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第38話 孫は大学へ行ってしまいました
最近の子はしっかりしていますね。
将来の目標をしっかりと持った玲子は、自分で進路を決めて、そのための努力をしました。
高校生にもなれば、わたしなどでは勉強を見てあげるようなこともできません。
年頃の娘ですから何かあっては大変と気をもみましたが、本人は気にしていない感じです。
もっともわたしたちは孫に甘いですから、夜遅くなれば健太郎さんが塾であっても自宅でも車で送り迎えしていましたけどね。
玲子本人もちゃっかりしたもので、畑仕事で仲良くなった義兄夫婦にまで車を出してもらったりしていましたから、心配はあまりせずに済みましたが。
希望する大学に合格したら1人暮らしが始まります。
地元の大学ではダメだったのでしょうか?
そこはちょっと不満です。
わたしの心配などどこ吹く風で、玲子は希望通りの大学へ合格しました。
そして2017年3月。
高校を卒業。
新天地へと旅立ちます。
「行ってきます」
そういって、引っ越し荷物と共に旅立っていった孫。
順子と違ってしっかり者の玲子は、着々と自分の道を進んでいます。
その姿はとても頼もしいですが、わたしはとても寂しいです。




