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第20話

「お~い…まだ着かねぇ~のかぁ~?」


ケイがもううんざりだ、みたいな顔をして言う。


「もうすぐじゃないですか~?」


私はテキトーに流す。


「でも確かに少し退屈ですね~。分かりました。私が質問をして差し上げましょう。」


なんだなんだ?と皆はアンジェラに注目する。


「皆さん、好きな男性のタイプはどんなですか?」


「え?」


「は?」


一同驚愕する。いきなりぶっこんでくるなぁ~この人は、まったく…。


「何か変な質問でしたか?」


本人は全く悪気がないようだ。どういう育ち方をしたらこうなるんだろう?


「あのぉ~アンジェラさん?それって好きな異性の前ではまずしない話ですよね?俺は脈無しが確定したんですか?あなた俺のハーレムの一員である自覚ありますか?」


ケイがなぜか敬語になっている。よっぽど動揺しているのだろうか?


「え?このパーティーってケイさんのことが本気で好きでやってるんですか?」


いきなり核心を突いてきたアンジェラに対してケイは


「当然じゃねぇか、何言ってんだぁ?」


「じゃあ確認を取りましょう。ケイさんのことが好きでついてきている人、挙手。」


し~ん…。当然の結果だった。


「おいおい…お前ら一体どういうことだぁ~?せめてシャロ、お前は挙げてろよ。」


「いやぁ~私はラブというよりライク派なんで…。」


「チッ…!もういい、勝手にしろやい!」


ケイは後ろの方へ行ってふてくされた。


「で?さっきから1つも発言がありませんが、エトさん。あなたはどうなんです?」


明らかに機嫌悪そうなエトにも行けるんだこの人は…恐ろしや。


「あ?私はそういうの別に…」


「別に興味ない?レズですか?」


「バッ…!!ちがわい!ぶっ飛ばすぞ、貴様!!」


「え~じゃあ5秒以内に好きなタイプを言わない場合は強制的にレズ認定しますからね~。」


「はぁっ!?なんでそんなこと…!?」


「はぁ~い5、4、3…」


「わ、分かった、言うよぉ、言やぁいいんだろ!?まったく…。」


まさかこんな展開になるとは予想外だった。が、みんな聞きたかったようだ。みんなが聞き耳を立てている。


「えぇーと…あれだ、あれ。あのぉ~…」


「なんですなんです!?」


「ばっきゃろう、急かすな!あれだ!…ちょっと…カワイイ…系?」


意外だぁーっ!!!きっとみんなそう思ったに違いない。


「で?私は言ったぞ?そういうお前はどんななんだよ?」


ひゅ~、ひゅ~とアンジェラは口笛を吹いてごまかそうとしている。


「そんなわけいくかぁーー!!」


エトはアンジェラを追い回すのだった。


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