↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら太子だったんだが、なぜか後宮が私と息子の禁忌の恋に沸き立っている  作者: zhaozhao


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
1/71

第1話 後宮の禁断(?)の噂

「もう一回。」

「本当にこれで最後だから。」

「お願いだからぁ。」


深夜。

東宮の寝殿から、甘ったるい女の声が途切れ途切れに漏れていた。


外で警護に立つ宮女や宦官たちは、皆そろって顔を真っ赤にし、俯いたまま息を殺している。


誰もが知っていた。

ここ数ヶ月、後宮にはある“公然の秘密”が存在していた。


――皇太子殿下と蘇貴妃様は、ただならぬ仲である。


しかも、その仲の深さときたら尋常ではない。

毎晩のように密会を重ね、一時も離れたくないほどの熱愛ぶりだという。


中には、蘇貴妃様が七日間も東宮に泊まり込み、一度も外へ姿を見せなかったという現場を目撃した者までいた。


噂はすでに六宮中に広まっていた。

妃嬪たちはこっそり盛り上がり、宮女も宦官も陰ながら応援。

さらには皇太后様までもが、密かに二人の仲を推しているという始末。


ついには――

『皇太子×蘇貴妃・公式応援団』

などという、聞くだけで恥ずかしくなるような組織まで結成された。


情報共有。

証拠隠滅……ではなく、秘密の保護。

そして二人の仲を邪魔する者の排除。


彼女たちは全力で“推し活”に励んでいた。


そして。

この後宮で唯一、その事実を知らなかった人物がいた。


――皇帝陛下である。


もちろん。

それは“つい先ほどまで”の話だ。



今。

東宮の外。

夜の闇の中に立つ皇帝の顔は、もはや墨をぶちまけたように真っ黒だった。


大太監の福海は地面に額を擦りつけ、震える声を絞り出す。

「へ、陛下……! こ、これは……何かの間違いでございます……!」


皇帝は冷ややかに笑った。

「……間違い?」


その瞬間。

寝殿の中から、またしても女の声が響く。


「もっと早く!」

「もっと速く!」

「あぁーーっ!」


皇帝の額に青筋が浮かび上がった。


間違い?

これのどこに間違いがあるというのだ。

生まれてこの方。

これほどの屈辱を味わったことなど、一度たりともない。


「ドォンッ!!」


次の瞬間。

東宮の扉は、皇帝の一蹴りによって無残にも吹き飛んだ。


木製の扉が倒れ込み、東宮全体が一瞬で静まり返る。


そして――

怒りに震える皇帝の声が夜空を切り裂いた。


「この……愚か者がぁぁぁ!!」


だが。

室内の光景を目にした瞬間。

その怒声は、ぴたりと止まった。


広々とした大殿の中央。

そこにいたのは――


蘇貴妃だった。


彼女は皇太子の背中にまたがり、片手で衣の襟を掴み、もう片方の手には木剣を握っている。

小さな顔は、興奮で真っ赤だった。


「はい、走って!」

「お馬さん、もっと速く!」

「出発ー! 突撃ー!!」


一方。

皇太子はというと――


額いっぱいに冷や汗を浮かべ、四つん這いになって床を這い回っていた。


「……頼むから……」

「これで本当に最後の一周だからな?」

「約束しただろ……最後の一周って……」


しかし。

蘇貴妃はぷくっと頬を膨らませた。


「やだ。」

「もう一回。」

「今度こそ最後だから。」

「お願いだからぁ。」


皇帝:「…………」


福海:「…………」


その場にいた宮人たち:「…………」


時が止まった。

死んだような静寂が東宮を包み込む。


私はゆっくりと顔を上げた。


そして。

門の前に立つ皇帝と、真正面から目が合った。


その瞬間。

頭の中に浮かんだ言葉は、ただ一つ。


――


終わった。

俺は太子だ。父皇の女と関係を持つつもりなんて、全然なかった!


周りの誰もが、俺が父皇の寵妃にぞっこんだと思い込んでいる。

宮中の宦官はカップル応援に夢中になり、後宮の妃たちも盛り上がり、皇太后までこっそり俺たちの CP 応援会に資金を出している。

父皇に至っては、俺に「天にも届くほど大きな」緑の帽子をかぶせられたと思い込み、兵を率いて怒り狂って東宮の門を蹴り破った!


だけど俺はどうしようもない。絶望的だ!

あの可憐な「寵妃」が、ただ俺を馬にして遊びたかっただけなんて誰が思うだろう……

父皇、話を聞いてくれ。本当にただ「騎馬ごっこ」に付き合っていただけなんだ!


史上最も気まずい「現場押さえ」の場面を見てみたいか?

不運な太子のサバイバルを見たいか?


下のリンクをクリックすれば、**無料で完全版を先行閲覧でき、さらに多くの後宮の勘違いエピソードが読める!

https://www.amazon.co.jp/dp/B0HFVJ63T9

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。