ドッジボンの森でレベル上げ
短めの話です。
学園との交流迄残りひと月。レベル上げに集中するようです。
もう一つの作品は目次に飛んで▽の下。同じ世界の二つの物語からお願いします。
――― ドッジボンの森でレベル上げ ―――――
ここイシュグランド王国の、学院があるエクスワンの街から1時間ほど走った先にドッジボンの森がある。
俺達は、このドッジボンの森にやってきた。
かなり大きな森だが 見渡す限りずっと土塁と堀で囲まれていた。
その前に小さな屋台街が出来ており、宿もあるようで賑わっていた。
ここドッジボンの森は中級者から上級者、それ以上の軍隊迄鍛える事が出来るほどの森で、中央に行くほど魔物は強くなっていく。
最深部迄辿り着いた人はいないと言われるほど層が厚いらしい。
森に入って500m程奥に行くと、至る所に黄色に着色された木の杭が建てられているらしい。
その前をグリーンエリアと呼んでおり、普通はそれより先の奥にはいかないそうだ。
その黄色の杭から先はイエローエリアとなる。
イエローエリアはその杭から奥側へ2kmの範囲となっていて、かなり広い範囲だ。
このイエローエリアでも奥に行くほど魔物は確実に強くなるらしい。
更にその奥に、今度は赤に着色された木の杭が地面に打ち込まれている。
そこから、更に2kmがレッドエリアだ。
レッドエリアの奥については現在許可が出ていない。
入ったものが戻ってきたのを聴いた事ないって噂もあるほどだ。
また森に入ること自体は、こうやって屋台街がある場所からのみ出入りが許可されている。
他の場所から入る事も禁止されているのだ。
そこまで細かく決められているのは、それほどこの森が危険という事を物語っている。
俺達は、レベルの個人差もあるので、今回は別々魔物を狩って鍛える。
そこで役に立つのが・・・・・・
ババ―――――ン
便利な棒3だ!!
3という事で、、、そう、またバージョンアップしたのだ。
付け加えた機能について説明しよう。
便利な棒2で追加したマップ機能に、仲間がいる場所が判る機能を付けた。
GPSみたいな正確さはないけど、魔素振動の伝達速度を利用して方向性と距離が判るようにしたのだ。
魔素の伝達は音速よりはるかに速い。
その魔素速度は周波数と速度を合わせると一定するので、
それを活かしアンサーバックで信号が戻る迄の魔素個数をもとに距離を割り出す。
これを利用して浮き出るボードに位置をマップ表示させた機能だ。
更に索敵と同じような原理で、使用者の魔素を少し貰って波紋のように魔素を送り出すと魔物の魔素と打ち消し合った場所を検知し魔物がマップ上に赤い点で出るのだ。
仲間は緑の点ででて名前も出るので、バラバラに行動しても確認ができるわけ。
バージョンアップはこれだけではなく、魔物の鑑定もつけたよ。
ただし、魔物名とランクが出る程度。
これもマップにそのまま出るので、事前に察知して動ける。
便利な棒とは別に、冒険者用の察知魔導具として売りにだそうかな。
閑話休題
いよいよ森の中に入る事にした。
今のメンバーのレベルと職業が以下の通り。
レベルと 職業+職業レベルだ。
エルカLV28 白魔術師LV1
アレクLV34 剣士LV2
クラスLV45 大槍士LV1
エアリーシャ LV25 魔導士LV1
サーニャLV33 大剣士LV1
キリトLV43 剣士LV3
カティLV68 大剣士LV1
マニティLV30 聖戦士LV1
結構皆ダンジョンで強くなってるよ。
森の入り口には結構な数の人がいた。
「左右に分かれて行こうか?」
カティ
「俺は一人真ん中を進んでみるね」
後からギルドで落ち合う事となった。
魔物の倒した数で競争する事に・・・
キリトとエルカが
アレクとクラスが
エアリーシャとサーニャとマニティが一緒に行動する事となった。
4チームに分かれて行動を開始した。
俺は最初に目的があった。
剣士から大剣士に職業を変える事で何が違ってくるかを知りたかったのだ。
先ず変わったのは、攻撃力と俊敏さに違いは出ていた。
だが、職業で大きく違ってくるのは技とも思っている。
スキルがどう伸びるか。ここに期待をしていたのだ。
丁度試すにはいい相手。
斜め前に3体
B級 ブラックボアだ。
イノシシ型の魔獣で 水 火系に弱い。
魔法でサッと倒したいところだが、剣技を上げたいので火をエンチャントした剣で、
攻め込むと同時に一気に首を切り落としていった。
「パシュ――――シュシュ」
成る程、、、剣技は訓練や教育で上がる分や技があるが、それとは明らかに違う部分。
無意識領域というか、感覚でも判っていない部分で切れ味が明らかに上がっていた。
もし前の剣士の職業の自分と戦ったら、ジワジワと差が出てくるだろう。
他の冒険者を避けつつ、数体の魔物を対峙しつつ前に住んでいくと
程なくイエローエリアに着いた。
聴いた通り、黄色に着色された杭が、等間隔で打ち込まれていた。
さっきのグリーンエリアで、魔物は B級やB+級が出ていたので、
ソロで倒すには中級冒険者では無理と思えた。
ソロで無難に進むには、Aランク以上の冒険者でなければ厳しいだろう
イエローエリアに入る事もあり少し移動速度を落とした。
それと同時に前より素早く移動してきた魔物2頭がいた。
A級 ブラックベアだ。
俺の目の前で申し合せたかの様に、左右に綺麗に別れ、
同時に前足を振り下ろす事にによる斬撃が飛んできた。
これを剣で受け流し様子を見る。
次は目の前を覆うように火魔法の攻撃が来たかと思うと、一方のブラックベアより、
闇魔法による闇槍の3連が放たれた。
火魔法を目隠しに使ってからの、かなり考えられた攻撃連携だ。
俺は、本能に近い感覚で瞬移で上方に躱していた。
この2頭のコンビネーションに驚かされる。
瞬移がなければ喰らっていただろう。
俺はブラックベアの放った火魔法を利用し、風をエンチャントした剣で渦状の斬撃を放った。
これにより火魔法は広範囲に爆発させたような状態で拡散していった。
ブラックベアは自分の火魔法が戻って襲ってくるとは思わなかったのだろう。
首を嫌がる様に横に向けた。
そのチャンスを活かすように、俺はあえて縮地で威力をのせた剣技でブラックベアの首を貫いた!
「ドーーーーン」
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