表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンで死なない優しい世界  作者: 黒髪石榴
MPポーションの罠
8/9

11日目 ダンジョン

お決まりの展開

凛花はB1Fでひたすらスライムを刈っていた。


「15kgも増えたから身体が重すぎるし、揺れる..」


元々ぎりぎりだったパーカーは剣を振るうたびにめくれてしまうため、結局腹出しスタイルに戻っていた。そこから見えるのは引き締まったふっきんではなく、丸いぽちゃバラバラなのは以前と違うが。

しかし、凛花には秘策があった。


「やっとレベル2にもどったわ。」


レベルアップの条件は解明されておらず、レベル2になるのに1ヶ月かかった人もいるとか。


「身体も若干軽くなったね。おっ、63kgか。これがダンジョンダイエットってやつね」


レベルアップすると身体が戦闘に最適化されるのか、痩せたり視力が良くなったりとステータス値以外にも影響が出る。今回は 2キロマイナスだったようだ。


「レベルアップ5まで行けばほぼ元通りね!」


そう意気込んでスライム刈りを続けていたところ


「うわっ、あの人あんなにお腹揺らして恥ずかしくないのかなw(巨乳滅びろ)」

「ちょ、声でかいって。ダンジョンダイエットの人でしょw(巨乳に罰を)」

「俺はタイプだ」

「ぽちゃ腹の女神だ。」

「「(こいつらデブ専だったのかよ!!)」」

「つーかなんか見覚えあるような..」


「(やばやばっ!ばれる前に退散!)」


遭遇した探索者パーティに身バレしそうになったため、今日の探索は切り上げた。


「まあ2kg減ったしなかなかの成果だよね!」


――――帰り道にて


ぐぅ〜


「(朝からポーションしか飲んでないからお腹すいた..ご褒美に何か食べて帰ろう)」


凛香は繁華街でみつけた『お好み焼き食べ放題』の店に入り、お好み焼き5枚を平らげて家に帰ったのだった。



とあるパーティにいた女二人がこの日を境に暴食をするようになったのは、言うまでもない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ