プロローグ
20××年、T県においてはじめてのダンジョンが確認された。
ダンジョンと言ってもそこにいきなり空間が生まれた、というわけではなく転移の門が出現した。
転移の門をくぐると、ダンジョンへとつながるようになっているらしい。
らしいといったのはこれがどういった仕組みで動きなぜ、出現したのか不確定なことが多いからだ。
そしてこのダンジョンは始まりのダンジョンと呼ばれる。
なぜなら、このダンジョンの最深部には、”スキルプレート”なるオーパーツがあり、これに人間が触れることで、能力やスキルが付与されることがわかったからだ。
これにより、人間側にもダンジョンに対抗する術が与えられた。
それでも当初は多くの人間には能力は付与されなかった。
それはなぜか?スキルプレートは一つしかなく、もし仮に一人ずつ触れさせると時間がかかってしまうし、そうなると、能力により差が生じ混乱を生むからだ。
でもその後その問題は解消されることになる。
それはスキル《模倣》を持つものが出現したことでスキルプレートをコピーすることができたからだ。
この結果、多くの人に触れさせられるようになりすべての人間に能力を付与させることができたからだ。
その後もダンジョンは続々と出現し始め今でも、出現し続けている。
ダンジョンでは、普通じゃ取れないようなものや食料などもとれることから、世界の食糧問題を解決するともてはやされ今ではダンジョン潜りは一般的になりつつある。
副業にするものもいれば、専業としてもぐるものもいる。
こんな世界でまた一人プロの探検者にあこがれるものがいた。
それがこの物語の主人公の高校生二年生狩集夏である。
周りからは、名前をもじってカシューナッツとも呼ばれている。
このあとの投稿は結構空いちゃうと思います。
すみませんm(_ _)m