最古の魔塔(第一次)
アスロック王国のグルグレン地方に出現した魔塔。『最古』というのは、現存する中ではもっとも古くから立っていたため、そのように呼称された。
歴史上、もっとも古く、或いは長い期間立っていたという意味合いではない。
当初から所有する瘴気が膨大であり、第6階層まで存在していた。第1階層を除いては階層主は竜種ばかりである。竜種は鱗が頑丈であり、爪や牙の攻撃も、口からはブレスや光線、炎を吐くため厄介な難敵であるため、シェルダンには酷く恨まれていた。
主人公であるシェルダンにとっては、いやらしさの塊のような悪意ある魔塔であって、その段階から彼はうんざりである。
第1階層 密林
ハンマータイガーが闊歩し、サーペントといった下位の魔物は外に逃げてしまう、異様な環境。アスロック王国の軍勢を壊滅させた環境。
第2階層 熱岩の岩場
灼熱の瘴気を有し、オーラ無しでは熱波で死ぬ環境。エングマという熱波を吐く巨大グマが闊歩する。
階層主 フレイムサラマンダー
竜種に準ずるトカゲの魔物。炎属性であり、溶岩の中を泳ぎ回る。描写すらされなかったが、聖騎士レナートに撃破された。
第3階層 岩場
ヨロイトカゲやレッドネックが徘徊する。
とにかく敵が多く、シェルダンをうんざりさせた。黄竜も出現する。
階層主 ミラードラゴン
聖騎士の天敵とも言える存在。神聖術のような光属性の攻撃を鏡のような鱗が弾き返す。
神聖術頼みで上がってきた人間の戦力を返り討ちにしようという悪意の表れのような階層主。シェルダンの流星槌による打撃に鱗を砕かれて敗北した。
第4階層 荒野
黒獅子が出現する。その他、クロカミガメや黒檀牛といった、とりあえず黒くて凶暴な魔物が多い。単純にこれら魔物が強くて厄介。特に黒獅子は群れるので厄介。
階層主 ブラックドラゴン
素早く機動し、空中からの攻撃に優れる。突進力もあるので、ゴドヴァンを怖じ気付かせた。
第5階層 神殿
通常の魔塔における、第4階層にあたる。通常の魔物は出現しない。
階層主 双頭竜
どっしりと2本の足で直立し、2つの首から炎と冷気をそれぞれ放射する。動きは鈍いがとにかく硬くて力が強い。
第6階層 祭壇
最上階。階層主のみが出現。
階層主 ヒュドラドレイク
本作史上、もっとも厄介な難敵。無数の首から毒の炎を吐く。それだけでも厄介な上に再生する。この段階でも厄介なうえに、分体を魔塔の外に逃がしており、瘴気を増すための悪政をさせる。そのため、更に厄介なことに、魔塔の中と外で同時に魔核の無い状況を作らないと消滅させられない。
シェルダンが長い家系ゆえに知らなければ、誰も知らなかったかもしれない。




