十.魔力結界(前編)
魔力結果を作る事になった俺は、キラー達から『エアリアルマスター』について教えて貰う事になった。
「いいか繋、お前の能力は本当ーに珍しい。だから、調整が少々難しいが慣れれば簡単だ。」
「ではまず最初は簡単な物体構築をしてみましょう。方法は、頭の中で自分の作りたい物体を想像して下さい。次にそのイメージを想像したまま空気で作る感覚を感じて、『ミル』で見えるようにしますので作れたら持って見て下さい。最初は球体でもやってみましょう。」
俺は、言われた通り球体のイメージを描いて、周りの空気を集めるイメージをしてみた。すると、何か体からゴッと力が湧いてくる感覚があり、『ミル』で見てみると、手の上に透明の球体が出来ていた。
「おー。一発で成功させたかー。」
「上出来ですね。」
と、二人が軽く感心した。
「これで良いのか?」
「はい、とてもお上手です。」
ブルーから言われとても嬉しかった。なので次に刀のイメージを作ってみた。すると、体が慣れたのか瞬時に作る事ができた。
「おー。何でも作れるんだな~!」
「はい。生き物以外は作れると思います。」
「で、作った物はこのあとどうなるんだ?」
「作ったのは、空気に触れている間は半永久的に残るぞ。壊す時は願えば勝手に空気に溶けて無くなる。」
「あと一つ付け足しますと、作った物体は、この現実の物や人にはすり抜けて効果が無いです。また、私達のように『ミル』が使える人以外は見えません。」
「まあ、こんな刀とかが急に目の前に出てきたら周りの人が驚くからそのへんは助かるな。」
「もし見える人がいたらそいつもお前や俺らと同じ奴だって分かるな。」
「その場合はどうしたらいいんだ?」
「その時は、とりあえずその刀で切って下さい。すると、こちらで調整して記憶を消しますので。」
「なんで記憶を消すんだ?」
「もし、俺達みたいな人格者同士が出会ったらそうしなければならないルールなんだよ。俺にもよー分からないけどな。」
「ふーん。と言うことは俺も消されているのか記憶?」
「いえ、私達は消されませんよ。『マスター』の特権もありますし、何より私の能力で記憶を圧縮させて消されないように出来ますので御心配なく。」
「了解。」
話が一段落した所で学校へとついた。
なので、刀と球体を無くそうとイメージしたら本当に空気へと消えていった。
そして、キラー達の話に集中して遅刻スレスレだったので、これからは少し早く出ようと思った。
続く




