第九話 計画
朝起きて授業をするというサイクルを三日繰り返した。頼んでいた剣はちゃんと届いたが、店で見た見本よりも、ずっと素材がよかった。そういえば、買う際チェレンコフが店主になんか言っていたな。内容は何となく分かる。
万が一のための脱走の準備は進んでいる。あの奴隷商人は信用できるのかと聞かれたらノーだが、脱走にはあいつの手を借りなければならない。ああいう輩は、成功する自信があるから、話すのだ。でなければ反逆罪で打ち首だ。
手を借りるのは、絶対だとして、あの奴隷商人は取引と言っていた。奴隷商人の取引とは奴隷を買えということだろ?檻に値札が付いていたが、200万G?とかだった気がする。そうそう、この国の金銭の1Gは1円の感覚でいい。ちなみに、剣の値段は、500万Gとかその辺り。剣よりも奴隷の方が安いってどういうことだよ。
今思い出したがステータス何て物があったな。
『ステータス』
レベル:3
スキルポイント:10
昇級可能スキル:0
レベルが3になっているんですが!?
最初のレベルが1だったから、前の戦闘でレベルアップしたのか。しかし、このスキルポイントって何だ?あれか、スキルを購入できるやつか。何のスキルが買えるんだろう?
そう思い、スキルポイントのところを押してみる。すると・・・
スキルポイント:10
購入可能スキル
『広範囲スキル強化』:10
『突貫』:7
『消音』:3
『不知火』:15
『止血』:9
等様々なスキルが選択出来た。しかし、どういう並び方だよこれ。迷っていてもしょうがないので、一番上の『広範囲スキル強化』を押してみた。
スキル説明『広範囲スキル強化』
スキルを一時的に昇格し、広範囲にスキルを使用することが可能になるが、使用後次に使えるのが1年後である。
購入しますか?YES/NO
なるほどね、スキル強化するけど、次に使えるのが1年後とかゴミスキルじゃねえか。
いや待て脱走する際、俺の『現夢』が昇格して、長期接触で夢を押し付ける段取りなくなったらどうなる。
それで記憶を消せば、終われることはない。。クラスメイトからも記憶を消せば、バッタリ会っても、ばれることはない。でも、あいつらから俺と過ごした時間が消えるのか・・・しょうがない。一応、信用できない国でもちゃんと、面倒は見てくるだろう。しかし、……兵器運用の可能性があるな。 あの会話も俺たちを兵器として扱うとなると納得できる。
そうか!皆で帰れるようにするには、自由に行動できる奴が必要だ。それが俺か。となると俺は脱走しておいた方がクラスとしても楽だろう。
俺はYESの文字をを押した。スキルポイントを10も消費するのはでかいが、犠牲は付きものだ。
ユニークスキル『広範囲スキル強化』を手に入れました。
その音声が俺にだけ、聞こえた。
やることは決まった。後は脱走した後、どうするかと資金である。
王都から脱走した後、俺の顔は誰も知らない。つまり偽名とセットでなければならない。
名前が、今のと同じだと「あれあいつ日本人じゃね?」となるので、ばれないようにするには、偽名しかない。
偽名は後で考えるとして、今後の進路である。場合によってはめんどくさいことになりそうなので、単純なものがいい。
候補としては、冒険者、魔王軍があるが今考えれば、魔王軍は無しだな。魔王軍に入ったとして、皆と帰れるか分からないし、俺は魔王軍の奴を殺している。流石に仲間を殺した奴を仲間にするわけがない。
そうなると、必然的に冒険者になる訳か。
この世界に冒険者がいるかは知らないが、冒険する人ということで冒険者と俺は言っている。
とりあえず冒険するってことは地図がいる。でもそれは、図書室からパクればいいか。
さて、残る問題は資金である。財産が眠っているところを知りたいが、どうしよう。いや待て、パレードが終わった後、城の中で貴族を呼んでパーティーをするって聞いたな。
貴族からネックレスをパクるしかないか・・・何だろう、自分で思ってるけど何でもかんでもパクろうと思うんだろう?そんなに俺は盗みをそんなにしたいのか・・・
とりあえず問題はなくなったので、寝ることにしよう、決行はパレードの日の夜。やるしかない。
次回で一章は終わりかな?
ブックマーク登録や評価の方をお願いします。
感想や質問があったらコメント下さい。
主人公の剣何にするか決めてなかったので次回までには決めてきます。




