38話 島に海賊がやってきました②
「ひぇ~!あんなところに島があったんすね~!」
「ふぇ~!あんなところに島なんてあったすかね?」
「ほぇ~!あの島にはお宝が眠っていますかな~?」
「そうだな、あんなところには島なんてなかったはずなんだがな、とりあえず行ってみるか!」
俺たちは今までこの海路を通って来たがあんな島みたこと一度もなかったんだが、まぁそんなのは気にしないで島に向かって見ることにした。
「ほら!もうすぐ島に着くぞ!上陸の準備を始めろ!」
「へい!」
「ほい!」
「はい!」
俺たちは島に近づいて来たので上陸するための準備を始めた。
「それじゃお前らいくぞ!」
「へい!」
「ほい!」
「はい!」
俺たちは島に上陸しようと船から降りて島の中に入ろうとすると
「へぎゃ!?」
「ほぎゃ!?」
1人の海賊が地面の下に消えて行った。いや、これは地面の下に消えて行ったんじゃなく、穴の中に落ちたんだ。
「おい!気をつけろ!落とし穴があるぞ!」
俺はいち早く落とし穴があることに気付き子分達に注意するよう声をかけた。
「それじゃ森に入るぞ!」
俺たちは落とし穴に気をつけながら森の中に入っていく。この落とし穴で少しばかり俺たちに被害が出た。
「おい、ここにまた罠があるかもしれないから気をつけるんだぞ!」
さっきも落とし穴があったのでもしかしたらここにも罠が仕掛けてあるかもしれないので子分達に気をつけるように声をかけた。
「もしかしたらここには先住民がいるかもしれないな」
ここには先住民がいるかもしれないな、あの落とし穴には最近作られた跡があったのだ。だからこの島には先住民がいるかもしれないと考えに至った。
「うぎゃあ!」
「ひぎゃあ!」
「ほぎゃあ!」
俺は森の中を進んでいると後ろから、そして横からも子分達の悲鳴が聞こえて来た。
「どうしたんだ!?」
俺は周りをキョロキョロと見渡し子分達の姿は見えないが子分達にどうしたんだ?と声をかけるが、子分達からの返事はない。
「おい!返事をしろ!おい!聞いてんのか!」
俺は再度子分達に声をかけるが誰からも何の返事もなかった。
「くそ!何だってんだ!この野郎!」
俺は返事をしない子分達にイライラしながらも1人で森の奥に進んでいく。
「はぁ、はぁ、どうなってんだこの森は!」
どれだけ歩いても歩いても森の終わりが見えない。
「くそ!」
森の中を彷徨い歩き続けると次第に足は止まっていき地面に座り込んでしまった。
「わおー!」
「な、なんだ!?」
俺は突然森の中からモンスターの雄叫びが聞こえて来たので立ち上がりモンスターに備えるため剣を構えるが、
「う、うぉ!」
俺は突然飛んで来た何かに吹き飛ばされてしまった。
「ぐ、ぐはぁ、な、なんだ!?」
俺は顔を上げて飛んで来た何かを見て見るとそこには1匹のモンスターが俺の前に立っていた。
「く、くそ、ここでおしまいか」
俺が最後に見たのはそのモンスターの口の中だった。




