目立たないようにしてる?・・・
こんにちは。バッカス工房のアイシャです。
昨日の夜、便利な棒でカティに連絡したわ。
相変わらず鈍いの。
鈍さに加えて会えないから、その内押しかけようと思っているわ。
それはさて置き、魔法試験大丈夫かしら?
やりすぎを心配しているの・・・
――― 魔法学院入試(6) ―――――
うーーーーん
久しぶりに背伸びをしながら起きた。
実技に落ちた割には気持ちがいい目覚めだった。
昨日皆と話すの楽しくて、よく寝れたのかな。
皆ありがとう。
さて気分一新、今日の試験は頑張るぞ!
朝の食事を宿でとっていた。
今日は魔法試験だけなので少し遅い時間にはじまる。
このポテトと何かの野菜と肉を潰して焼いてあるの、塩加減もちょうどで最高に旨い!
食べていると・・・
「すいません。昨日見てました。頑張ってください」
「ありがとうございます」・・・・
昨日からこのやり取りが多い。
今の時期は試験を受けに来た人ばかりだからな。
当然街中ではオレを見た人も多い、、、目立たないが難しい・・・
今度髪切るかな(今も腰ほども長いストレートです)
魔法の試験会場は学院の横にある小高い山の山裾だった。
標的の丸的が沢山置いてある・・・
見たことがある魔力鑑定の水晶も置かれていた。
(;´∀`)
会場に行くと剣術の時より多いくらいか・・・
この会場で2500人くらいはいる。
今では沢山の学科が増えたとはいえ魔法学院だからか・・・
魔法が得意な人が多いのか憧れなのか。
一般の受験者だけで4000人近くいそうだな。
試験受講の手続きをするとA-Gまでのごループに分けられた。
俺はEグループになっていた。早速Eグループの場所まで移動だ。
エルカだ・・・
「おぉーーーい」
「あっカティどのグループだった?私はEだったよ」
「同じだ」
よかった
2人で向かうのは少し安心できるな。
こうやって話していると、昨日見ましたっていう握手は来ないw
Eグループの会場に着くと、間もなく説明が始まった。
「Eグループの方。全員お集まりでしょうか。ではさっそく試験を始めます。
先ずは試験内容を説明しますのでよく聞いてください。
第一次試験は適性検査です。
攻撃系魔法を選択される方達は、あちらの的のある会場へ向かってください。
それ以外の人は水晶判定へ向かってください。
合格を言われた方は会場にそのまま残っていてください。
不合格になった方は、肩に赤い魔法の光がともされますので、早めに退出してください。
2次試験も同じ場所で行います。では開始です」
俺もエルカも攻撃側を選択した。
ここの試験も確りしているな。
攻撃力だけが魔法じゃないから、回復や結界系の人は水晶とかで判断するのだろう。
攻撃試験の会場には直ぐについた。
火魔法の人が多いのかな、エルカの得意も火魔法らしい。
ただエルカは回復もできるから、どちらが良いか悩んだみたい。
攻撃魔法の試験会場では25m程離れたところに、割と大きめ直径1m程の的が置かれていた。
試験官
「的を狙ってそれぞれ、得意な魔法で攻撃してください。
全部で5発放っていただきます。
最初の3発は速度と的への正確さを見ます。
この時点で不合格になる方もいます。残る2発は威力と速度です。
途中で属性を変えるのも問題はありません。質問がなければ始めます」
何人かが魔法を打ち始めていた。
「12番サンドラです。火魔法行きます」
試験管「はじめ」
「火の精霊よ、我が手に集い来たれ・・・ 火球」
ポンーーーー 魔法が大きく弧を描いて
パシィ・・・
あれ?
「カティどうしたの」
「あれが詠唱?」
「そうよカティ―は詠唱しないの?」
「でもこの試験は魔法の正確さと、開始されてから当たるまでのタイムで決まるみたいだから詠唱破棄のほうが有利だわ。
私は詠唱破棄がやっとできるようになったの」
「詠唱破棄は、魔法名をいきなりいう感じだよね」
「そうよ」
エルカは何故そんな質問をって感じでキョトンとしていた。
エルカより先に俺の順が来た。
「次」
「95番カティです。火魔法行きます」
試験官
「はじめ」
俺は無詠唱で 高速火弾を放った。
「パパパン」
・・・
「95番どうしましたか?始めてください」
「不合格になりますよ」
「終わってます」
ガヤガヤし始める
「俺見えたよ・・・ものすごいスピードで真ん中貫いていたような」
「無詠唱?」
「いや打ってないだろ」
試験官
「ちょっと・・・打ったのは事実ですか?」
「はい」
試験官が的に調査に行っていた・・・
試験官3人
「信じられない」
「穴が開いてますね」
「どうします」
「こんな魔法見たことないな。これ実践だと怖いですね」
「無詠唱で殆どの人が見えないほどの高速・・・ゴクリ」
試験官3人が戻ってきた。困惑の表情をしている。
試験官
「95番合格です。続いて威力重視の魔法を2発お願いします」
カティ これ大丈夫かな・・・
後ろの壁は防御魔法が掛かっていて、宮廷魔術師でも傷がつかないって言ってたし・・・
でも、丁度的に合わせた火弾にするか・・・
試験官
「はじめ」
手を的に向け無詠唱で高速火弾を放った。
威力は抑え気味、的の大きさだ。
-- 試験官目線 -----
もしかするとこの子が、昨日の剣術試験で問題起こしたバケモノ娘か・・・
先ほどの魔法も無詠唱だったとすると・・・
まさか威力重視も無詠唱で放ってくるかな。
私も魔術師だし教員でもあるが、あれほどの魔力を感じる生徒に出会ったことがない。
うちに入学して来たら先ず魔力を抑える方法から覚えてもらおう・・・
ゴクリ・・・何故か私たち試験官の方が緊張する・・・
では放ってもらうか
覚悟して号令をくだす。
「はじめ」
95番の彼女が手を的に向けたと思ったら光が一瞬で通過していく感じが見えた。
「ズドーーーーーーン」
そして的は綺麗なリングのように淵だけを残し中央は無くなっていた。
私の身体が震えているのが判った。
これは恐怖だろうか・・・
とんでもないよ。
少し冷静になってから見ると、後ろの壁、防御耐魔法障壁が的と同じ大きさの穴が空いている。
どこまで続いているのだろう。
淵が溶け煙を放っていた。
他の2人の試験官も震えている。
受験生達も目の前の光景が信じられないというように無言で立っていた。
「ご・・・合格です」
2次試験は魔法模擬戦だけど・・・
この娘無試験通過でいいよね・・・
直ぐに協議必要だよ。
私模擬戦試験官だけど、対戦したら多分死んでしまう・・・
――― 試験会場 ―――
会場は静まり返っていた。
ひとりの子の腰が抜けたのか尻餅をつく。
どたっ
「ワ――――――」
「凄い」
「魔法なのかあれって」
またやりすぎてしまった。
本気の威力にしたら・・・どうなるのか・・・抑えてよかったよ。
「カティ、、、わたし脚が震えてるんだけど」
「ごめんエルカやりすぎた」
その後、エルカも無事合格し2次試験の魔法模擬戦となった。
試験官
「これより攻撃魔法を選択した皆さんは魔法を使っての模擬試験に移ります。
ここには魔法結界を張ったので威力は1/10以下になります。
更に腕にも1/10の威力になる腕輪をはめていただきます。
また治癒魔法士が多数控えていますので安心してください。
全て魔法だけの打撃で90秒間・・・」
魔法はつまり1/100の破壊力に落ちるのか・・・
少し安心した。でも威力は極力落そう・・・
俺のところに一人の試験官が歩み寄ってきた。
試験官
「95番来てくれるか。君はこの試験を受けなくてもいい。合格だ」
喜んでいいのか? (・。・;)
翌日に学院の正門に張り出される感じで合格発表があった。
受験番号だけが掲載される仕組みで同じだ。
(ネットはないしね)
あれっ ない
キリト「カティ! 合格おめでとう。俺もエルカも受かってたよ」
エルカ「これからよろしくねカティ」
「見てたけど、、、俺の番号は無かったよ。数字順だし抜けてる」
「向こうの 特別枠の教室に番号あったわよ」
「特別枠?」
「30人までは特別枠となり、教育や施設利用含め優遇されるの、私達とサーニャの名前もあったわ」
その時・・・
『ルルルルルルーーーー プルルルルルルルーーー』
『はいカティ―です』
『ロックだ! 緊急連絡だ! アメリアの件で調査に行ったミッポからの連絡が途絶えた。
いまランディー達と何人かがラルクアへ調査に向かっている。お前はまだ心配しなくていい。
また連絡する・・・』
ミッポさんが・・・・
次は 第3章 です
お読みいただいた方、本当にありがとうございます。
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