第19話。結局、魔王て悪なんですか?ア◯メで善の魔王いますよ?
俺は大量に釣った鯖モドキを魔法ストレージに収める。
街に戻り、早く部屋でサバの塩焼きを焼きたい。
部屋に換気扇など無いが、どーせ誰も知らないだろ。
サバの塩焼きを知ってるのは俺ぐらいだからだ。
部屋で臭うが、そんなのお構いなしだ。
俺は街へ戻る最中によく声をかけらる。無視だ、無視。どうせ勇者だのー何だのーだろ。
群衆の中によく聞く言葉がある。それが『魔王』だ、そんなに魔王が恐ろしいらしいのか?
「魔王を倒してください!勇者様!いえニート勇者様!」「お前こそ!真の勇者だぞ!ニート勇者!」
うん、はい、最後の言葉は要らねぇよな?わざとだよな?そうなんだろ!!
駄目だ、飲み込まれるな、勇者よ、水の心の持て!
俺は早歩きで、己の部屋へと戻る。もはや、俺にとってのマイホームみたいなもんだ。いや『お城』だ。うん、お城にしょうな。
部屋に戻った俺は、すかざす鯖モドキを魔法ストレージから取り出した。
勇者の調理方法♪
始めに塩をぶっかける。適当だ。適当で言い(知らんから)
次にコンロ……うん、コンロないから火魔法で代用しょうかなぁー。俺は鯖モドキをアルミホイルに包む。俺は火魔法を使い焼く。
何故か、異世界なのにアルミホイルぽいのがある。なのに、この世界には「砂糖」がない。
うん、ツッコミたいが早く食べたい(草)
それと魔法系統は、めちゃ「暇」だったので、この王宮の書庫部屋を借りて学んだ。いつの間にか全魔法系統を習得していた。
勇者は全属性を扱えるらしい。なんか、光属性だけで良いような……。光属性が他の属性と相対しないし。弱点も闇属性だけだしー。
とにかく火魔法を使って絶妙なバランスでアルミホイルを炎で包む込む。すると良い匂いが部屋中に漂う。
もの凄い匂いだが、俺は気にしないで、ひたすら耐えた。耐えしのぐ。あの味が待ってる。
すると警報が鳴り響く、ん?この警報は?
『魔王の襲撃だ!ただちに勇者の……部屋に救援を!繰り返し伝える!』『魔王の襲撃だ!ただちに勇者の……部屋に救援を……!』
待て待て待て待て待て待て待て待て!
救援て何だよ!鯖の塩焼きを焼いてるだけだぞ!
俺は目を疑った、扉がいきなり「くの字」に曲がり。一直線を目指し俺の窓ガラスを突き破る……。
ユリア校長とスロンが駆け込む。
「勇……ニート勇者!大丈夫!魔王が来たのね!」
「この臭いは間違いありません!新魔法です!」
「あの〜……すみません……」
「ニート勇者〜!良かったわぁ〜無事なのね」
こらえろ……おれ……耐えて耐えてきただろ……。
「勇者様!お怪我はありませんか!?」
「ス……ロ……ン、お前て奴は……ほ、ほんとに」
「勇者様、良いのです、もう親友同士なのです」
「やだ、あなたたち!そう、もうそんな仲なのね」
「魔王て何なんですか!あ!ほら質問してます!」
「勇、勇者様!?どうしましたか!?」
「魔王、魔王、魔王、あっちも魔王、魔王」
「お、落ち着いてよ、わ、悪かったわよ!」
人の〜扉を〜壊す前に〜状況を〜把握しろやぁ!
把握しろやぁぁぁぁぁぁぁーあ!!
俺はこうして、また大人の階段を登った。
そして微かに聞こえてくる、謎のカウントダウン。
ユニークスキル。特級魔法特大転移。
発動中
カウントヲ
カイシシチュウ
70%チャージ中。
発動後・コノ・スキル・ハ・ショウメツ。
次回、第20話。それから10年の年月(成長した勇者)




