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【完結】夢の中でゲームをしたら歴史改変していた  作者: よぎそーと
本編

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61/70

61回目 戦後世界

 戦争が終わり、ようやく平穏が戻ってきた。

 戦う相手がいなくなった事で、今までよりは安心していける。

 怖いのは仲間割れだ。

 だが、その可能性は今のところ低い。



 幸いにもオーストリアやトルコとの関係は上手くいっている。

 フィリピンに満洲などもだ。

 これらとは良好な関係が出来上がっている。

 示される外交関係の友好度を見れば一目瞭然。

 ある程度下がる事はあっても、当面は騒動の心配はない。



 問題となる敵も全て消滅した。

 それらが独立運動を始めるかもしれないが。

 それはそれでかまわない。

 そういった地域には移民を送り込み、それらと争わせていけば良い。

 矛先が支配国に向かわねば良い。

 そうであるならば、負担もそれほど大きくはならない。

 争い合ってる地域の生産性は低くなるが。

 統治しなければ問題は無い。

 落ち着くまで待てば良い。



 あとは移民が新しい国をたててくれればそれで良い。

 そうなってから、保護領などにして発展させれば上手くいく。

 その方が出費を抑えて発展させる事が出来る。

 このゲームでの常套手段だ。



 そうして騒乱が(一応は)消えた世界で、ススムは次を目指していく。

「さーて、本番本番」

 実際、ここからがこのゲームの本番とも言えた。



 このゲーム、戦争だけが目的ではない。

 他国を平定する事で終わるものではない。

 それ以外にも目指せるものがある。

 ただ、それを為すためには、ある程度以上の国力が必要になる。

 他国からの邪魔も排除したい。

 結局は、他国を制圧してからというのが常道になっている。



 上手く世界をまとめあげて、国際協力を取り付けられたらもっと早くとりかかれるが。

 その道は、下手したら世界征服よりも難しい。

 並のプレイヤーでは不可能と言われている。

 平和や協力というのは、それだけの努力が必要という事なのかもしれない。

 なるほど、人が安易に騒動に走るのも頷ける。



 それはともかく。

 今はある意味世界を平定してるようなものだ。

 この状態を利用して、更なる発展を目指していく。



「それじゃ、徹底的にやっていこう」

 そう言って、残った研究開発を進めていく。

 今まで戦争対策でその関連を進めていたが。

 ここから先はその必要がない。

 なので、やれなかった事を全部こなしていく。



「その前に、軍備を減らしていかないと」

 三回にわたった大戦のために、軍事費の割合が大きくなっている。

 それを段階的に減らしていく。

 とりあえず、新人枠を減らし、時間をかけて減らしていく。

 希望者は民間に就職できるようにしていく。

 いきなり人数を削減しても、失業者が増えるだけだ。



 民生の方が充実していれば、その失業者も吸収出来るのだが。

 今のところ、そこまで余裕が無い。

 軍需系の生産施設や設備が多かった為だ。

 これも民間寄りにしていく。

 そうする事で、税収も上がっていく。



 それによって、頭の痛い問題を解決していく。

 大きな出費になってしまっていた軍事費だ。

 実は、大戦の戦費調達でかなりの額の借金をしている。

 その返済もしていかねばならない。

 それも、税率を可能な限りあげないようにして。

 この財政的なやりくりが結構神経を使う。



 なので、その負担を少しでも減らすために、税収が上がる事をしていかねばならない。

 これもまた戦後処理の一つである。

 だが、こんな事で悩めるのも、戦争が終わったからだ。

 やがてくる借金からも解放された状態を目指し、作業を進めていく。

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