兗州八伯 胡毋甫之と劉綏
兗州八伯
胡毋甫之
既出:庾亮20、楽広1
劉綏
既出:庾翼1
兗州八伯。晋書羊曼伝に載る、
イキのいいおっさんたちの集団だ。
そこに挙げられているのは、
阮放、郗鑒、胡毋輔之、卞壼
蔡謨、阮孚、劉綏、羊曼。
このうち郗鑒は既に紹介している。
阮放は、エピソードが、ない。
ここでは、
胡毋輔之と劉綏を紹介しよう。
胡毋輔之は王敦から
王衍、王澄、庾敳クラスのすげえやつ、
と見なされていた人物である。
ほっとくと名言生産マシーンとなり、
後輩たちからボス的な存在として
仰ぎ見られていたそーである。
劉綏は、あの変わり者、劉宝の甥だ。
かれについては、庾敳の弟である
庾琮という人が語っている。
「その振る舞いそのものが
燦然と輝く宝石のようだ」
であるとか、
「かれは千人の中にいても、
百人の中にいても目立つね」
と。
実際のところ、王導さまが
あの王羲之を褒め称えるにあたり
「お前のどこが、劉綏に劣るだろう?」
と、呼びかけていた。
それほどまでに、優れていたのだ。
胡毋彥國吐佳言如屑,後進領袖。
胡毋彥國の佳言を吐きたること屑の如くし、後進の領袖たり。
(賞譽53)
劉萬安即道真從子。庾公所謂「灼然玉舉」。又云:「千人亦見,百人亦見。」
劉萬安は即ち道真が從子なり。庾公の所謂「灼然たる玉が舉」なり。又た云えらく:「千人は亦た見、百人は亦た見ゆ」と。
(賞譽64)
王右軍少時,丞相云:「逸少何緣復減萬安邪?」
王右軍の少き時、丞相は云えらく:「逸少は何ぞに緣りてか復た萬安に減ぜんや?」と。
(品藻28)




