蘭花伝 ──黎明の皇女は天命に抗う──
蘇 澄蘭(そ ちょうらん)は、大礼国第五代皇帝・冽然(れつぜん)の第二皇女である。十七歳の彼女は、難解な学術書を愛読する、引っ込み思案な少女だった。ある日、義兄の穏翊(おんよく)に連れられ、城下町へ降りた彼女は、生活に貧する民の姿を目の当たりにする。「皇女として、彼らのために出来ることは何か」。義姉や、婚約者の遠珂(えんか)との交流を通じて、彼女は少しずつ、皇女としての責務に目覚めていくが……。──これは、自らの運命に正面から立ち向かった皇女の、罪と再生の物語。
序章
序. 罪公主、澄蘭(ちょうらん)
2025/12/21 14:00
零.登場人物
2025/12/21 14:30
【第一章】日陰に咲く花
一. 書物を愛する皇女
2025/12/21 18:00
二. 央廷(おうてい)の貴公子
2025/12/21 21:00
三. 隣国、錚雲(しょううん)
2025/12/22 18:00
四. 婚約者との面会
2025/12/22 21:00
五. 淑女教育
2025/12/23 18:00
六. 穏翊(おんよく)の誘い
2025/12/23 21:00
七. 城下町へ(一)
2025/12/24 18:00
八. 城下町へ(二)
2025/12/24 21:00
九. 養母、芙澤(ふたく)
2025/12/25 18:00
【第二章】揺れる水面
十. 穏やかな日に
2025/12/25 21:00
十一. 大書庫へ
2025/12/26 18:00
十二. 厳格な皇太子
2025/12/26 21:00
十三. 過去の因縁
2025/12/27 10:00
十四. 二度目の市場と憂いの夕べ
2025/12/27 19:00
十五. 療養
2025/12/28 10:00
十六. 義姉との酒宴
2025/12/28 19:00
十七. 理解し合えぬふたり
2025/12/29 10:00
(改)
十八. すれ違う思い
2025/12/29 19:00
十九. 願い
2025/12/30 10:00
二十. 忍び寄る影
2025/12/30 19:00