第14章 今日の訓練はここでお終い
ねむと闘いながらの執筆&更新はつらい…致命的な誤字がなければよいのですが…
『慧、竹刀を振るうときは次にどう動くかを考えて振りなさい』
『でもいちげきでわるいやつをたおしたらかっこいいとおもう!』
また俺は過去の夢を見ているようだ。
竹刀を振り回す段階から打ち合いができるようになったくらいだったろうか…
『テレビでヒーローが悪い奴を倒す時も最初は普通に戦って苦戦して、最後に必殺技で倒すっていう流れができているんだ。最初から必殺技を出すのではなく、ある程度戦って疲れてから必殺技で倒す…ここまではわかるかい?』
『うーん…そっか、さいしょからひっさつわざでたおしちゃったらすぐおわっちゃうもんね!』
『あっているような…間違っているような…』
今思い出すと顔に火が出そうなくらい恥ずかしい光景だ。
だが、異世界に来て実際に戦ってみて痛感する。
戦いは一撃で終わるのではなく、いくつもの応酬があって成り立っている。
教えてもらったのが小さいころだからすべて覚えているわけではないが、父さんの言葉はこの世界に来てからのほうが痛感することが多い。
『これは戦いだけの話しではなく、人生にも言えることだ。その場のことばかり考えて動いたその先には…後悔しかないんだ』
『?』
その時の父さんの顔はまるで…何かを悔やんでいるような顔だった…
「……い、おい!大丈夫か!?」
「ん…」
ゆっくりと目を開けると目の前にはライヤーさんの顔がドアップで写っていた。
「まさか模擬戦で力加減を間違えるなんてな…俺もまだまだ修行不足だ」
「いえ…俺の我が儘のせいでこうなってしまったんですし…」
実際先ほどの攻撃がぶつかった場所は大きなクレーターになっている。
クレーターになっているということはお互いの斬撃はその場でぶつかり合い相殺されたのだ。
つまり俺の攻撃もそれ相応の威力だったということだ。
「にしてもさすがは勇者様だ。二回目の戦闘でこれだけできるっていうのはすごいことだ」
「ありがとう…ございます」
すごいと言われても、何回も気絶してるとイマイチ自信がつかない。
今後に期待だな…
「とりあえず今日の訓練はここまでにするから今日はゆっくり休め」
「わかりました…」
ライヤーさんに手を引かれ立ち上がり、俺は自室に帰っていくのであった。




