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詩全集4

種つけ

作者: 那須茄子

土の匂いを嗅いで

斑点模様を指先で数えた

小さく丸めてあーんして

あんって口を開けて

芽が出ている根を称える

水は静かに歌い

時間を溶かして

眠りの中で膨らむ 

まだ見ぬ大きさへ


8㎝

10㎝

11㎝

14㎝

17㎝

19㎝

ん””””””””



種つけ

夢を漬け込むように

声を枯らして

ぬるい朝まで

種つけ

沈めた想いが

いつか芽を出すなら 

それでいいと笑う


土を撫でる指先に

ひとつまたひとつ滲む

薄い膜が破ければ

一皮剝けそう

その先はきっと新しい景色と歓喜で

まだ眠る世界を呼び覚ます


葉先は秘密をひとつ抱え

風に教わる呼吸を覚える

小さな震えが大きな約束になり

日の匂いを胸に刻んでいくのだろうね


そしてまた次の芽へ





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