魔法使いの記憶の封印
さらに、ギルザルゴは手に何か溜めていた。
それは受け止めた炎弾を凝固させ個体にしていたのだ。
「あいつあんな事まで出来るのか!」
ギルザルゴはそれをばらまく様に俺に投げつけて来た。
炎並みの熱さの弾が凝固されている物がもろに俺の体にめり込む。
「ぐあ!」
ギルザルゴは俺を捕まえ殴った。
さらに腹に重い一撃を入れた。
「ぐあ」
そして手で殴る様に壁に叩きつけた。
「ぐ」
これで力がほとんどなくなった。
さらに腹を蹴られ叩きつけ、押し付けられた。
気が遠くなる。
その時俺の頭の中に見た事もない古代文字の様な物が浮かんで見えた。
何故かそれが読めるような気がして声に出してみた。
すると、自分で意識してないのに突如俺の右手から凄い炎が出てギルザルゴを襲った。
「ぐあ!」
「ギルザルゴが怯むほどの火炎? あいつそんなの使えたのか!」
アッサム様は言った。
「彼は今意味不明な言葉を詠唱していたようだが、どういう事だ」
アッサム様がテレパシーを再度送って来た。
「どう言う事だ?」
「いえ、俺の頭に見た事のない文字が浮かんできたんです」
「はっ、それはもしや先祖の代の白の魔法使いの言語?」
「どいう言う事ですか?」
「もしや、言語と魔法力を子孫に遺伝し記憶に残る様にしたのか? それならもしかしてギルザルゴにも通用する?」
「ええ⁉」
「先代が君の脳に呪文を記憶として封印していたのか?」




