表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少年戦士と彼に憑依した女勇者の二人三脚行脚(連載版)  作者: 元々島の人


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6/70

敵襲2

3月4日改稿しました。

 ラセル王子が不意に言った。

「僕も行こう」


「ラセル王子も⁉」

 これは皆驚いた。


 ナターリアも特別不安視した。

「王子は危険だわ!」

 

 しかしその間マッギリールの暴行は続く。

「出てこい! それとも乗り込まれたいか!」


 居ても立ってもいられずマーガスは大急ぎで下に降り言った。

「もうやめろ! 俺が相手だ!」


 俺も続いて降りた。

「勿論俺も」


 部下の兵達は城の兵が必死に食い止めている。

 俺達はマッギリールと向かい合った。


 マッギリールは顔を知っているマーガスに聞いた。

「ナターリアはどうした」


「死んだよ」

「嘘じゃあるまいな」

 半分くらいしか信じてないみたいで強く圧をかけて来た。


 これにはマーガスは怒った。

「嘘な訳ねえだろ。今こそ貴様らに仇を取らせてもらう!」

 何で仇の魔王軍たちに念を押されなきゃならないんだ。  


 怒りに震え、いきなりマーガスは突撃して行った

 そのマーガスの怒りの剣を受け止めるマッギリール。

「ぬっ?」


 マーガスの剣の重さがマッギリールの体にずっしり伝わってる感じがする程びりびりしている。

 舐めた感じの態度のマッギリールの表情が一転、真剣味を帯びる。


 マッギリールはマーガスに一目置いてる雰囲気だ。

 マーガスは剣に怒りをさらにぶつけた。

「うおお」


 この剣も受け止めるマッギリール。

 ただ、軽々ではない。


 ぶつかり合う二人の剣と意地。

「はあはあ」

 

 でも、マーガスがもう息を切らしてる。

「たぶん緊迫感や恐怖心からだと思う」


 マッギリールは不真面目さに真面目さを少し足した様な態度で言った。

「少し腕を上げたな」

「当然だ! 俺達はナターリアの仇を討つため強くなったんだ」


 マッギリールはさらに言った。

「もう一人仲間がいなかったか?」

「今はいない」


「本当に女勇者はいないんだな?」

「くどいぞ」


「しつこいねあいつも。あいつ凄い技とか使うの?」

「ええ、通常攻撃だけでなく魔王から直伝された剣技が」


 マッギリールは意味深な構えを見せにやりとした。

「また見せてやろうか?」

「え?」


 マーガスは技に反応できなかった。

「風の神の力・風の冷笑」

 

 指を向けると、凄まじい衝撃波がマッギリールの剣からマーガス目掛けて飛んだ。

「危ない!」


 素早く飛び込んだラセルはマーガスをかばいバリアの様な物を張った。

 凄い速かった。

 いざと言う時素早いんだな。


 マーガスは無傷ですんだ。

「危なかった」

「ありがとうございます王子」


 しかしマッギリールの攻撃は続く。

「では新しい風の神の力 冷笑の一撃!」

「あっ!」


 今度はもっと強い力がマッギリールに集まる。

 ニヤリとしながら恍惚の表情を見せるマッギリール。


 彼はいきなりなぜか取り出した血の付いた包丁を舐めた。

「これは磨きをかけた新技だ。俺は人間を魚の刺身同様に捌くのが好きで戦士をやってんのよ。魔王様は俺をスカウトし風の神の力を与えた」


「何で魔王が神の力持ってるんだ」

「魔王軍が神の国に攻め込んだ時神の力を奪った」


 『冷笑の一撃』は切れこそしなかったが、凄い勢いでバリアごと二人を吹き飛ばした。

 マーガスとラセルは倒れた。

 

 そしてマッギリールは俺に振り向き言った。

「今度はお前だ」


 俺は戸惑った。

「何あれ! 凄い威力だ!」

「前の技に磨きをかけたのね」


 素早く俺に向き直ったマッギリールは同じ技を俺に放った。

 かわせない!

 

 憑依したナターリアも。  

 彼女の回避力を持ってしても。


「ぐあ!」

 俺は胸を右腕を切られて血を流し倒れた。


「快人君!」

 俺は気を失いそうでナターリアの声だけが聞こえた。


「ごめんなさい! やっぱり私が連れてきたのが悪かったのよ!」

 その時、俺の体に理由が分からない様な力が沸いてきた。


「はあ、はあ」

 ぜいぜい言いながら立った俺に皆驚いた。

「立った!?」


「はあはあ……君は守りたい物の為に戦ったんだろ? なら俺は全力でその手伝いをするだけさ、俺はまだ死なないぞ」


「え、ええ! あの技をまともに食ったら私やマーガス達もしばらく立てなかったのに。それに私の操作ではなく自分の意思と力で動いてるわ!」


「うおお!」

 気を取り直した俺は素手でマッギリールに殴りかかった。


 マッギリールは驚いた。

「何だこいつ! 白い光が全身から! こいつも勇者なのか! なんだこの得体の知れない力は!」

「はっはっ!」


 でも俺の体には確かに謎の力が宿ってるけど、動き自体は遅い。

 剣道初心者って感じ。


「何だこいつ? 動きは遅くて隙が多いが一発一発がすごい力だ! 避け損ねたら危ない」

 俺は思った。


 この光を武器に変えられないかな、よし!

 俺は左手を前に出すと光の圧が飛んだ。

「ぐあ!」


 マーガスは叫んだ。

「あれ、勇者しか使えない技だぞ!」


 ナターリアも驚いた。

「何故貴方が勇者の波動を⁉️」


「何か『使えるような気がした』んだ。まぐれだろうけど。でも、俺は代わりの勇者になるって決めたんだ! こんな所じゃ倒れない」


 さらに俺が手を前にやるとオルン戦で出した放射型白炎がすごい勢いで出た。

「ぬあ!」


 完全に直撃は出来なかったがオルンの脇腹の鎧を焦げ付かせとかした。

「何だこいつは! こいつはここで潰さなければ駄目な男だ」

 猛然とマッギリールは攻めてきた。


「わっわっ!」

「ここは私に任せて」


 瞬時にナターリアが俺を動かしマッギリールの猛攻を防いでくれている。

 でも俺の体がオーバーヒート寸前だ。

「待てっ!」


 そこへもう一人戦士が現れた。

 マーガスが叫んだ。

「フォルスター!」


 えっ? 話に出ていた仲間?

「フォルスター?」

「マーガス、何だ?」


「いや、お前なんか雰囲気が、短期間しか別れてないのに」

「まあ、そう気にするな」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ