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母の名前

私は、昨日帰ってきた父の正体を知ることが出来なかった。とても悔しい気持ちに駆られながら、ベビーシッターが私の朝ごはんを作ってくれてるのをじっと見る。このベビーシッターも何者なのか分からないし、信用できるか分からないからだ。そう思いいたったのには、理由がある。私が睡魔に負けて寝た後にまた扉が開く音がして飛び起きたらベビーシッターが速めに来ていたからだ。まぁ今日は、母が家を出る時間が早かったからだが。しかし、なぁんだと思って寝ようと思った次の瞬間に秘密を家の中で漏らしたのだ。ベビーシッターは、こう言っていた「なんであの人あんな芸能名にしたんだろう?ねねこ?馬鹿みたい。山下愛莉(やましたあいり)なんて可愛い名前を持ってるんだからそのまま使えば良いのに…私の名前なんて轟紫藤(とどろきしと)なのに!!要らないんだったら私にちょうだい!!はぁ~」と。ちなみに前のベビーシッターの中川美幸は、出張に出掛けてしまったのでしばらくこの轟紫藤というベビーシッターに世話をしてもらうことになるだろう。心配だが仕方ないだろう。(はぁ、面倒だなぁ~)

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