引越しです
今回は短いお話です。
--- 引越し -----
今日は1年間留学するドナルデン王国王都での住まいを探しに来た。
一応皆で住むという事で邸宅を借りる事で話していた。
一緒に住むのは、
俺とハーティ、ラシル、サーニャ、キリト、エルカ、エアリーシャにマニティだ。
サーニャ
「この前魔物を売ったお金だけど、殆どがカティが倒したものだよね。
カティ本当に使っていいの?」
カティ
「大金貨15枚、、、皆で使おうよ」
エルカ
「お風呂は欲しいわね。カティにお風呂いれてもらってから、お風呂なし生活には戻れないわ」
キリト
「お風呂・・・・・学院の寮でどんな生活していたの・・・
贅沢し過ぎだよ―――」
キリトは不満と驚きを隠せない表情になってる。
エアリーシャ
「従者の方達はどうします?」
カティ
「一緒か、従者の方用の住まいもお願いしようかと思ってたよ。
今回のは想いもしない収入だし全部使ってもらっていいと思ってる」
サーニャ
「大金貨10枚に抑えて、家具とか他にも回しましょうよ」
「賛成」・・・・
「それも楽しみ」
住む所は事前にギルドに相談していた。
俺達はギルドに紹介して頂いた、カルモン商会を訪ねた。
街の中心に位置する商会で、訪ねるのは本社だったが、幾つもの支社やお店があるようだった。
本社はかなり目立つほど重厚な建屋で、中に入ると大きな空間が広がっていた。
ぽつんと中央にある受付にむかった。
受付で用件を伝え待っていると綺麗な小柄の女性が現れた。
「カティさんですか、お待ちしておりました。
カルモン商会、会頭のファニシアと言います。
よろしくお願いします」
「本日はこの王都での物件を探したいという事でしたよね。
王国のギルド長より連絡をいただきましたよ。
私達も誠意を込めて応対させていただきますね」
「よろしくお願いします。大勢で来てしまいすいません」
俺は転移できたので8人で移動し、そのまま全員で照会に訪れたのだった。
ちょっと多すぎるかなって気になっていた。
「ドナルデン学園に1年間留学され、その期間のお住まいと聴いております
学園に近いところがいいでしょうか?それとも・・・」
「私の従魔と8人が住める家を借りたいのです。
後使用人が2人いるので、そういった考慮も可能でしょうか?」
「8人ですか・・使用人2名に 従魔は・・・」
「小熊位と200kgくらいの大型従魔ですね」
「200kgですか・・・」
200kgというとライオン位だが 従魔としてはそれほど大きいサイズでもないらしい。
「では早速物件についていくつか周りましょうか。」
「その前にこれを見ていただけますか」
俺は自分の家 スターバル商会で取り扱っている。
魔導リングを取り出した。
「これは、買取でしょうか?取引をできればという事でしょうか?
綺麗ですね。仕上げも、、
虹色に光っているのも高級感がありますね」
もの凄く興味を持っていただけたようだ。
出だし順調。
俺は行く先々で商品を売り込んでいた。
ここで得た資金は、将来絶対必要と思っていたからだ。
世界規模で起るかもしれない災いに対応するためだ。
「取引です。実家がロマニカのスターバル商会なのです」
「これは魔法付与ですよね。装着してみてもいいですか?
かなりの金額で売れそうですね」
「はいどうぞ攻防の効果が付与されています」
ファニシアさんは装着するなり驚いていた。
「なっ、、、何なのですかこれは・・・実感で判るって、、、」
この他いくつかの商品を紹介し、スイフト兄さんに知らせておいた。
「ファニシアさん。ありがとうございました。
後からスターバル商会よりご連らあくさせて戴きます。
時間とらせ申し訳ありませんでした。では、物件へお願いいたします」
「いえいえ。大変有意義な提案でした。
これを、お借りしていいですか?担当者に見せたいのです」
居ても立ってもいられない様子で、ファニシアさんは魔導リングに夢中になっていた。
物件については、別の担当者が案内してくれるそうで
戻ってから契約する際にまた会いましょうとファニシアさんは
足早に奥に下がっていった。
暫らくすると担当者らしき人が現れた。
俺達を見て少し残念そうな顔をしていた。
パニシュ
「不動産担当のパニシュと申します。学生さんですよね・・・
ふむ 8人ですか・・・では近くに良い物件があります」
俺達の意向を聴いているのか・・・
学生だからここって感じかな。
1件目の物件はかなり汚い狭い物件であった。
しかも部屋はかなり狭いし二つしかない。
物を入れる所や、お手洗いさえなかった。
「学生さんにはこの物件が向いていると思います」
一応参考までに価格聴いてみるか・・・
「すいません、この物件で1年だといくらですか・・・」
パニシュ
「借りるのは1年だけですか・・・」
学生だから長く借りると思ったのかな・・
更に表情が険しくなっていった。
「1日当たり大銀貨3枚。
1年で金貨1枚と小金貨1枚になりますね」
もう決めなよって感じの目に見えた。
・・・
後、端数切り上げていないか?
どうやらパニッシュさんは人を見て判断するのかな・・・
ファニシアさんに何も聞いていないのだろう。
魔導リングの事でいっぱいそうだったしな。
もう一度確り伝えてみるか
「こちらの希望をもう一度伝えますね。
私の従魔と8人が住める家を借りたいのです。
従魔は小熊位と200kgくらいの従魔です。
後使用人が2人いるので、そういった考慮もして欲しいのです」
パニシュ
「えっ、、、使用人・・・8人ですか・・使用人2名に 従魔は・・・
申し訳ないのですがご予算はお幾らなのでしょうか?」
皆で顔を合わせる。
「前言ってた感じでいいよね。この前の魔物討伐のを当てるって事で・・・」
「うんうん」・・・
「パニッシュさん、予算は1年で大金貨10枚までなら大丈夫です。」
パニシュさんの顔色が変わった。
やる気が露骨に上がったのを確認できた・・・
「大変な失礼をいたしました。
このような物件を紹介した事を深く深くお詫びいたします」
その後大邸宅に幾つか案内されたよ。
最初の物件は学園の近くだったけど・・・贅沢しているとか変な噂が立っても困るので他を探してもらった。
次の物件は、建物鑑定すると以前に札事件があったようなのでこれも却下。
結局数件回った最後に案内してもらった物件で決定した。
皆の部屋。個室が十分に取れる物件にしました。
ちなみに従魔も、邸宅の中で暮らす事に。
リルにも確信させるために呼び出すと・・・
パニシュ
「従魔は えっ えーーーーー こっこれは 」
もの凄く驚いていました・・・
何処に行っても大概こうなる。
「リルどうかな」
リル
「全く問題ないというか、これまでより以後事がよさそうだ」
パニシュ
「ひぃーー従魔が話している・・・・」
いいリアクションだ。(笑)
決定後にカルモン商会に戻るとファニシアさんが走ってきた。
「カティ殿、、、すごい評判だったよ。
この借りた便利な棒もすごいね。
スイフト殿とも話しましたがもう楽しみでしかない。」
ファニシアさん、、興奮しすぎですし、、、殿に変わっていた。 (笑)
カティ
「よかったです。ファニシアさん物件が決まったので契約をお願いしたいです」
ファニシア
「おお何処に決まった。」
パニッシュ
「これですね。1年間契約だと大金貨7枚の物件です」
ファニシア
「そうか、、、無償でいい。無償で貸し出してくれ、商会がお金を持つ事とする」
パニッシュさんキョトンとした顔から
驚きの表情に・・・
「なっなっ えーーーーーーー。えーーーーーええーーーー」
リアクションとしては満点だった
その後俺達は引越しも終え学園への初登校を迎えた。
ドナルデン王国学園は、サントモーリシャス魔法学院の半分ほどの規模だろうか
朝、指定された時間より早く向かったのだが、声をあげて行進をしている学生が目に入ってきた。
結構自由な校風だったサントモーリシャス魔法学院にたいして・・・・
軍隊みたい・・・
一気に不安が押し寄せてきた。
お読みいただいた方、本当にありがとうございます。
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