第9話。勇者て何ですか?僕は高校生です。
この最近、俺は引き篭もりスキルが上達してきた。
使用人に「日本料理が食べたい!」と言ったら。
「フユユとフカカ料理ならあるよ!」と切り返された。
フユユとフカカ料理……ネーミングセンスだせぇ!
使用人は小声で耳打ちしてくれた。
「不味いでも美味いと言ってください」
理由を聞くと何でもユリア校長の思い出らしい。
うん、聞かなかった事にしょう………。
引き篭もりから12ヶ月が経った。もはや「ニート」並みの生活だ。実際に本当だしなぁ。
貫いてやる!このままな!俺は高校生だし〜。
別に社会人でも無いし〜怒られません〜。
それに異世界なので税金を払わなくてもいいし〜。
あ〜他の異◯界に飛ばされた日◯人は可哀想だよなぁ!
魔王討伐だの!ハー◯ム……辞めておこう……。
異世界転移された気持ち分かりますか!!
分からないでしょ!「『異世界でニートなの!?』
別に良いだろ!ク◯喰らえてんだ!
ほら!異◯界で飛ばされた日◯人てさ!
ほとんど!社会人じゃん!滅多に高校生いないのよ!
そりゃ〜俺も沢山の転◯物のア◯メ観てきたよ!
クラス事、転◯物とか!羨ましいだよ!!
これを見てる転◯物好きな読◯様!分かるだろ―!
ふぅ……愚痴を言うと気持ちいいなぁ〜。
いいんだよ、引き篭もりが「独り言」呟いても。
だって引き篭もり・だ・か・ら!!
トントントントントントントントン。ノック音。
おっ?使用人か?ノック音が優しいな。分かるぜ!
「料理をお持ち致しました『ご主人様』」
おー!今度は「メイド使用人」かっ!萌えかっ!
俺は喜んで扉を開けた。ガチャガチャ※二重の鍵。
俺はスロンに頼んで二重の鍵にしてもらった。
面倒だが。セキュリティが二倍だぜ!
そこに居たのは……………。
「ぷっ騙されたわね!勇者!ユリア校長先……」
俺は、すかざす扉を閉めた。ガチャリガチャリ。
「ちょっとー!開けなさいよ!勇者〜!!」
「うる◯ぇ!クソ◯バ◯!◯ね!」
「誰が!ク◯バ◯アよ!言葉を選びなさい!」
「帰れ!二度と来るな!この◯ソ◯バア!」
「何が!勇者だよ!僕は高校生ですぅ〜!」
「また!来るわよ!何度でもね!」
ユリア校長の足音が遠退いていく。
俺は急に涙を流した「希望」が……。
この気持ち男性しか分かるまいよ……。
純粋な高校生を騙す。大人の◯さに腹が立った。
許さねぇ!絶対に許さねぇ!あのク◯バ◯アが!
こうなったら!何年も「引き篭もり」してやる!
勇者て誰ですかー?的な展開を狙ってやるぞ!
勇者なんて魔王を討伐したら!どうせニートか!
仕事を就くしかないんだろうが!
キャーキャー言われるの最初だけなんだろ!
そもそも!あの「校長」が討伐しろや!!
勇者を教育するLVがあるだろうが!!
はぁ……はぁ……はぁ……。何か、疲れたな。
そろそろ……お昼寝タイムするかぁー。
おっ!本当にお昼じゃ〜ん!ラッキー!
俺はベッドにダイブした。
そうだ!良い事を思いついだぞ!!
魔王とか校長を異世界に送る魔法も面白そうだな。
あれ……?何だか………?眠く………。
『ユニークスキル獲得。特級魔法特大転移』獲得。
発動ヲ
カウントヲ
カイシシマス
20%チャージ中。
発動後・コノ・スキル・ハ・ショウメツ。
次回、第10話。引き籠もって5年が経ちました。