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攻撃を受けて死んだおばさん、脱皮してLevel999の最強女魔王として復活する

新しく新作小説をはじめました。よろしくお願いします。

 何が、起こったのか? 私は生きている。さっき、剣で斬られ、大量出血により、死亡したはずじゃ…。

さらに見えるステータス

 名前 アリクシルエット

 職業 女魔王

 Level 999

 攻撃9999

 防御9999

 精神知性99  

 能力 ステータス 料理魔法 カレーライス 掃除魔法 農園魔法 水魔法 火魔法 天候魔法 防御魔法 脱皮 高速移動。

 わたしの名はアリクシルエットとなっている。しかも、職業、女魔王。

 どうして私がこんなことになったのか? ここまでに起こった経緯を話してみよう。


 もとは私は、この世界の住人ではない。現代の日本から異世界転移によりやってきた、日本人、田中比佐代たなかひさよだ。


 私は、個人でカレー店を経営していた。だけど、特別、凄い料理が出来る訳ではなく、本当にカレーしか作れなかった独身おばさんだ。

 ジャガイモを剥いたり、ニンジンを切ったり、タマネギを切ったり、冷蔵庫にある肉を電子レンジで解凍して炒めたりして、カレーを作っていた。その時、来ていたのが、お客様である、彼だ。


 彼は、若そうで大学の浪人生らしい。何でも単位不足で大学を卒業出来なかったみたいで。


 私は注文された、カレーを作り、席まで持っていき、テーブルまでカレーを差し出した時、突然テーブルの机に魔法陣のような物が出てきた。


 私達は光に包まれ、気付いた時には広い、広い、部屋にいた。そこにいたのはこの国の王様…手には杖を持っていた。

 ここは…何処? 私が突然のことに混乱していると…。

 国王が彼に言いました。

「ようこそ、勇者、上田賢人うえだけんと様、良くぞ、参ってくれました」


「ゆ、勇者? この俺が?」

「はい、あなたこそ、勇者であります」


 彼、上田賢人はその場で認められ、勇者になったのだが…。それは良いとして、私はというと、国王からは不要扱い、そして、「役立たずのババアはこの宮廷から出ていけ!!」と言われ、追放されてしまったのだ。何と酷い、この異世界は…。


 そう思い、この異世界の森の中をふらついていると、何と、モンスターに遭遇。びっくりし、腰を抜かしたのだが、モンスター達は何の危害を加えることなく、私をそのまま担ぎ、何処かに連れ去ってしまった。


 連れさらわれたところというのが、何と大きなお城…。ここは何処なのか、モンスター達に聞くと、何とここは魔王城だというではないか?


 どうして、私がこんなところに連れてこられたのか? あまりのことにさっぱり分からなかったのだが、魔王軍のリーダー、クルーエルという者に話を聞くと、私が魔王になるための実験としてここに連れてこられたようなのだ。


 実験? …どういうことなのか? その時はさっぱりだった。しかしクルーエルの話を聞くと、開発した秘密の実を食べて、真の魔王になれるのか、なれないのか? っということらしい。


 嫌な気持ちを抑えて、小さな蛇がいる秘密の実を食べると、とても苦い味。必死で飲み込んだが、別に体に異変が起こったとか、特別何か起こったとか、そんなことは何もなくて、普通だった。


 すると、彼の顔つきが変わりはじめる。

「実験は失敗だったようだ、貴様はいらん? ここで死んでもらう」

 そう言ってクルーエルは剣を取り出し、私に矛先を向けた。


 恐ろしくなり、その場から急いで逃げようとしたものの、モンスター達に阻まれて逃げられない。


「ゆ、許して下さい! 許して下さい!! 何でもしますから、命だけは助けて下さい!!」

 恐ろしさのあまり、尻もちを付き、手を顔に覆ってしまう。

「何でもします…だと。俺達は人間はいらん。貴様はこの場で死ね」


「や、やめて!?…お願い! 私を殺さないで!!」

「安心しろ、楽に死なせてやる」


 彼は剣を私に振りかざした。私の体が剣により、貫通し、たくさんの血が吹き出す。その痛みでうつぶせになって倒れてしまい、大量出血により意識を失い、私は死んでしまったのだ。

 死に際、こんなことを思ったくらいだ。

 ああ…こんな死に方をするぐらいなら、もっと幸せで安らかな死に方をしたかった、っと。


 そう思った時、何が起こったのか…。死んだはずなのに、体が薄く、皮か何かに囲まれているような感じを受けたのだ。

 私は…生きている? どういうことだ?


 覆っていた古い皮膚は背骨から真っ直ぐ破れ、そのまま起き上がると、クルーエル、魔族、モンスター達は驚いたような表情になる。そして、頭の左右に魔王らしき角、さらには黒い翼、尻尾まで生えた。


 そして、クルーエルは私に向けてつぶやいた…

「まさか、実験は成功したのか?」


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