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ゼロレベル  作者: 光大地
Ⅵ章 滅亡した聖魔街

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45/52

Lv44

一方クームは、

周囲を瓦礫に囲まれた砂の道をゆっくり歩いていた。

僕はわかっていた、フードがフードであることを。

姿は昔とほとんど変わっていない。

それでも、確かに成長していた。

10年前の大厄災で行方不明となっていたフード。

僕はてっきり、

大厄災で命を落としてしまったと思っていた。

だから、ハルヤが魔法使いフードを、

追放したという話を聞いて、僕はとても驚いた。

確かめる為に、

色んな人から情報を集めて手掛かりを辿って、

あの村まで辿り着いた。

喋り方や性格なんかはガラリと変わってしまっていた、

けど、中身は昔と変わらないカッコいいフードだった。

だから――。

その時、僕は右肩をトントンと叩かれた。

僕は振り返った。


【どうしたのフー――】


振り返った先にいたのは……。


「繧医≧▒�縺剰ヲ九▽縺代〓」


ノイズのような声、

黒いハットに黒い布で身を包んだ異形。

目や鼻はない、白いのっぺりした卵型の顔に、

口には等間隔のギザギザ、腕はない。

鋭い指の付いた白い手が浮いている。


「1▥蟷エ縺カ繧▒°縺ェ〓」

【 】


ドクン……ッ!ドクン……ッ!!

鼓動が速まっていく、呼吸も乱れる……!


「縺薙▒ョ譎ゅr蠕〓縺ヲ▥縺�」

【 】

「縺雁燕縺ッ縺ゥ▒縺?〓」


震える手を動かした。

何度もペンを落とした、何度もペンを拾った。

なんとかスケッチブックに書き上げた。


【やめて】


異形はニタニタ笑う。

あまりの恐怖に体を動かすことが出来ない。

声を上げることも出来ない。

ただひたすら……。

目を、離せない。


「蜻ス荳槭>縺ッ辟。▒。驕九r蜻ス縺ォ縺ッ謚励∴縺ェ〓」

「逶ョ繧呈竭▒縺代※縺ッ縺ェ繧峨〓縺�」

「縺溘□縺イ縺溘☆▒繧峨〓」

「蜿励▒蜈・繧後〓」


異形は僕と向き合い、両手で僕の肩を掴む。

無意識に僕の体は動いた。

異形の両手を振りほどいて、少し距離を取った。

ドクンッドクンッドクンッドクンッ……!!

心臓が、全身へ血を叩き込むように激しく脈打つ。

震える腕を無理やり上げようとしたところ、

スケッチブックをはたき落とされた。

異形はニタニタ笑っている。


「縺昴▒蜉帙r繧医%〓縺帙!!!!!」


異形はゆっくり右手を僕にかざす。

逃げられない……!!


「邨……ゅ……▒……繧……上……」
















「どうした?クーム、そんなとこで突っ立って……」


!!!!


「ん?」


振り返ると、フードが立っていた。

もう一度前を向くと、異形はそこにはいなかった。


「な!?どうした!?そんなに真っ青な顔して、

汗もこんなにびっしょりかいて……」


僕は何も答えられなかった。


「……あぁ、レベル0だから体力ないからか。

まぁ、この砂漠の暑さには俺も参ってるけどな」


僕は呼吸を整えながら、フードを見つめた。


「な、なんだよ。いつにも増して真剣な顔しやがって、

まるで怖い夢でも見たような面だが?」


……なんとか平常心を保ち直し、

落としたスケッチブックを拾い上げ、ペンを動かした。


【……なんでもないよ】

「?。なんでもないならまあいいか、

それより気になったことがあるんだ、こっちに来てくれ!」

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