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転生種族

では早速【進化の神殿】へ・・・の前にアーテルたちを再【召喚】する。


「クルーッ!」


「がおっ!」


「ピュイー!」


「だう!」


「マスター! ゴ無事デスカ!?」


呼び出した途端、俺はアーテルとアウルからの突撃を受け、カイザーから心配の声をかけられる。レオーネとフィオレを呼び出したアテナとアルマも似たような感じだ。


・・・あ、やべ。そういえば21階で【グリムリーパー】にやられて、アーテルたちが強制【送還】されてからそのままだった。そりゃあ、心配もされるか。


「すまなかったな、アーテル、アウル、それにカイザーも。こっちは無事・・・でもなかったか。敗北して1階に戻されたが・・・それも元々、覚悟の上だっただろ? 大丈夫さ」


アーテルたちからすれば、一瞬でわけも分からないまま場外へ弾き飛ばされたようなもんだからな。アーテルもアウルもカイザーも頼りになる仲間なことは間違いないのだが、唯一絶対の弱点が主である俺だということを改めて認識させられた戦いだった。


いくらアーテルたちが強くなっても俺が倒されては意味がない。俺ももっとしっかりしないとな。


その後、なんとかアーテルたちを落ち着かせて、俺たちは【進化の神殿】へと向かったのだった。


===移動===>【進化の神殿】


「ようこそ、【進化の神殿】へ。本日はどういったご用件でしょうか?」


俺たちを出迎えてくれたのは前回と同様、女性【天使】のレリエルだった。相変らず柔らかな微笑みを絶やさず、優しい声色で語りかけてくる。


「今日は【転生】するために来ました」


俺も速やかに用件を伝える。・・・自分で言っておいてなんだが、改めて言葉にするとすごいセリフだな。これから生まれ変わります!って言ってるわけだし、種族によっては、【人間】をやめます! という事でもあるわけだしな。


「わかりました。それではまず、貴方がたが【転生】できる種族を確認いたしましょう」


レリエルはそう告げて俺たちを前回同様、神殿内の執務室のような場所へと案内した。


俺たちの前には前回同様【進化の宝玉】がある。コイツに触れると、自分が現在取得できる【種族スキル】と【転生】できる種族が確認できる。・・・とはいっても俺の現在の種族、【人間】には【種族スキル】が無いので、俺が確認できるのは【転生】できる種族の項目だけなのだが。


何にせよ、まずは俺とアテナ、アルマが早速、【進化の宝玉】に触れ、各自で【転生】したい種族を確認する。アーテルたちはまた後で。


種族リストを見ると・・・相変らず色んな種族があるなぁ。


これだけ数があると目移りして迷いそうだが、惑わされてはいけない。


このゲームにはそれぞれ色んな目的でプレイしているプレイヤーがいる。戦闘、生産、農業、遊戯、機械、ファッション、モンスターとの触れあい、ギャンブル、レース、アイドルなどなど、様々だ。・・・今思ったが、このゲームってどういうジャンルのゲームになるんだろうか? オールジャンル?


ま、まあそれはそれとして、プレイヤーが選択できる種族は、各々がやりたいことやるために多種多様に用意されているのだ。


つまり、戦闘メインである俺が、非戦闘向けの種族を選んでは本末転倒ということだ。


ただし、戦闘といっても戦い方はこれまた様々だ。【武術】系、【魔法】系、【兵器】系、モンスターの【眷属】や【精霊】の【眷属】と戦う場合もある。プレイヤーが使用できる武器もたくさんあるし、それぞれ戦い方はプレイヤーによって千差万別だ。


そして、それぞれの戦いに合わせた【種族】を選べばさらに強くなることができる。


ゲームを始めたばかりのプレイヤーは、平均的な能力の【人間】を種族に選ぶ者が多いそうだが、ゲームに慣れ、自分の戦闘スタイルを確立したプレイヤーたちは続々と【転生】を行っているとの情報もある。byラング。


俺たちも負けていられないわけだ。


戦闘向けの種族については【インフォガルド】の協力の元、既にリサーチしてある。・・・とはいっても、俺の戦闘スタイルからして悩みに悩みぬいたわけだが。


例えばステータスが高い【竜人】・・・しかし、【竜人】種族は【眷属】との相性が悪い。


では【魔法】系スタータスが高い【魔族】・・・しかし、今度は【武術】系のスキルとの相性が悪い。


それでは【天使】・・・補助系が得意なのでステータス不足は補えるが、常時というわけにはいかない。


ならば【エルフ】・・・【精霊】との相性が良いが、やはりステータスがネック。


いっそのこと【マキナ】・・・いわゆるアンドロイド。ステータスは高く【兵器】との相性が良いが、今度は【魔法】がね。


こんな感じでどの種族も一長一短、あちら立てばあちら立たず。なまじ俺がいろんな戦い方をするせいでどこかに特化すればどこかが弱くなるんだよなぁ。


・・・サ〇ヤ人とかナ〇ック星人とかあったら即決したんだけどな(笑)


他にも【転生】すれば【転生】前のステータスやスキルも引き継ぐことができ、また【転生】は回数制限はあるがまた行うことができるので、それを踏まえた上で何度も【転生】すること前提の種族を選ぶという方法もある。


時間がかかりすぎる上にレベリングが大変というデメリットもあるが・・・例えば【竜人】→【魔族】→【天使】→【人間】のような【転生】をしていけば全てのステータスが高い最強の種族を()()()()()ってことだ。


ちょーっとばかり、気の長い・・・長期的な計画が必要だが。目先のことを考えてしまう俺にはちょっと無理だな。俺の目的はあくまでゲームを楽しむことだし。


いっそのこと、また【人間】に【転生】するという手段もある。ステータスが引き継がれるから、今以上に強くなれるのは間違いにない。逆に特化したものがないのと【種族スキル】がないのがネックだが。


俺もそれは考えたんだが・・・しかし、そこはほら・・・妥協したら負けというか、守りの姿勢に入るのはどうかというか・・・な?


あとは・・・特殊なアイテムや条件でなれる特殊な種族というのもある。


実はカオスの奴の種族・・・【神人】になれるかどうか確かめてみたのだが、残念ながら俺の選択リストには【神人】がなかった。やはり特殊な種族なのだろうと、【インフォガルド】にも協力してもらってリサーチしたのだが・・・【神人】になる方法はついぞ見つからなかった。


・・・カオスの奴は一体、どうやって【神人】になったんだ? まさか不正とかじゃないだろうな? さらに言うならアニスの【封印の精霊】やアギラの【ラグナマキナ】という【種族】も見つからなかった。・・・奴らの謎がさらに深まってしまった。


まあ、それはともかく・・・【転生】する種族に関しては、現状の俺にできる時間と労力と権力とコネとその他もろもろを使いまくって調べまくった。


そして・・・俺は決意したのだ!!


「【転生】する種族は決まりましたか?」


レリエルが語り掛けてくる。俺たちは・・・


「ああ!」


「決まったわ!」


「はい!」


自信を持って答える。


アテナとアルマも【転生】する種族を決めたようだ。


俺たちが【転生】する種族。


それは・・・











次回に続く!!

(*・ω・)*_ _)ペコリ


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