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Inosennto Actors Online〜その人形は誰がために〜  作者: 赤烏りぐ
1幕〜dolls, be ambitious〜
16/16

不可視の風狼

長くなったので短く分けます

 

 現在、ゲーム【IAO】において最も難しいフィールドとは?


 この質問に対し大半のプレイヤーは口を揃えてクレイ草原と答えるだろう。その理由は圧倒的理不尽なモンスターと自然現象の2つだろう。


 中央都市セントラルと山に挟まれるように位置するそれは山の方に向かうにつれモンスターの脅威度が増すという性質と平原なのになぜか気候が圧倒的に不安定という2つの理由から、プレイヤー間でもクレイ草原だけは軽い気持ちで奥まで行くものでないという共通認識が出来ている。



ーーーーーーーーーーーー


「ねぇ、レオ?」


「どうした?」


「僕の目が狂ってなければさ、今目の前で雷の雨が降ってるんだけど気のせい?」


「そうだな、それがクレイ草原だからな。まあそのうち止むから大丈夫だ」


 そんな会話をしながら僕はレオと波打つ芝生の上を歩いていた。ときおり現れる敵モブも最初の方はあんまり強くなかったのだが、ある程度進んだあたりから地面に擬態する大きなスライムだったり、大きな多足の虫だと思ったら複数の虫の集合体だったりするような厄介なやつが増えていった。


「ここ絶対僕みたいな初心者が来ていい場所じゃないよね……戦闘もほぼレオとアンに任せっきりだし」


「気にするな、俺もアンもこの辺は慣れてるからな。おとなしく守られとけよ」


 こういうセリフを簡単に言えちゃうレオってやっぱイケメンだ……!


「んで、アンはなにやってんの……?」


「あ、気にしないでください!ちょーっとローアングルからパシャッとするだけだから!こわくなーいこわくなーい」


 先ほどから地面に大きな波が来るたびに人の下側に行ってスクショ(撮影機能のようなもの)をしている。なにか興味深いものでもあったのだろうか、それにしては僕の足元にカメラが向いてるような気がしなくもない……


 そんなこんなで目の前に見える山も大きくなってきたところで空気が変わった、冷たくなったとかそういうのではなく文字通り()()()変わったのである。


 だがしかし、なにかがいるわけでもなくただ風が吹いているだけだ。


 ただ、レオとアンは急に戦闘態勢を整えた。しかも先程までとは違い明らかに本気だ、こちらにまでそのプレッシャーがかかってくるみたいだ。


「やっとお出ましか、タレイア!とりあえず俺らの後ろに隠れてろ……もう奴らは目の前にいるぞ!」


「え、もう居るって……?!ッうわぁ!」


 レオの声に反応したその瞬間、僕は腹に衝撃を受け後ろに吹き飛ばされた。そんな僕に追い打ちをかけるように風がこちらに吹いてくるが、それをレオが庇うように盾で受け止めて吹っ飛ばす!


 巻き上がる砂埃の中敵がどんなやつなのか吹き飛んだ方を向けば、そこに見えたのは薄緑色で半透明なオオカミだった。


「こいつがウィンドウルフ、文字通り風のオオカミだ!こいつらは風の魔力そのものでもあるからとにかく見失いやすい!こいつらが攻撃してくる瞬間を受け止めてカウンターするのがセオリーだ!」


 魔力そのものとはいうが物理攻撃が通じるものなのだろうか……ただレオが吹き飛ばしたのを見る限り実態はあるようだ、ならとりあえずは言われたとおりカウンターを狙っていこう。


 


作者的には魔物とかステージの設定考えるのが一番楽しいけど、それをどう攻略するかで頭を悩ませます


感想 評価 誤字脱字等おまちしております!!

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