ミカ覚醒
仕方ない。受けきれるかどうかはわからないが紋章の力を出そう。僕は腕に紋章を浮かび上がらせた。あれ?足の怪我の痛みが消えていく…
純は以前ジークに斬りかかられた時の怪我が完治していたのを思い出した。そして本能的に紋章に治癒効果があることを悟った。「そうか…あの時、それで…」しかしピンチなのは変わらない。
ヒルデはカミナリを僕にワザと当たらないように落とすが、避けた所に的確にジークの真空波が飛んでくる。僕のパーカーのポケットから黒いカプセルがこぼれ落ちた。僕はとっさにカプセルを庇った。
背中を真空波が襲った。僕の血が飛び散る。
「ぐはっ!」カプセルのアラームが鳴った。
僕はカプセルを開ける力も入らなかった。
手からこぼれ落ちたカプセルが開いた。
中からミカが飛びだしてジークの前に立ちはだかる。「純くんに酷いことする奴は絶対に許さない。ミカを攻撃しなさいよ。純くんは私が守るよ。」「ミカ…」何か無いのか?ミカを救わなくては…!」僕は以前、ミカのカプセルと一緒に見つけた音叉のような棒をポケットに入れておいたのを思い出した。
「それでは地獄へ行け!」僕はジークの振り下ろした剣を音叉の棒で受け止めた…
キィィィィン!高い音が辺りに響き渡る。
突然ミカの身体が光り出し宙に浮いた。
頭に光のティアラが…
そして腕に紋章が浮かび上がる。
僕はその紋章の文字を目で辿った…
R…E:…VO…LU…TION…!〝RE:VOLUTION!〟
「バリーン!」いつもと違う目の輝きを宿したミカはジークの足元に鋭いカミナリの槍を落とした。ジークは後ろにジャンプして逃げる。
そしてミカは観客席上段を見上げると、テラとリンを縛っている男に向かってカミナリを落とした。たまらず男は逃げ出す。それに気づいたアリスは瞬間移動で男の前に出て捕まえた。
アリスは男を警備の兵士に渡してテラとリンを助けた。
ジークが「くそっ!おのれ…だがこれからだ。
互角になっただけだ。」
僕はジークの剣を避けながらトライデントを繰り出す。一進一退の攻防に観客席からもため息がもれる。
これでトドメだ!ヒルデがジークの剣に黒いカミナリを落とした。ジークの剣に黒いカミナリが宿る。
その刹那、更にミカの身体が光に包まれる…
そして腕の紋章からRの文字が消えていく…
「E:VOLUTION.!」
ミカはジークと純の間に超極大呪文級のカミナリを落とした。
僕はそのカミナリを握りしめてジークに斬りかかった。「うぉぉぉぉ!」
光の稲妻と黒い稲妻が交差する。
黒い稲妻は光の稲妻に飲み込まれていく…
「うわぁぁぁぁ!」ジークは場外まで吹き飛ばされた…




