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第17話。初めての「労働仕事」をします。

ひとまず、魚を釣る為に俺は釣り屋へと向かう。


ニート勇者なのに金を持ってない。俺だが。


支払いはユリア校長の名義にしょう。


そうしょう。これぐらいの罰は当たらないだろう。

 街の外に川がある。そこで釣りをするかなぁ。近くだし、助かる。


 俺は釣り屋の中へと入った、日本の釣り屋とは全然違うなぁ。変な道具が沢山ある。


「いらっしゃい!お兄さん、何を釣る予定で?」


「あぁ、小型の魚を釣りたいだが……」


「なら!これをお勧めですよ!」


店員が俺に紹介させた釣り竿は変わっていた。


糸も付いてない。竿だけの釣り道具だ。


 本来なら竿とリールを使用して糸を巻くのが基本だが……重りさえも無い釣り道具かよ!?


「店員さん、リールと糸巻と重りと鈎は?」


「何を言ってるだい?魔法で釣るだよ?」


マジかよ!釣りも魔法で毒されてるのかよ!!


「これ?おいくらだろうか?」


「10金貨になるよー釣り道具は高いだよ」


「なら、支払いはユリア校長の名義で宜しく」


「あの大魔法師ユリア様かい!こりゃ!凄い!」


「そうだぞ〜俺の「補佐」を務めてるからな!」


「あの!ユリア様が補佐を!あ、あなた様は!!」


「はっーはは!勇者だよ、この俺がなっ!!」


「あの……ニート勇者でしたかー!!」


「そ、そうだぞ〜………そろそろ俺は行くからな!」


「ニート勇者様、またいらっしゃてくださいね!」


 俺は釣り屋から出る、落ち着け………俺。心を水にさせるのだ。今日は楽しく釣りをしょう。


俺は街の外に向かうべく城門へと到着した。


 門を守る番兵だろうか左右に待機していた。俺は番兵に頼んで門を開けてもらえるように伝える。


「外に出たい、門を開けてもらえるか?」


「ならん!許可なく開けられぬ!去れ!」


「勇者でも駄目なのか?俺は勇者だ」


「ゆ、ゆ、ニート勇者でしたかー!!」


 おぃ!なぜ!「ゆ」で「ニ」になるんだよ!あのユ……落ち着け、心を水にさせるのだ!


「はは……開けてくれるだろうか?」


「し、失礼いたしましたぁー!開門だ!開けろ!」


「ニート勇者がぁ!外に出るぞー!伝えろー!」


待て待て!釣りに行くのに大げさなだな!おぃ!


「ニート勇者が外に出るぞぉぉぉー!!」


 群衆がぞろぞろと集まってくる「遂に魔王討伐かっ!?」「ニート勇者様〜!万歳〜!」「ニート勇者♪ニート勇者♪」「ニート勇者!ニート勇者、ニート!!」


ぉぉおい!今明らかに「ニート」て言ったよな!聞こえだぞ!誰だぁぁあー!


落ち着け……俺、流されるな!俺!外に出て魚を確保するだよ!!


 俺は一刻も早く、この地獄を抜け出したい一心だ。誰だよ!こんな事態にさせたの!


 門が開いた、俺は走って城門の外に出たのだ。後ろからは歓声が聞こえてくる………。


チキショー!ただ釣りに行くだけだぞぉぉお!


あのク◯ババ◯が噂を広めてるだろ!そうだろ!


す〜はぁ〜す〜はぁ〜す〜はぁ。よし、平常心だ。


 俺は川を目指すべく、歩いて10分の所、川沿いまで来た。これで静かに釣りが出来る。


 そいえば、俺は初めて労働ならぬ、労働を使うわけだ。いや……これは労働とは言わないかも知れない。


 うん、でも、これも体を動かすから「労働」で良いのかも知れないなぁ。


 川まで来た、俺は、さっそく釣りを始めようとした。この魔法の釣り竿はどう使うだろうか……。


 ん?よく竿を見つめるとボタンみたいなのがあるな。まさか……俺は変なボタンを押した。


 すると竿からいきなり半透明の糸が伸びる。そして鈎が形成される。どうやら、このボタンは魔法を発動させるスイッチのようだ。


魔法はどこでも依存してるらしい。そいえば………。


確か?ユリア校長が言ってたけかな?最初は風の国が魔法を独占していたのだと……。ユリア校長のお陰で魔法は………。


 まぁ、どうせ、ハッタリだろ、あの◯ソ◯バァが、そんなに凄い訳がない。


俺はこうして釣りを楽しむ事にした。

次回、第18話。魔法ストレージの活用法です。

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