No.4 建築バトル
やっとの思いでたどり着いた、麓の街【クミラス】街に入るには厳重な警備や検査のもと入る。
一つの国に入るような感覚である。
キビシイ顔を、した管理官が入念にチェックを行う。
「あなたは、なんの目的でクミラスを訪れようとしているのですか?」
「山脈を越えるので、その経由地点として訪れます。」
あまりの威厳なる態度でとても緊張し、冷や汗をかいてしまった。
「わかりました。入るのを許可します。」
そう一言。
とっても重そうな門が、大きな音を立てて開いた。
すると、目の前に王城が見える、この国の王【ドゥポルテ3世】の住む城。
ドゥポルテ家は、世界の裏を牛耳っている噂もたつぐらい膨大な権力を持っている。らしい…
街中を散策していると、【建築案内所】というものを見つけた、何かと思って覗いてみるとダンジョン作成の手続きをしている、それこで俺は、ピンと来た。
(入ろうか、入らないか、迷っている人を外でキャッチして作ってあげれば、お金を稼げるのでは…)
こんなことを考えた俺は、早速行動に移し、外でウロウロしているお婆さんに声をかけた。
「ねぇ、お婆ちゃんダンジョン作ろうか迷ってる?」
「そうねぇ、冒険者目指してる孫へのプレゼントで作ってあげたようと…」
話をしていると突然、同い年ぐらいの黒髪の男が割って入ってきた。
「ねぇねぇ!俺に頼んだ方が絶対安いよ、そんな奴よりこっちこっち。」
明らかな営業妨害だ…(自分も、案内所の妨害をしているのにね…)
「おいおい!お前突然割って入ってきてなんだよ!!!」
語気を強めて言ったが、悪びれるよう様子は、更々ない。
「なんだよ、そっちこそ!俺が先に目ぇつけてたんだよ!お前が手を引けよ。」
あいつも負けじと声を荒げて言う。
「じゃあ!建築バトルして、どっちがすごい建築士かお婆さんに決めてもらおう!」




