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第21話

そんなこんなで私たちが道を進んでいると、道中、1匹の猫が現れた。


「あらネコさんだ、かわいぃ~。」


私は猫に駆け寄った。


「にゃー。」


「あら、この子逃げませんよ?ずいぶん人馴れしてますねぇ~、カワイイ。」


「あらあらホント。私も触ってよろしいでしょうか?」


アンジェラも寄ってきた。


「もちろん、はいどうぞ。」


「あら~モフモフですわ。かわいいですねぇ~。」


二人でモフモフしていると


「えー。そんな可愛いかぁ~?猫。」


ケイが横から言ってきた。


「可愛いに決まってるじゃないですかー。分かりませんか?」


私は当然だろうとケイに猫を差し出す。


「いーいー。おれはいーよぉー。」


と、ケイは顔を背ける。


「あれかぁ~?あれだろぉ~?どうせぇ~。猫可愛がってる自分カワイイだろぉ~?いいからそういうのぉ。」


「は?何言ってんですかどういう偏見ですか。そんなわけないでしょう。」


「ケイさんったらほんと乙女心分かっていませんねぇ。」


「ねー。」


私たちはそう返した。


「え?じゃあ何目的?」


「目的もクソもないですよ。カワイイじゃないですか。単純に。」


「えー。だってこいつらワケ分からんくない?基本的に。」


「基本的にワケ分からないのはそっちでしょ~。」


「ねー。」


私たちは再度意気投合する。


「だって駆け寄ってったのお前らだけだぜぇ~?5分の2だ。半数未満だろぉ~?」


「さて、それはどうでしょう。」


アンジェラが何か自信ありげに言った。


「エトさん、あなた実は猫ラーですね?」


エトはビクッとした。


「ば、馬鹿言うなそんな毛むくじゃらの動物、誰が…」


「いいえ隠してもムダです。あなたさっきから、尻尾がピンピンなんですよぉっ!」


「はにゃっ!し、尻尾なんて生えてるかぁっ!」


「ま、あくまで比喩表現ですけどねぇ~。」


アンジェラは意地悪そうに言う。


「じゃあこの猫ちゃん逃がしちゃいますよぉ~。」


私が言うと


「…あぁ…」


エトはすごく残念そうな顔をした。


「やっぱり、私の目はごまかせません。あなたは猫ラーです!」


真犯人を突きとめたかのようにアンジェラは言った。


「くそっ…そうだよ…もう、モフモフさせろぉー!!」


エトは猫に突っ込んでいった。


「うわぁ~、ムッツリかい、あいつ。シャロは俺の味方だもんなぁ~?」


「ケイ様。私は味方というより自分が猫ポジションだと自負しているだけです。」


「…おう。」


独特な感性を持っている者もいるようだった。


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