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中級者とは何か、なぜ中級者にならねばならないのか

 おそらくはこれが「書き方」の最終章になるであろう「中級者になるには」の話です。

 中級者になる話が終わったらそれ以降は中級者向けの話でやれって話ですからねえ。


 更に、この章の話は整理されていません。だってそもそも作者がまだ初心者で全然中級者じゃないから。

 今、リアルタイムで「むむむ」と悩んだり苦しんだりしていることをここに書いておこうと言うわけです。書くことによって整理できて答えが出たりとかするかもしれませんし。


 というわけで、この章からの話はかなりこれまでの章とは気色が違うものとなると思います。


 最初に書いておきます。

 これは、「初心者から更にワンランクアップしたミステリを書くためには」とかいう、内容を向上させようという話では一切ございません!!!

 なのでそれを期待されていた方はすいません。


 まず、ミステリ書きにおける「中級者」とは何か?

 そもそもこっちが勝手にそう呼んでいるだけなんで定義があるわけではないですが、この「書き方」では以下の段階になったら「中級者」と定義します。


・ある程度納得のいくミステリーを「安定して」書くことができたら。


 「安定して」の部分がミソなんですね。

 そして、そうなると当然、どうして中級者にならなければいけないかも分かりますね。


・ミステリーを書き続けるため。


 ということです。


 逆に言うと、どうも初心者でもミステリーを書くことはできるんだけど、書き続けるのは難しいのではないかというのが最近思うことなんですね。

 つうか、実際に自分が書けなくて悩んでるんですけど。名探偵の続編書くとか言ってたのにねえ。。。情けないことです。待ってる人がもしいらっしゃったらすいません。


 で、どうしてそれが起こるのかというと、それはただ単に「トリック=謎」を思いつかない、ということに尽きます。小ネタみたいなものは思いつくんですが、ちゃんとした話に組み込んで納得できるレベルになりそうなものが全然思いつかないんです。

 これは、特に短編のミステリを書こうとしてはっきりと気づきました。短編だとトリックの数も必要だし、切れ味もよくないといけないですから、アイデアの良し悪しとか豊作不作が如実にわかるんですよね。

 ※トリックと謎は鶏と卵みたいな関係だというのは以前「書き方」で書いてますので、ここでは二つをセットで一つのものとして扱います。


 どうしてそうなったのかとつらつらと自己分析しますと、つまり次のような理由によるのではないかと思います。


 そもそもミステリを書くなんて人はミステリが好きでたくさん本を読んでいるわけですね。作者も自慢じゃないですがミステリばっかり読んできました。で、そうやって長年読んでいるうちに、実は無意識のうちに「こういう謎があったらドキドキするな」とか「こんなトリックはどうだろ」みたいなものが頭の中にたまっていたのではないかと思います。

 そして、ミステリをいざ初心者として書こうとして、色々と試行錯誤の末に書き方が分かり書いてみる時、アイデアはその中から(あくまでも無意識のうちに)取り出されていくわけです。

 そうやってミステリを書いていると、当然ながら書きたかったぼんやりとしたイメージの謎、トリックをどんどん書いていって、頭の中に実はたまっていたそれを消費していくわけです。

 問題は、消費し尽してしまった後にどうするか、ですね。初期のストック、ミステリを読んでばかりで書いてなかった十年以上の年月でためたストックを失った後に、いかにしてミステリを書くか。

 これが、初心者はできない。というより作者はできない。


 初心者が書くためにはこうした方がいいというロジックやシステムをこれまで書いてきましたが、今振り返るとそれって最初の最初、トリック=謎の「アイデア」をいかにして出すか、には触れていないんですね。アイデアが出た後、それをどうやって磨いてミステリ小説にしていくか、について書いていたわけです。


 けれど、無意識にストックしていたアイデアはいつの日か枯れてしまうわけです。作者の場合は推理小説としてのアイデアは「名探偵」の全5話で尽き、サスペンスのトリックのアイデアも「ペテン師」で尽きてしまったように思います。(というか、ペテン師は最後もうかなりネタ切れ感が。。。)


 もう書きたいものを書いたらミステリとかトリック書かなくていいのか。いやいやストックはないんだけど不思議とやっぱりトリックのある話を書いていきたいんですよねー。という人がどうすればいいのか、それを今考えているわけです。

 どんどんトリックや謎のアイデアが溢れて止まらないんじゃなくて、最初のうちはそうだったけどついに枯れてしまった人がそこからどうればいいのか。つまり凡人のミステリ書きが「安定して」ミステリ(というかトリックのある話)を書けるのかを焦点にこの章は書いていくつもりです。


 どうすればいいのかの道しるべとして、どんなシステムが出来上がれば中級者、つまりミステリを安定してかけるようになれるのかを考えてみました。最近ようやく考えがまとまりましてね。まずはここからです。

 以下の三つが出来上がればミステリを書き続けられるんじゃあないでしょうか。



①具体的、技術的にトリック=謎のアイデアを作り出す方法(ツール・技術)


 日常身の回りを観察して~とか、そんなのはいいんで、徹底して具体的に、どうやってトリック=謎のアイデアを作り出すかの方法を確立できればいいですよね。そして、それは完全な技術やツールとして確立されなければいけないと思います。発想の転換を~とか、逆に考えてみて~みたいな頭の中の観念的な話だと、結局今、書けなくなっているように頭の中からロクなものが出てこない状況が来てしまうと予想されるからです。


②トリック=謎が被らなくなる方法


 これは厳密には被ることはあると思うんですが、そうだとしても新鮮に思わせる方法ですね。

 とにかく、安定してミステリを書くってことは当然書いた作品の数は増えるわけで、そうなるといくら①でたくさんのトリック=謎を作っても、その中に今までの自分の作品と同じようなタイプのトリック=謎が出てくる可能性も上がるはずです。そうすると、似たような話だなあと思われるし、何よりも書いてる自分が以前書いたような話だと思って書くのが嫌になるかもしれません。ですので、それが起きないようにする方法を見つけないとすぐにネタ切れになりそうな予感がします。


③トリック=謎と連動した物語を編み出す方法コツ


 以前も書きましたが推理クイズにするわけじゃあなくて小説なんで、話としても成り立ってないといけないんですが。

 正直、トリック=謎によってはそれによって物語もある程度決まったりということは多いだろうし、そのトリック=謎を組み込んだ上で物語にする方法論は当然ミステリ書き一人ひとりが持っているとは思うんですが、それを安定して行うには何かコツみたいなものがないかなあ、と思うんです。

 これを①みたいな完全な技術とかツールみたいなものにしちゃうとそもそも何のために小説書いてるんだってことになりかねないし、画一的な話ばかりになっちゃうんで、あくまでこっちはコツ的なものですね。

 特に、推理小説で探偵モノだと話の方がいくつかのパターンでテンプレート化しちゃうのはよく知られてますし(分かり易いので言うと某頭脳は大人のやつとか某金田一の孫のやつとか、話のパターンは本当に限られてますよね)②のように物語があまりにも被ってると感じられないためにはどうすればいいか、そのコツですね。


 この三つが確立すれば、安定してトリックのある小説が書けるのではないかと思うのです。

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