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世説新語 on なろう  作者: ヘツポツ斎
名士編 袁州八伯+α

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686/846

羊曼   宴会のごちそう 

兗州八伯 羊曼ようまん

 既出:王導37



貴族らが江南に移ってきたとき、

官職を得たら宴を開くのが

慣例になっていた。


羊曼が丹陽尹たんよういんになった時、

早い時間に到着したものは

豪華なごちそうにありつけたが、

遅い時間に来たものは

残り物にしかありつけなかった。


一方、羊曼の親族の羊固ようこ


自治体長官としては丹陽尹より

三つか四つグレードの落ちる

臨海りんかい太守に任命された時、

かれの開いた宴会は、

早く来ようが遅く来ようが

豪華なごちそうにありつけた。


時のひとは

「羊固さん、

 羊曼に張り合いすぎでしょw


 羊曼のあの率直さに較べると、

 どうしても見劣りしちゃうよねw」

と言っていた。




 江を過ぎりたるの初、官を拜さば、輿に供饌なるを飾る。羊曼は丹陽尹を拜し、客の蚤きに來たる者、並べて佳設を得る。日の晏るる漸く罄、復た精なるに及ばず、隨客は早晚、貴賤を問わず。羊固は臨海に拜し、竟日に皆な美供す。晚きに至りたりと雖も、亦た盛饌を獲る。時論は以て固の豐華なるを、曼の真率なるに如かずと。


 過江初,拜官,輿飾供饌。羊曼拜丹陽尹,客來蚤者,並得佳設。日晏漸罄,不復及精,隨客早晚,不問貴賤。羊固拜臨海,竟日皆美供。雖晚至,亦獲盛饌。時論以固之豐華,不如曼之真率。

(雅量20)




羊曼

王導おうどうさまの属僚として王導さまから「はぁ……西晋時代のあのキラキラした日々が懐かしい……」ってしょっちゅうグチられてた人。つらい。しかもその後蘓峻そしゅんの乱で殺される。報われない。


羊固

清廉潔白で褒め称えられている。むしろどうしてこんな頑張ってんのに「羊曼の闊達さに較べるとしょぼいよねーw」って言われちゃうのかわからない。まぁ、さすがに最終官位からしてもグレードが低いですしねぇ……。

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