哀願奇縁のソリロキー
いわゆるプロローグのようなもの
太古の意思は目を覚まし、喜びに打ち震える
【???】視点
雄々しきものが我を求めた、賢きものは我に問いかけた、確固たる意思を持ち、彼らは我を求めた。一人ひとりが個性豊かで変わったものを見せてくれた、しかし
「つまらない」
我が求めるは我を掴み取るもの、求めているだけでは面白くない。我はそんなもののために生まれたのではない。
少なくとも我を生み出した者たちは貴様らのようには……
しかし今度は違う、空っぽで無垢で純粋でなんの力も持たぬ者がが我の一部をを引き出して見せた。
貪欲でも恬淡でもなく空っぽ、しかし確かに我を掴んだ
「おもしろい」
ならば我は応えよう、力を蓄え、磨け、我が試練を汝に託そう。
ーーーーーーーーーーー
人形は哀願する、狂った、狂ってしまったから。もう何も思い出せない、この世界の住人になってしまったから。
【???】視点
一体いつから僕はここにいるのだろうか。
「僕は人形」
そう人形として生まれ、守るべき人たちがいた……護る、そうマモルんダ。まもるには壊さなきゃ、そうやって教えられたから。
何かが痛む、なにかを間違えているって声が聞こえる。目の前には……名前はなんだっけ、思い出せないや。
でも、なんでか悲しい顔をしている。
「なんでそんなに悲しい顔するの?」
ほら笑ってよ……ねえ、笑ってよ……
笑ってくれないってことはそっか、これは護るモノじゃない、なら壊そうか。
「へへ、えへへっ」
楽しいなあ、タノシイなあ、痛みなんて消えちゃった。ほら、もっとアソボウ?
ねえ、
「僕と遊ぼう?」
ーーーーーーーーーーーーーー
そこにはなにもない、ぽっかり空いた穴は埋まらない。
【 】視点
昔っから僕はそうだった、人に合わせて生きるのが好きだった。みんなが幸せなら、笑ってくれればいいんだよ。
「本当に? ボクにはそう見えない」
「うるさい、ぼくは嘘はつかない」
「でも僕の仮面は被るのね」
僕もボクもぼくも、それは全て仮面なんかじゃない、それは全て僕なんだから。
いや、
「僕等は僕等だ、僕等は何にでもなれるんだ」
ーーーーーーーーーーーー
いつの時代も王座に腰掛けるは圧倒的強者、ではなくドン・キホーテのような夢見者だったのかもしれない
【???】視点
「我が待つは英雄ではない 確たる意思と揺るがぬ信念でもない」
我は知っている、人の上に立つものに力は必要ではないと。
求めるものは唯一つ、想像し創造せよ、汝の思い描くその覇道を、未来を。
「我は一度たりとも弱みを見せぬ、来たれ玉座へ、汝の描く未来を見せよ」
案ずるな、力は品格に自ずとついてくる。
ゆえに
「我は皇帝、我は支配を司るものなり! 我が覇道に、一片の曇りもなし!」
実はこういうの書いてみたかったんですよね。
そいえば、累計100ポイント超えました!
読んでくださっている皆様のおかげです!ありがとうございます!
感想 評価 誤字脱字等おまちしております!!
皆様のいいねや評価により作者が喜びます!!!!!




