これは僕の人生の『物語』
これは僕の人生の『物語』
「神童」「天才」「神の子」いつもこんなことばかり言われていた。
でも何も思わなかった。何にも心を揺さぶられなかった。
ずっと探していた、自分がどうしても手に入れてみたいと思うようなそんな出会いに。
ある晴れた日、僕は6歳の生誕の日を祝われていた。でも途中で飽きた。何も楽しくない。
生まれたことを祝ってどうなるのだろうか。
僕は抜け出しても絶対見つからない場所を考えた、結果孤児院に行ってみることにした。
最初はほんとなんとなくだった。でも孤児院でこんな出会いをするとは思わなかった。
僕が目を奪われるまでの時間はそう長くはなかった。本当に一目惚ぼれだった。
孤児院の外から見た一人の少女に目線が釘付けになった。
きれいな金髪にオッドアイなきれいな目、まるで女神だ。
(なんか一人でブツブツ言ってる?)
僕は気になって家から魔法具を盗ってきた。もちろんバレないように。
遠くの音も拾える魔法具。これであの子の言ってることを聞いてみようと思った。
「転生して孤児院に来てはや2年、どうしよう。ご飯まずいし建物汚いしでヤバいかも。うーんどうにかしないと。寄付とかもらえないかな?」
小さいけれどしっかり聞こえた。そうやら彼女は他の世界線からきたテンセイシャ?らしい。
それに今はお金に困ってるんだって。
僕はその時にはもうその少女に夢中だった。何故だかわからないけれども惹かれて運命を感じた。
「次こそ手放したくない。」
ん?次こそ?違う違う「これは手放したくない。」
どうにかしないと。それから僕は色々考えた。
まず初めにしたのは彼女を助けながら僕が彼女と会うために下級貴族や中級貴族に噂をばらまくことだった。
匿名で「この孤児院にはこんなに可愛そうな美少女がいる。一回見に行ってみろ。」
という噂だ。
そこからはどんどん噂が広まっていき孤児院への募金も増えていった。本人は貴族の客が急に増えたことに不思議も何も感じていないんだろうなと思って更に愛おしく感じた。
でも国王の目に留まるほどではない。だから父上に直接言った。
「父上、貴族たちがほかと比べ物にならないくらい資金援助している孤児院があるのですけれども。」
僕がそう言ってから父上に噂が回るのは早かった。
「一度行ってみるか、ルキハついてくるか?」
「はい。一応見に行っておこうと思います。」
やっと正式に彼女に会える。絶対連れて帰る。
僕はその日から計画を立てて会いに行った。
孤児院についた。その子を探すため僕は父上と別行動にした。だが今考えてみれば間違えたなと思う。
この孤児院で一番表に出して恥ずかしくないのはあの少女だろう。だから父上の案内役はあの少女になるはずだ。しくじった。
僕はサスタを撒いて少女を探しに行った。するとちょうど案内が終わったようでみんなの元へ帰ろうとしていた。
急いで声をかけた。一年もかかってしまって済まない。やっと迎えに来れた。
「お前、とてもきれいな容姿をしているな。本当に孤児か?」
焦り過ぎて変な声の掛け方になってしまった。
「はい、私は孤児です。きれいと言っていただけて嬉しいです。」
こちらを振り向いてニコッと笑った彼女は美しく僕は2度目の一目惚れした。
「惚れた。」
率直な感想を伝えた。すると少女は戸惑った様子て聞いてきた。
「えっと?ほれたとは?」
かわいい。僕のことを見て僕に質問してくれている。そう思うだけで幸福感に見舞われた。
「ああ!その言葉の通りだ。僕はお前に心を奪われてしまったのだ。」
びっくりしてるそんな表情も愛おしい。
知っているが一応聞いておくことにした。
「なぁ、どうしてお前は孤児になったのだ?」
「えっと、両親が殺されてしまって。」
可哀想に僕ならそんな真似しないのに。
「でも僕ならお前を助けられるな!良かったな」
「よし今から父上のところに行くぞ!ついてこい。」
少し強引に言ってみた。戸惑ってるかわいい。絶対手に入れてみせる。
「ちょっと待ってください。前々から養子縁組の相談は度々来るのですがまだ両親のことが忘れられず難しいのです。」
何を言っているんだ?養子縁組ん?そんなものするわけがないだろう。それだと僕のものではなく父上のものになっていつかは別の者のものになる。そんなのは許さない。
「じゃあ大丈夫だな。」
「僕がお前と婚約するから!」
ほんとにかわいい。
何かを必死に考えている顔も、不思議そうにしている顔も。
そして僕は父上の元へ行った。
おお!ルキハの裏が少し見えた気がしますね。なんと一年前からルキハは計画をねっていたそうです。
ぜひもう一度一話から見返してみてどんな裏工作があるのかななども考えてみてください。
ルキハの頭の良さはびっくりですね。まさしく神童!二人の展開にもご注目を。




