ!?」

「あ。」


 ―パサリ……。


「これで乾いた。」


 急いでヘルメットを被る。


「頭隠して尻隠さずってこう言う事をいうのね。」

「師匠!前!きゃー……ちら。」

「シノブさんのシノブさんが!?」

「ごめんみんな。変なところを見せ……。」


 おや?皆んな何も隠していない?視線が下に……。


「それ以上こちらを向かないで頂戴。変態さん。」

「変態さんって……。」

「きゃはは〜師匠、エッチです〜」

「き……。」


 このパターンは……。


「キャァァァ!!!」


 ―ビュン!バチン!


 ヘルメットが叩かれ、少しだけ頭がグラっとした。避ける選択もあったけど。ここは僕がやってしまった訳だし、何でも受けようと思う。


「わ、私……入ってきますねぇ……。」

「私達も行くわよセローちゃん。」

「了解です!では師匠また次の機会に〜」


 そして脱衣所で1人。裸にヘルメットの少年が横たわる。


「おかしい。どうしてこうなった?」

『最後の風魔法は制御なしでしたから。タオルぐらい吹き飛ぶかと。』

「あーそれでか。って事は僕も……ないな。」


 変態さんか……言われてもしょうがないな。


「それよりアイさん。脱衣所に置きっぱだったと思うんだけど。セローが突然現れたって。」

『忍様が一定距離離れると、防衛で魔法がかかります。』

「どんな?」

『透明になるという、ごくありふれた魔法です。』

「それで僕がいないと勘違いされたのか。」

『申し訳ありません。忍様にはお話するべきでした。まさかこんな事になるとは……盲点でした。』

「なったものはしょうがない。着替えてさっさと退散しよう。」


 後でちゃんと謝らないとなぁ。いいもの見せて……いやいや、素直にごめんなさいだ。顔が少し熱いのは湯あたりでもしたかな。何か飲もう。

エストレア「それにしても凄かったわね。」

レブル「す、凄いって……ぶくぶく。」

セロー「師匠は凄かったです。」

エストレア「あんなに強くて、あんな可愛らしい見た目は反則よ。」

レブル「あ、そっち?」

セロー「可愛らしい?パパのより凄かったけど?」

エストレア「……セローちゃん。少し静かにしようか。」

レブル「シノブさんのシノブさんが……ぶくぶく。」

セロー「師匠は凄いです!」

エストレア「もうこの話やめましょうか。」

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