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ゼロレベル  作者: 光大地
Ⅲ章 狼の英雄と北の洞窟
20/38

Lv19 勇者パーティーの新メンバー

前回のあらすじ!

魔王軍テコ入れの魔物ガーゴイルDが出現した

怪盗ヒカルと勇者クームが一体

魔法使いフードが一体を相手して

なんとか勝利!

もう半年ぶりだからあんま覚えてないや!(by作者)

砂埃が少しずつ消えていくと、そこにガーゴイルDの姿はなかった。ガッツポーズを決めてはしゃいでいるクームにヒカルは近づいて来た


少年(クーム)…。私は感動したよ…。ありがとう。」

【怪盗のお姉さん…?】

「それよりも!さっきの魔法使いはどこなんだ!?」

【あ、あそこ!】


クームが指差した場所を見ると、そこにはフードが倒れていた。

急いで2人が駆け寄ると、やはりガーゴイルDの姿はなかった。


【フード!大丈夫!?】

「魔法使い!大丈夫か!?」

「ん…んあ…。そこにいるのはクームか…?

俺はガーゴイルDを倒したのか…?」

「ああ!倒したぞ!私達の完全勝利だ!」

「お前は、怪盗野郎か…。生きてたか…。う、イテテ…」

「魔法使い!」

「あ、はい」

「私は物凄く感動した!是非とも私を弟子にしてください!」

「……な…」

【!?】

「なんだとぉ!?」




「……つまり、俺達勇者パーティーに入りたいってことか?」

「勇者パーティー?君達は冒険者じゃないのか?」

【僕らの目的は魔王討伐!…だよね?(`・ω・´)】

「なんだと?この時代にまだ魔王討伐を夢見る新しい勇者パーティーが存在したのか…」

「俺は…ただハルヤの野郎を見返してやりたいだけだ」

「ハルヤ?あぁ、今一番人気の勇者か。魔王軍に勝ち星を上げている事は尊敬するよ。彼に嫉妬しているのかい?」

「誰が嫉妬するか!俺を追放しやがったクソ野郎!」

「ハルヤのパーティーにいたのかい!?」

「そんな名誉な話じゃねえ!俺は必ずあいつよりも先に魔王を倒すって決めたんだ…よ!」

「そ、そうなんだ。」

「あと弟子の話はなしだ!」

「な!?何故だ!私は見た目通り!盗賊などの上位職怪盗!戦闘経験も多々豊富の私を弟子にしない理由など…!」

「俺魔法教えるの苦手だからさー、それに俺達は魔王討伐の旅でこれから先も忙しいんだからさ。君にかまってやれるほど暇じゃ…」

「なら!私もその魔王討伐の旅へ連れていってくれないか!」

「ん?」

「それに私には何も教えてくれなくても良いんだ。ただ君達のパーティーに入れてくれるだけで構わない」

「ほー、言ってくれるじゃないか。俺達は日銭を稼ぐ為の冒険者でも、遺跡を調査する探検者でもない。

命を懸けて魔王軍に喧嘩を売る勇者パーティーだ。

死ぬ覚悟が出来ているなら勝手について来いよ。」

「命なら常に懸けているさ。だが死ぬつもりはないよ、なんてったって私は怪盗なんだからね」

「……。まぁ勝手にしな。ようこそ勇者パーティーへ」

【ZZZ…(¦3[▓▓]】

「なーに寝てんだ!起きろ!クーム!聖水持ってウルフタウンへ帰るぞ!」

【ブラジャー∠(`・ω・´)】


なんだかんだでガーゴイルDを倒すことに成功した

いきなり現れた知らない怪盗ヒカルも勇者パーティーに参入することになって賑やかになってきたし、これから楽しくなりそうだ?とにかく今は!聖水を持ってウルフタウンで暴れている英雄を元に戻さなくては…


この時のフード達はまだ気づいても考えてもいなかった。この怪盗に隠された大きな秘密の存在を…

おや?穴の上から誰かが去り行くフード達をじっと見ている


「おいおいおい!?マジで言ってるのか?あいつら、スライムDに続いてガーゴイルDも倒しちまったのかよ…。弱い型とは言えど、そろそろあの勇者パーティーも2つ目の警戒対象にすべきじゃないか?」

「……私達と互角に戦えた時点で…全勇者パーティーの中で一番の警戒対象となった…と聞いてないのか」

「お前、前より饒舌になったか?」

「細かい事は気にするな…とにかく監視を続けるぞ…」

「ああ、そうだな!」

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