対決魔王
ついに俺達は魔王城に来た。
普通に考えると道中や城前に罠や手下がいるはず。
ところがいない。
ばっと門が開いてそのまま中に入れた。
メンバーは俺、海斗、ナターリア、マーガス、フォルスター、キルビル、ラセル王子、そして何とアッサム様とドクロコブラヒメだ。
「ようこそ」
ずしんずしんと五メートルの巨体を震わせ、ついに魔王ザンブラーが現れた。
みなごくりと唾を飲む。
「アッサム、久しぶりだな」
「私は皆のアドバイザーとしてきただけだ」
「さてと、約束とおり儂一人で相手をしてやるか。さあこい」
「本当に一人みたいだ」
海斗が前に出た。
「皆、海斗を最前面にして戦うんだ」
俺もちょっと海斗の力みたい。
「ほう、お前が人違いではない本物の勇者か、ではじっくり力を見せてもらおう」
しばしのにらみ合い。
そしてザンブラーは右手を海斗めがけ振り下ろした。
さっと飛んで避ける海斗。
ザンブラーのパンチが床にめり込んだ。
「くっくく」
「パンチ一発であの威力……!」
なおもザンブラーは海斗を掴もうと手を振り上げる。
しかし海斗はすごいスピードでかわした。
「魔王の力もすごいけど海斗のスピードがすごすぎる」
「魔王の攻撃は見きれないほど速くはないけどパワーがね」
「ふふっ」
魔王はにやりとした。
こんなの小手調べとばかりに。




