八雲家の日常5
「前の罪袋とは違うの」
「どういう風に違うのですか?」
「それは、今までの罪袋よりも紳士的なの」
「紳士的というと?」
「ほら、今までの罪袋ってすぐに私たち幻想郷の人間、妖怪に近づいたり、全身全裸じゃない?」
「そうですね、私も以前、罪袋にあったことがありますが全身全裸でした」
「それが最近の罪袋はちがうのよ...」
「紫様が言うのならすごい変わっているのですね」
「最近の罪袋は全身スーツでしかも落ち着いているの!」
「そんなに変わっているのですか」
「ほら、変でしょう、少し外に行って見なさい」
「わかりました」
そうして、私はしばらく外に出て散歩も兼ね罪袋を探しに行きました。
そんなに最近の罪袋は変わっているのか、私の知らないところで何か起きているのでしょうか。
幻想郷は大変広いです。
最近は、神社とか寺ができたと聞きました。
色々、気になることがあるこの世界が私は好きです。
紫様、藍様がいるこの世界が好きです。
そんなことを思いつつ、しばらく歩いていると気づいたことがあります。
とうとう、春から夏に変化しいるのです。
最近暑いと思っていましたが、とうとう幻想郷も夏になったと思います。
もうそろそろ夏服に変えましょう。
そんなことを思った時です。
誰かが話しかけてきました。
「お嬢さん、ここら辺に村はありますか?」
「これが罪袋...」
「どうかされました?」
「いえ、ここら辺に村はありませんよ」
「そうですか、どうもありがとうございました」
あれが罪袋、確かに全身スーツで言葉も丁寧、何よりも下品ではありませんでした。
あの罪袋に何かあったのか気になります。




